森野 花

魔法使いに、「絶世の美女になるか? 量子力学が分かる天才になるか? どっちか選べ」と言われ 迷ってるうちに 時間切れ! どっちにもなれなかった 名もなき野の花です。 ねこ❣️ 海の風 SF小説 ホラー小説 花が好き。永遠の友は「赤毛のアン」

森野 花

魔法使いに、「絶世の美女になるか? 量子力学が分かる天才になるか? どっちか選べ」と言われ 迷ってるうちに 時間切れ! どっちにもなれなかった 名もなき野の花です。 ねこ❣️ 海の風 SF小説 ホラー小説 花が好き。永遠の友は「赤毛のアン」

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    まとめ

  • オオカミは もうそこまで来ている

    南海トラフの足音

  • 魅惑の星のような引力

    なぜか強烈に惹き寄せられる「出逢った!」と思える作品を 分類できないままに

  • 満月の森

    森の暮らしの物語

  • 森の花 note

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私が死ななければならないのなら

「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」 この詩を私は、昨夜 NHKスペシャルを観るまで知らなかった。 ガザの映像を観るたびに、胸は痛んだけれど ( 私には何も出来ない ) と、目を背けていたから。 今だって、( だからと言って、何ができるのか? ) という思いは変わらない。 変わらないんだが、どうすればいいのか?  胸にくさびを打ち込まれたような苦しさがある。 あなたなら、何をしますか? < 追加 > 2024/11/15 NH

    • 2024/11/21 今夜のドラマ「わたしの宝物」 これほどつらいシーンは、ちょっとないだろうという 予感がしている

      • 猫🐈‍⬛と暮らせば… 満月の夜 ダンスはうまく踊れない

             夕空に 月をさがす 曇り日が続いて 久しぶりに晴れた 夕空を見上げ 月をさがす  しばらく見ていない いつ どこから登る? やっと会えた月は いつにもまして つややか 荘厳な満月の夜は 月からお迎えが来そうな気がしてくる  いや 来てほしいと思う ずっと待っているのだけれど  いくら空を仰いでも お迎えは来ないし 私を引き止めて下さる帝も おいでにはならない 🐈‍⬛が足下で 「早く メシくれ〜」と鳴いているだけだ まったく つまらない そんな

        • [連載小説] オオカミは もうそこまで来ている #10 南海トラフの足音 安全な家に住みたい

          父さんのショック 「じいちゃんの家は地震で大丈夫なのか? 調べてくれないか」 健治父さんが、娘の夏美にそう頼んでから1ヶ月余りがたった。 日曜日の午後、2階から降りてきた夏実は クリアファイルに入った資料をヒラヒラさせながら 「ちょっと、仕事の事で相談があるの。気晴らしに外に行きたいな〜」 と、片目をつぶって父さんを見た。 「じゃあ、コーヒーでも飲みに行こか」 察しのいい父さんは、奥にいる母さんにさりげなく声をかけると、自分の車になっちゃんを乗せた。 行きつけのお店

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          9本
        • オオカミは もうそこまで来ている
          10本
        • 魅惑の星のような引力
          4本
        • 満月の森
          9本
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        記事

          秒速600kmで疾走する地球 我々はどこへ行くのか?

          ところで 皆さんは 「地球がすごい速さで動いている」ってご存じでしょうか。 ( そりゃ、太陽の周りを回るんだから かなり速いでしょ )と 思われた方 いいえ、違います。 自転や 太陽を回る公転の話ではありません。 ある日、つけっぱなしのTV番組が、キッチンに立っていた私に告げました。 「地球は 秒速600kmで宇宙空間を疾走している」と。 えっ そうなの !? ちょうど、最近 購入した「チ。地球の運動について」 というコミックの第三集を読み終えて、コーヒーを入

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          [連載小説] オオカミは もうそこまで来ている #9 南海トラフの足音 希望の星 耐震等級3

          夏美は、耐震等級3という希望の星を追いかけていた。 2回の震度7に耐えて どの家にもほとんど被害がなかったという「耐震等級3」  とは いったい何ものなのか? 建物が地震に耐える力には 「評点」「耐震等級」「耐震基準」この3ケの指標がある。 評点とは建物の耐震性を示す計算値 建物の構造や壁の量など、様々な情報を入力し、専用のソフトで計算する。 評点 1.0未満は  「倒壊の恐れあり」 評点1.0~1.5未満で「一応倒壊しない」 ( 一応ね? コイツが問題だ ) 評点

