【デュエプレ25弾AD】ルドルフ天門の備忘録
はじめまして。ななばと申します。
今回は、筆者がヘルボロフカップAD最終レジェンドを達成した際に使用したデッキ【ルドルフ天門】の構築や、環境での立ち位置、プレイングについての記録を残したいと思います。
noteは初投稿で、記事の執筆には不慣れなため、読みづらい部分などあるかもしれませんが、ご興味があれば読んでいただけると幸いです。
記事中のカード画像は公式サイトのものを使用しています。
デッキ概要
【ルドルフ天門】(通称ルド天)は、軽量ハンデスと除去、ドロソで時間とリソースを稼ぐことで、あるいはトリガー《ヘブンズ・ゲート》によって《ネロ・グリフィス・ルドルフ》と《エル・ドラード》を着地させ、その後は両エースを軸としたカード間のシナジーを活かして、相手の盤面や手札を壊滅させる防御デッキです。
《ルドルフ》のナーフ以降、ランクマで見ることはほぼ無くなりましたが、時折最終レジェンドを達成される方がいたり、昨年のグランドマスター決定戦でも活躍していました。
構築について
ヘルボロフカップにおいて、筆者が主に使っていたのはこちらの構築です。
プロテクション、ブラックサイコと2枚目のザビ・デモナ、ジャンヌ・ミゼルあたりは自由枠です。トリガー配分などもこれが最善とは限りません。
採用候補カードは、優先度の低いものも含めて、このあたりでしょうか。
主要カードについて簡単に解説します。
《特攻人形ジェニー》
2ターン目から使えるお手軽ハンデス。特に後攻時にプレイしたいカードですが、先攻でも速攻対面や3ターン目の《おつかい》が確約されている場合には、2ターン目に出すことがあります。
序盤からプレイしたいカードかつ、《ルドルフ》との相性が抜群で中盤以降も強いため、4枚確定。加えて、ハンデスの嵩増しに《ゴースト・タッチ》も1〜2枚採用しています。
《コアクアンのおつかい》
主要ドローソースです。3ターン目にこれをプレイできるかどうかで、デッキの出力が大きく変わります。4枚確定。
マナ基盤として・または《おつかい》を引けなかった時の保険として、他の青単色ドロソを入れるのもありですが、今回は《ビューティシャン》を4投しているため、青単色はこの4枚のみとしています。
《猛菌恐皇ビューティシャン》
4コス1ドロー1セルフハンデスブロッカー、または2コスブロッカーの好きな方で運用できる、優秀な中継ぎです。チャンプブロックして《ルドルフ》の起動要員になることが多いです。
相手の手札が無くてもドローしたい場面は多いですし、中盤以降に余った2マナで出したり、《エバーラスト》によって攻撃に参加させたり、とにかく腐りにくいカードです。色も性能も優秀なので4枚採用。環境次第では他のカードと入れ替えるのも検討します。
《死海秘宝ザビ・デモナ》
《エル・ドラード》で出して自壊し、スムーズに《ルドルフ》を起動できる、両者の橋渡し的存在です。
状況に合ったサイキックを出せる択の多さが優秀で、こちらの盤面が整っている時に強力な《シュヴァル》、小型除去の《ブーストグレンオー》、進化獣ビートに待ったをかける《ジョンジョ》、素直に守りを固めたい時の《シルバー・ヴォルグ》から臨機応変に選べます。
単体での強さはそこそこですが、《ザビ・デモナ》にしかできない役割は多く、【サザン】【サソリス】等、このカードが重要な対面もあるため、環境に合わせて1〜3枚採用。
《陰謀と計略の手》
バウンスとハンデスによって相手のプランを崩しやすいカードです。【刃鬼】【サソリス】【イメン】など、サイキック・クリーチャーを利用するデッキに特に効果的で、相手のクリーチャーがいない時はランダムハンデスとして使えるため、腐りにくいです。超次元ゾーンを見れば有効かどうかが分かるため、マナに置く判断が容易なのも偉いですね。
今の環境では《ビューティシャン》に枠を割いたものの、刺さる対面との試合には絡めたいため2枚採用としています。
《凶殺皇 デス・ハンズ》
生きた《デーモン・ハンド》。クリーチャーかつ確定除去なので、《デス・ゲート》が腐る場面(速攻対面や《悠久》でのシールドブレイク等)でもしっかり仕事をしてくれます。自爆特攻で《ルドルフ》を起動できるのはもちろん、《煉獄と魔弾の印》で射出できるのも強いです。《デス・ハンズ》《デス・ゲート》の枠は4〜6枚と考えていて、後者にしかできないことも多いため、現在は《デス・ハンズ》3枚、《デス・ゲート》2枚で運用しています。4枚目を入れるのも全然あり。
