それで勝てます?マルチタイムフレーム(MTF)分析①
これまでの記事で『マルチタイムフレーム分析』という単語は何度か使ったことがあります。
でも、これを単体で記事にしたことはありませんでした。
なぜか。
いろいろ解説してる人とは意見が違うし、自分で腹落ちしてないからうまく説明できないと考えていたからです。
普通のマルチタイムフレーム分析の説明は、
①長期足の方が短期足より強い
②トレードするにしても日足に逆らっちゃダメ
③長い時間足から複数の時間足を分析して方向性を定める
といった説明が多いと思います。
ちょっとFXをかじったことのある人なら、1回くらいこういう説明を見聞きしたことがあるんじゃないでしょうか。
ただし、どうだったでしょうか。
その説明で利益が出ましたか?
そのユーチューバーの説明で、そのブログ記事の説明で納得できましたか?
私はダメでした。
せいぜいマルチタイムフレーム分析が↑の①②③のような考え方なんだな、て知識でわかった程度です。
自分が突っ込みたかったことは次のとおりです。
まず、①の「長期足の方が短期足より強い」について…
長期足の方が強いですか、でも、ローソク足を根詰めて分解していくと、短い時間足からできていきますよね。秒足、5分足、1時間足みたいな順番で…それなら流れが変わるのもまずは短い時間足からですよね、じゃあトレンドの転換点は短期足から変わっていくのだから、長期足が強いということにはならないんじゃないですか?長期足は短期足からじわじわ浸食されるように変わっていくんです、と。
②の「トレードするにしても日足に逆らっちゃダメ」について…
そうですか?そもそも日足に逆らう、てどういうことですか?日足が陽線なら上目線、陰線なら下目線だから、その日足の流れに逆らっちゃダメ、てことですか?すごくアバウトですよね、それなら朝8時にはトレードできないですよね。だって朝8時に日足が陽線だろうが陰線だろうが、今後どうにでも変わりますよね。それともたった1、2時間しか経過していない日足が陽線か陰線かで、ロングかショートの決断が拘束されるということですか?繰り返しになりますが、トレンドは短期足から変わっていきますよね、東京市場が始まる朝9時に、日足の色でトレードが決められる、そんなのあります?と。
③の「長い時間足から複数の時間足を分析して方向性を定める」について…
長い時間足、てどの足ですか?5分足でトレードしようとする人間が、ホントに日足を見る必要はあるんでしょうか?まして1分足スキャルピングならどうなんでしょう。だって日足ですよ、1時間足が波打って形作られて、24本集まってやっと日足になるんです。意味ないと思います。複数の時間足を分析するなら具体的にどれくらい上位足から分析すればトレードに活かせるか、おおよそでも基準はないんですか?と。
…生意気に考えてましたね(笑)
でも、FXで迷走している状態、てきっとこんな感じのはずです。
理論と実際に乖離があるように感じちゃうというか。
知識を知ってもうまくトレードできないんだよ!ていう。
次回は、今の私なりの結論を書きます。
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