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仮想通貨FXでの手法と考察

はじめに

私は長年外国為替証拠金取引(FX)で取引を続けてきましたが、最近になって仮想通貨FXに興味を持ち取引を始めてみました。

そこで感じたこと分かったことをノートにまとめました。

結論を言うと仮想通貨FXもテクニカル分析は通用します。

現に私が主に利用しているオシレーター系インジケーターRCIの売買サインが機能しているし、その他のインジケーターもFXと変わりなく機能しています。

他にMA(移動平均線)も利用していますが、仮想通貨相場のコンセンサスには変わりなく機能することがわかりました。

次にファンダメンタルズに関してですが、仮想通貨はこれをもろに受けます。

というか株価や為替も要人発言などで大きく変動することはよくあることなので仮想通貨が特別というわけではないです。

例として先日トランプ大統領の「対中関税引き上げ」発言がされた途端、ビットコインやアルトコインの上昇が加速しました。チャートを見るとよく分かります。

こちらはBTC/JPY1時間足のチャートで赤線がトランプ大統領の発言があった辺りです。

その辺から急激に上昇しています。

次に日足です。

こちらを見るとどれだけ急激かがわかります。

これだけの急騰だと利益確定したい人がある程度出てくると思うので、下落も急激です。

トレンド相場であれば値動きの方向へ仕掛けて放っておくだけでもボラティリティの高い仮想通貨ではかなり稼げてしまいます。


実践的なトレード

私が実際にトレードした履歴です。

ちょうどこの記事を作成中の出来事でした。

ちなみにこのエントリーはBTCとETHの上値が重くBTCは一般的なチャートパターンであるダブルトップも形成されていました。

ETHはヘッドアンドショルダーズが形成されていました。

チャートの基本を踏襲しつつ、インジケーターの後押しを利用してエントリーを行います。

エントリーと利幅の画像です。

RCIやMAを利用してエントリーする場合はこちらです。

1時間足



15分足


エントリーのポイントとしては

①MAよりもローソク足は下に位置していること

②すべてのRCIが下降を示唆していること

③なるべく短期MA付近でエントリーすること


このように条件が揃うまでひたすら待ちます。

他にもエントリーパターンはありますが、自由自在にエントリーできるほど器用ではないのでエントリーのタイミングは数パターンに絞っています。

そんなに頻繁にエントリーするわけではありませんし、スプレッドもばかになりません。

それでもボラティリティがあるおかげで数分~数時間で利幅が獲れてしまいます。

エントリーに関しては上記のように行っています。



利益確定について

あとは利益確定、略して利確ですね。

エントリーしても利確しなければ場合によっては損失に転じることもありますからね。

利確には基本的にフィボナッチを利用しています。


フィボナッチとは

フィボナッチ数列とは、レオナルド・フィボナッチの「ウサギの出生率」の研究に由来する不思議な数列です。

フォボナッチ比率とは、その数列の中に現れる不思議な比率のことです。

自然界や様々なサイクルにも現れる不思議なナンバーということでいいと思います。

利確のために利用しているものであってフィボナッチがそもそも何かということは追求致しませんので、興味のある方はご自身でお調べ下さい。

ネットでも多くの情報が取得できると思います。

フィボナッチは、不思議なナンバーなどと言ってしまうとオカルトと言われそうですし、これだけ線を引けばどこか当たるだろうという否定的な意見もありますが、すでに一般的に認知されているテクニカル分析のひとつです。

また、現在ではテクニカルインジケーターの計算や判定にもフィボナッチ比率を取り入れたものも多く、現在のマーケットではいたるところにフィボナッチが登場していますし、実際によくマッチしていると思います。

他のテクニカルの根拠をつきつめても仕方がないようにフィボナッチもそこで相場が反応するから使うでいいと思います。

自分はそう思えるのでフィボナッチを積極的に使用しています。それ以外に理由はありません。

ちなみにこちらがフィボナッチ数列です。

 「0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233…」

 隣り合う数字を足すと次の数字になります。

フィボナッチ比率は、これらの数字にいろいろな事をすると導き出されます。

一般的に使用される比率はこちらでしょう。

 「0.236,0.382,0.5,0.618,0.764,1.0,1.236,1.382,1.618」

この辺りが一般的に使用される比率となります。

すでにフィボナッチを使用している方には見慣れた数字ですね。

0.5は純粋なフィボナッチ比率ではないという記述も見受けられますが、ここは深く考えずに、これらの比率はフィボナッチ比率として意識されているナンバーだと覚えておけばよいと思います。

では、実際の利確でフィボナッチを使ったらどうなるかを見ていきましょう。

先ほどのエントリー画像にフィボナッチエクスパンションを追加したものです。

161.8を越えて長いひげを形成していますが、フィボナッチ比率の箇所でピッタリ止まることもあれば直前で反転したりこのようにオーバーすることも多々あります。

利確は下の方の赤平行線です。

161.8までもう一度下降したら決済しようと思っていましたが、その気配がなかったので、161.8と127.2の間辺りで利確となりました。

ちなみにフィボナッチエクスパンションのラインの引き方は直近スイングを意識してライン引きをしています。

さらにリトレースメントと組み合わせてハーモニックトレードも可能です。

ハーモニックトレードとはフィボナッチ比率を利用してラインを描写し様々なパターンで反転箇所を予想するものです。

ちなみに今回の反転箇所をハーモニックパターンに当てはめるとこうなります。

ハーモニックパターンはブルバットです。

他にもバタフライやクラブなど動物の名前がついたパターンもあります。

すべてフィボナッチ比率に基づいています。

ちなみにこのインジケーターは自作です。

国内外で自分に合うインジケーターを探ってみたのですが、無かったので作りました。

このようにフィボナッチには色々な使い道があり自分としても使いやすいと思っています。


まとめ

①条件が揃うまでひたすら待つ

②利確はフィボナッチ比率で判断する

③為替も仮想通貨もテクニカル通用した


私のトレードでは待つことが本当に多いです。

エントリーするまで"待つ"

エントリーしたら”待つ”

当然エントリーとは反対の方向へ値が進むこともあるので、その時は必ず逆指値を入れましょう。

仮想通貨FXではファンダメンタルズによって突発的で大きく値が動くことがあります。

限られた資金を飛ばさぬよう適切な資金管理をしていきましょう。


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