《ヘブンズ・ゲート》
言わずと知れた防御トリガー兼展開札です。もちろん4枚確定。
手札にブロッカーが1枚しかない時は、6コスト払って唱えるのは基本的にNGです(それしか勝ち筋が無い時、S・トリガーで踏み倒す時、既に盤面展開できている場合はOK)。《ルドルフ》《エル・ドラード》はともにcipの無いシステムクリーチャーなので、1体だけだと除去されて一気に不利になってしまいます。2体出せば大体の状況で一方が生き残り、アドを稼いでくれます。そのため、常に2面展開を狙いましょう。
また、出したいクリーチャー2体をちゃんと選択できているか、OKボタンを押す前に確認する癖をつけておくと良いです。
踏み倒しメタの《オリオティス》がいる時は、これを除去して《ヘブンズ・ゲート》が通るタイミングを作るか、他のクリーチャーを除去しつつ8〜9マナまで耐えるか検討します。
《エンターテイナー》の場合は、《ルドルフ》を2面展開すれば切り返せることが多いので、強気にいきましょう。
《音感の精霊龍 エメラルーダ》
《ヘブンズ・ゲート》に対応している盾仕込み&盾回収要員です。盾を0から1にできるのは明確な強みであり、回収だけすれば疑似ワンドローと、腐りにくいカードです。稀にS・トリガーを回収してそのまま使うインチキムーブをします。
素のカードパワーはそこそこですが、選択肢として存在することが強いので1枚、加えて速攻対面などに有効な《プロテクション・サークル》も0〜1枚採用です。
《大河聖霊エル・ドラード》
【ルドルフ天門】の主力カードの一角であり、デッキ名を【ルドルフ・エルドラード天門】と呼称したいくらいに強力なブロッカーです。4枚確定。
攻撃を強制することで相手の溜めプランを許さず、トリガー踏み倒し能力で更に展開したり、厄介なクリーチャーを除去したり、《ザビ・デモナ》やチャンプブロックで《ルドルフ》を起動したり、あえて攻撃を通して盾からリソースを得たり…様々な形で守りながら攻撃に転じられます。
環境に存在するほとんどのクリーチャーにバトルで勝てるパワー15000というサイズも非常に頼りになりますね。
長く居座るとライブラリアウトによる負けを誘発するため、折を見て攻め込みましょう。
《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》
デッキ名の由来となっているコンセプトカードです。4枚確定。
運が絡むとはいえ、小型クリーチャーを盾ごと一掃する《HELL》、ビートダウン全般に有効な《プラス・ワン》、《ヘブンズ・ゲート》で消費した手札を補充する《オープン・ブレイン》といった必殺技を《ルドルフ》4枠だけで用意できるのは、ゲームのルールを逸脱した強さです。
自分のクリーチャーの破壊に反応する性質上、単体だと心許ないのですが、《ルドルフ》を起動しつつアドを取れる自壊cip持ちクリーチャーや、強力な代わりに破壊に無防備な《エル・ドラード》など、《ルドルフ》との相性がいいクリーチャーと併せて運用することで、実力を十全に発揮できます。
《ルドルフ》を複数並べて自壊クリーチャーを出す動きは、ピンチをチャンスに、優勢を勝ち確に変えると言っても過言ではないアドバンテージを得られる、このデッキの真骨頂です。
自壊クリーチャーなどをプレイするため、《ルドルフ》の効果を使った後でも、自爆特攻などで盤面の空きを確保しておく必要がある点と、《ルドルフ》が除去されてしまうと、多くの呪文の出力が落ちる点に注意が必要です。
《浄域の精霊ウルソフィア》
カードパワーそのものはあまり高くないですが、青白という色、タップorドローという腐りにくいcipを持ち、高コストゆえに《シュヴァル》の覚醒に貢献できる点などから、1枚採用する価値があると思っています。
《龍覇 セイントローズ》
《エンドレス・ヘブン》の登場からデッキに加わった、【ルドルフ天門】の新戦力です。
このカードと《デス・ハンズ》によって、【ルドルフ天門】は25弾環境でも戦える出力と対応力を手に入れました。
基本的にマナ加速ができず、手札リソースが太い【ルドルフ天門】において、7コストのこのカードに枠を割く余裕も必要もないため、2枚採用としています。
《不滅槍 パーフェクト》
基本的に即座に龍解できる時に出します。
《エバーラスト》になると、小型ブロッカーが相手への攻撃に参加できるようになり、光クリーチャーは破壊以外の除去を無効化します。それぞれの効果の適用範囲を勘違いしないよう気をつけましょう(1敗)。
