自己紹介

やりたい仕事と出来る仕事は違う。
ワーママが出来る仕事。
責任がなくて、子供の事を優先できて、明日突然休んでも文句を言われない仕事。

これが「ママの出来る仕事」で学歴や能力が十分発揮されているかとか、その仕事が好きとか嫌いとかやりがいとかは一切見てはいけない。
ママが出来る仕事をする、それが家庭のためには何だかんだ言って一番なのだ。

そう言い聞かせる事で、毎日のタスクをぎりぎりこなし、やりたい事とかやりがいとか好きな事とか将来こうなりたいとか、自分の気持ちには極力蓋をしていた。

子供は小学校低学年から中学受験の塾に学童代わりに入れていて、そこでぱっとしない成績ながらも塾の宿題とテストに追われる毎日。中学受験が盛んな地域だから、塾に行かないと遊ぶ友達もいない。

当然私も、仕事→家事→子供の勉強のサポートの無限ループ。時間に追われて何かを楽しむ余裕とか何かを望む余裕とか一切ナシ。中学受験は親も子も低成績でも過酷なのだ。

子育てが落ち着いた「いつか」私は自由に時間を使い、「いつか」私の好きな事を出来る日が来る。そう思って過ごしているうちに、私の好きな事って何だったっけ。好きな事、やりたい事がわからなくなっている自分に気が付いた。

自分の心がマヒしきっていることに気が付いても気がつかないフリをして、まったく幸せとは言い難い現実を私は幸せな方だと思い込むことによって、何とか過ごしているんだ、、、そもそも私ってどんな子育てをしたいと思っていた?何を幸せだと思って結婚したのだっけ?と思い出すことから始めてみた。記憶を限界まで辿ると、空の広い所で自然に囲まれて子供を自由に伸び伸び育てたいって思っていたんだ。

気が付けば、右も左もビル。子供は偏差値偏差値偏差値。

もしかして逃げるなら今かもしれない。

今ならやってみたいと思ったことにギリギリ間に合うかもしれない。

子供、小学校4年生。私、43歳。きっちり移住するなら色々調べるから早くても移住まで半年は必要かもしれないけど、1学期だけの移住ならどこでも何とでもなるかも?

そう思って、私はおもむろに北海道の住宅情報を調べ出したのでした。

これが短期移住の始まりでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?