《VAN》や《ドン吸い》、《エウル=ブッカ》に加えて、《調和と繁栄の罠》《高飛車姫プリン》などの攻撃制限もケアできるため、着地がそのまま勝利を意味する対面も多いです。
《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》
光以外の呪文に制約をかけつつ、継続的にブロッカーを展開できるカードです…が、自分の《おつかい》《計略》《デス・ゲート》のコストが上がる上に、龍解すると《ルドルフ》の呪文19種のうち12種が使用不能になります。
《ルドルフ》を中心にゲームを展開している時は龍解が敗北に直結しかねないため、プレイは特に慎重に。
《真聖教会 エンドレス・ヘブン》
自分のクリーチャーの破壊に反応して盾を増やすこのカードは、自壊クリーチャーや小型ブロッカーの多い【ルドルフ天門】と相性が良く、デッキの耐久力を大幅に高めます。
S・トリガーが埋まることを期待しながら粘ったり、盾追加に守りを任せて《ルドルフ》の呪文をより攻撃的に選ぶことができます。
ドラゴンが少ないこのデッキでは《ネバーラスト》の出力が低いため、基本的に防御用のカードとして運用しますが、【5Cコン】などに対しては龍解して攻め込むこともあります。
自由枠について
優先度の高いものを抜粋して解説します。
《ジェニー・ダーツ》《解体人形ジェニー》
ランダムハンデスよりも確度の高いハンデスによって、相手のキーカードを狙い撃ちできます。【黒ブリ】や【白刃鬼】に特に有効ですね。
《デモニック・バイス》《復讐 ブラックサイコ》
《特攻》や《ビューティシャン》だけでは相手の動きを止められないことも多いので、1:2交換のハンデスで致命打を狙いに行けます。実際にプレイしなくても、《おつかい》やマナ置きで見せるだけで牽制になります。
《デモバイ》はカードパワーが低めな代わりに下準備が不要で、抱えるかどうかの判断もしやすいため、プレイングが歪みにくいです。
《ブラックサイコ》は進化元が必要な分出力が高く、《ビューティシャン》を打点に変換したり、「侵略」によって奇襲や詰めに優れるという強みがあります。反面、進化元がいないと腐りますし、《ビューティシャン》をブロッカーとして残しておきたい場面も多いため、抱えるか否か・プレイするか否かの判断がかなり難しいです。これをうまく使えなかったり、大事に抱えすぎたために落とした勝負は多いです。玄人向けの1枚。
【ルドルフ天門】を使う上で意識すること
【ルドルフ天門】をうまく動かすために、大事にしたいポイントについて。全て書くとかなり長くなってしまう(ナイト呪文だけで2000字くらいは書けそう)のと、採用カード解説の項で既にいくつか触れたため、1点だけ記します。
◯先攻1ターン目、初手にある大型が2枚なら、なるべく大型をマナに置かない。1枚なら原則置かない。《ヘブンズ・ゲート》も余裕があれば置かない
先攻1ターン目は相手のデッキが分からない以上、速攻デッキである可能性は常に考慮しましょう。「盾に《ヘブンズ・ゲート》があったのに大型をマナに置いてしまった」「《プロテクション》を引けたのに《ヘブンズ・ゲート》をマナに置いてしまった」という負け方はもったいないです。
初手の大型が2枚の時でも、《ルドルフ》と《特攻》or《ザビ・デモナ》が揃っている場合など、トリガー《ヘブンズ・ゲート》が1面展開でも捌けそうなら、片方は埋めることがあります。
25弾環境での立ち位置について
妨害とS・トリガーによる守りに重きを置く【ルドルフ天門】は、以下の要素を持つデッキに対して不利で、そうでないデッキには概ね五分〜有利をつけることができます。
①《ルドルフ》《エル・ドラード》に有効な非破壊除去、または破壊に加えて大きなアドバンテージを得るアクションを持つ
②半端なハンデスでは動きを止められないくらいにリソースが太い、または墓地利用が得意
③【ルド天】以上にハンデスが得意
④中盤〜終盤の出力で【ルド天】に勝る
⑤トリガー封殺や呪文無効などの、強力なロック手段を持つフィニッシャーがいる
⑥【ルドルフ】【エル・ドラード】を越えられるサイズと堅牢さを備えたフィニッシャーがいる
⑦破壊による除去に対して強い耐性がある
さて、25弾前期AD環境で見られるデッキは、主に以下のものが挙げられます。
速攻…【赤単/赤緑ガトリング】【赤単/赤白/赤青レッドゾーン】【黒緑速攻】
ミッドレンジビート…【白単サザン】【緑単サソリス】【赤緑モルトNEXT】【黒緑/白緑ブリザード】【赤青UK】【赤黒レッドゾーン】【ツヴァイ】
受けデッキ…【白刃鬼】【白単天門】【青白天門】【5Cイメン】【白緑アガサ】
除去コン…【5Cコン】【ヘルボロフ】【アナカラー/4C超次元コン】【MRC】
コンボ…【カチュア】【ホーガン・ミスキュードラゴン】
上に挙げた【ルド天】が苦手な要素を踏まえると、これらの環境デッキとのおおまかな相性を想像できるかと思います。
【ブリザード】【赤青UK】以外の速攻・ミッドレンジには概ね五分以上取れそうですね。受けデッキについては、リソースが太い【青白天門】以外は勝負になりそうです。
一方で、除去コンとコンボデッキに勝つビジョンはあまり見えません。
…という感じで、有利不利が極端に偏っている【ルドルフ天門】は、立ち位置としてはメタデッキの域を出ないと思っています。潜るタイミングを間違えたら連敗しそうですね(しました)。
ヘルボロフカップ終盤は、メタクリーチャーを搭載する【白単サザン】使いが上位に多かったため、「シーズン最終日に速攻・ミッドレンジが増える」というランクマ恒例の現象がいつもより顕著だったのではないかと思います。
最終レジェンド目指して【ルド天】を研究していたのが観測範囲では私だけで、情報アドがあったとか、最終日に黒ブリにほぼ当たらず、当たっても運良く勝てたとか、要因はいくつかありましたが、最終レジェンドを達成できた一番の理由はやはり、最終日のデッキの通りの良さにあったと思っています。
ヘルボロフカップ終了とともに構築を公開したため、初見狩り性能も落ちましたし、しばらくは勝ちづらいのではないでしょうか。筆者も今は地底を彷徨っています。
各対面の解説
いくつかの環境デッキと対戦する際に意識するポイントを、簡単に解説します。筆者がランクマで勝ちたいから、という理由であえて記載しない情報もありますが、悪しからず。
【レッドゾーン】
素直なビートダウンの赤単・赤青には微有利、メタクリーチャーに加えて《スパーク》や墓地回収を搭載する赤白と赤黒は五分くらいに思っています。
2コスハンデスは《ターボ3》を出されるとアド損になってしまいますが、《特攻》を墓地に落としておいて損はないのと、侵略の複数発動を妨害する狙いもあるため、積極的にプレイしましょう。《レッドゾーン》の除去効果をケアするため、《ヘブンズ・ゲート》を唱える際は《ルドルフ》《エル・ドラード》を1体ずつか、《ルドルフ》2体を展開したいです。加えて、相手クリーチャーのタップキルは、最もパワーの高いクリーチャーで行いましょう。
【白単サザン】
前寄せ型は先攻有利、《ヴォイジャー》《ロージア》型は対戦数が少なく断言はできませんが、おそらく不利です。ここでは前寄せ型について解説します。
この対面は、4コスト以下のカードをどれだけプレイできるかが勝敗に大きく影響します。ハンデスと除去で相手の大型の着地を執拗に妨害しましょう。
相手の盤面に《コッコルア》と《ララァ》の両方がいる時は、《ガガアルカ》ケアで後者を優先して除去します。
こちらが先攻なら《シュライバー》より先に《おつかい》を、《コッコルア》《ララァ》の返しに除去札をプレイでき、《オリオティス》の妨害も早めに越えられるため、優位に立ち回れます。
こちらが後攻の場合、軽減クリーチャーの除去が間に合わず、《シュライバー》を出されると《おつかい》《計略》が遅れ、《オリオティス》のロックも重くのしかかるため、厳しい勝負になります。ハンデスで相手の大型を落とせるよう祈るか、《アガピトス》の2ブレイクで除去トリガーを踏むのを祈るか、という展開が多いですね。
《ルドルフ》《エル・ドラード》の着地に成功した時点でほぼ勝ちですが、余裕があれば《バロンアルデ》等の防御トリガーや《聖霊龍王 ミラクルスター》をケアして詰めたいです。
【緑単サソリス】
微有利くらい。《猛攻の面》のアンブロッカブル付与が厄介なので、《ジョンジョ》で猶予を作りつつ動きたい対面です。《ジオ・ザ・マン》対策に《計略》も引けていればベスト。優勢でも《高飛車》で時間を稼がれる場合があるため、《エバーラスト》を立てるための盤面の空きを用意しておきたいですね。
【赤緑モルトNEXT】
【モルネク】側のデッキがどれだけ回るか、《悠久》《XX幕府》が採用されているかで勝負が決まります。体感では五分〜微不利で、勝つにしても負けるにしても一方的なゲーム展開になりやすいです。
【ルド天】側が主に意識すべき点は、以下の2点です。
①迂闊に《ビューティシャン》のODを使わないことで《永遠》を踏まないようにする。慎重にいくなら《特攻》も封印
②「閣ループ」をさせないために、《バトライ武神》が攻撃できる状況で《エル・ドラード》を寝かせない
また、除去耐性と強力なアタックトリガーを併せ持つ《バトライ武神》対策として、《ウルソフィア》《チェーン・スパーク》の価値がやや高いことを覚えておきましょう。
攻める際は、《アカギガルムス》の他に、余裕があれば《メッタギルス》《バトクロス》あたりもケアしたいです。
【黒緑/白緑ブリザード】
黒緑型は不利、白緑型は微不利です。
現在環境に多い黒緑型について解説します。
【ルド天】の性質上、《ザビ・ミラ》が着地することは敗北を意味するので、ランダムハンデスを連打して落とせることを祈りましょう。
ハンデスに成功したり、【ブリザード】側が《ザビ・ミラ》を引けない場合はビートプランに移行するため、リーサルをかけられる前に展開するか、トリガー《ヘブンズ・ゲート》を期待して手札を整え、突破されないように立ち回りましょう。
【白刃鬼】
ランクマでの勝率は悪くありませんが、突き詰めれば不利寄りだと考えています。
【ルド天】側が目指すゴールは、【白刃鬼】のテンプレ構築の防御トリガーを全て無効化できる《エバーラスト》を立ててリーサルをかけるか、相手のゼニスが全てマナか墓地にある状況で《ネバーラスト》を着地させることです。
《パンツァー》や《VAN》対策に《計略》《デス・ゲート》をなるべく構えておきましょう。
《刃鬼》が着地しても、出てくるハンターが2体以下なら耐え切れることも多いので、《エメラルーダ》を引けていれば、盾を回収してジャッジ回数を減らしたいです。
【白単/青白天門】
白単型は微不利、リソースが太い青白型は不利です。
いずれの対面においても、《シール・ド・レイユ》にこちらの大型を除去されないよう、ハンデスしてから動きましょう。《ボンソワール》は踏まないようお祈り。《アルファリオン》《ネバーラスト》を出されると基本的に負けで《ネバーエンド》も苦しいため、できれば早期決着を目指したいです。
【アナカラー/白抜き4C超次元コン】
25弾で登場したばかりのデッキで、使用者もまだ少ないため簡単に説明すると、《勝利ガイアール》《ブラックサイコ》を《ガロウズ・ホール》で使い回して手札と盤面を壊滅させ、最終的には《死海竜》着地を目指す除去コントロールデッキです。
【ルド天】はこのデッキに構造上不利ですが、《おつかい》を複数枚引けていれば、相手のフィニッシュ前に《ヘブンズ・ゲート》をプレイできる場合があります。《ビューティシャン》は《勝利ガイアール》の的でしかないため、出さないように。
【カチュア】
《キリモミ・ヤマアラシ》によって以前より速度が上がったため、《ドミティウス》型、《ワーグナー》型ともに不利です。前者は《ガラムタ》が盾かマナに落ちればチャンスがありますが、後者はほぼ無理です。
理論上は、《ワーグナー》《破壊龍神》の攻撃によるS・トリガーと、次の自分のターンとで《ヘブンズ・ゲート》を2回以上唱えて《ルドルフ》を展開、その後《ベター・トゥモロー》《バクレツ・ストライク》を複数回(《エル・ドラード》がいれば2回、いないなら3回)引ければ《破壊龍神》をタップキルできますが…要求値が高すぎるので曲芸の類ですね。頭の片隅に入れておく程度に。
【赤青UK】についても書きたいのですが、対戦回数が少なく解説できることが現状ありません…不利寄りとだけ。知見を得られたら追記するかも。
終わりに
筆者が一番好きなデッキで初めての最終レジェンドを達成できた喜びから、24〜25弾に蓄積した【ルドルフ天門】の知識を書き記してみましたが、いかがだったでしょうか。
前述した通り、現在の【ルドルフ天門】はあくまでメタデッキのため、ランクマで勝つことを目的に生成することはあまりおすすめできません。
しかし、他のデッキにはない強みと楽しさがあり、アドリブ性の高さゆえに無限にプレミが見つかる奥が深いデッキなので、興味がある方、受けデッキが好きな方はぜひ使ってみて欲しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
信じるデュエリストのもとに天門は開く!!
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