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          愛と憎しみの とんぼ

          唐突にこの曲を思い出した。 以前、「この曲が好き」と言ったら 東京で生まれ育って 今は地方に住んでいるという女性に、切れられた。 「東京をバカにしている」と。 ネットの掲示板での出来事である。 なんかよくわからないけど すごく怒ってるので、とりあえず謝った。 だけど なんで、この愛と憎しみが入り混じった感情が分からないんだろう。 東京をバカにしていたら、どうしてこんな歌詞が生まれる? と、今でも思う。 この曲は 間違いなく 私のS4な一曲である。 東京の雑

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          猫🐈‍⬛ と暮らせば…

          猫 🐈‍⬛ と暮らせば、いやでも しもべにならざるを得ない。 ワタクシは かつて3匹に仕えるシモベであった。 いろいろあって、今は 可愛いボクちゃん一匹に仕えている。 だが、このところ ヒヨドリのシモベになったような気もする。 庭の柿の木に、毎日のようにヒヨドリがやってきて ギャーギャーとケンカしながら、赤くなった柿の実を奪いあう。 うるさ〜い ! 哀れなシモベは、高い梢の実が食べ散らかされるのを見ながら 毎朝、道路に散らばる落ち葉を、黙々と掃いている。 すると、山

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          [連載小説] 満月の森 #9 山の暮らしの物語 行方不明の伝書鳩

          昭和31年 初夏 6才 春にはまだ早いある日 行商のおじいさんが珍しいものを売りに山道を登って来た。 背負った風呂敷包みをほどくと、出てきたのは大きな鳥かごだった。 中では、灰色の鳥が二羽 目をくるくるさせている。 「なんじゃ、こりゃぁ ハトかい?」 たまたま家にいた父さんが 相手をする。 「ハトならそこら辺にようけ居るぞ、そんなもん要らんで」 「いやいや、これは伝書鳩いうての〜 普通のハトとは違う。  慣れたら、放してもちゃんと帰ってくるんじゃ」 「ん〜 聞いた

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          [連載小説] オオカミは もうそこまで来ている #8 南海トラフの足音 しおさいと海風

          夏美は、たったひとつの希望の星「耐震等級3」を追いかけて先へ進む事にした。 だけど  2000年耐震基準は 震度7に一度だけ耐え 命を守っても        その後の余震で倒れる! 住み続ける事を 前提にしていない この重大な事実を、あいまいにされていた事への怒りは収まらない。 まずは気分転換が必要だ。 そこで、小さなポーチと車のキーを手に部屋を出ると 調理場の母さんに声をかけて、淡いブルーの愛車に乗り込んだ。 専門学校を卒業した今年の春、バイト代と父さんのカンパで

          [連載小説] オオカミは もうそこまで来ている #8 南海トラフの足音 しおさいと海風

          [連載小説] 満月の森 #8 山の暮らしの物語 折れた山桜

          昭和31年 春 6才 裏山に大きな山桜の木があった。 春になると、淡いピンクの花びらが庭先に舞い降りてきて、井戸の水に浮かんでいたりする。 畑の上の薮には 山の神さまの楠木が立っているが、この山桜は そこから少し離れた湧き水のそばにあって、まるで女神のようだ。 そんな桜の木が、夏の嵐でバリバリと折れてしまった。 父さんは残念がって、何度も折れた桜の様子を見に足を運んだ。 「半分はつながっとるで、何とかなるかもしれん」 やがて雪が降りお正月が来て、しばらく桜を忘れて

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          衝動買い やっちゃった

          テレビの通販番組が、深夜に多いのは 疲れちゃって 判断能力が落ちるのを狙っているから  と聞いたことがあります。 知人は、見事にそのワナに落ちて うたた寝から覚めて、ボォーっとしたまま 指輪だか ネックレスだか どうでもいいような物を、10万円くらいで買っちゃった事があります。 その宝石が、やたらと美しく見えたんだそうです。 その話に大笑いしたわたくしも、昨夜 やっちゃいました。 ちょっと気になっていた コミック誌 ! 10時のドラマ 「モンスター」を観ながら

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          従妹から届いた コスモス

          従妹から コスモスの写真が届いた。 彼女の野菜畑のそばに咲いたんだね。 「noteに 載せてもいい?」 「うれしい  楽しみ〜」 という事で、試しに 日々のあれこれを noteにつづる事にした。 昨夜 note を訪れて、私のプロフィール 「絶世の美女か 量子力学の分かる天才か?」を見た彼女は 「私は天才になりたい」そうである。 それで思い出した。 「アルジャーノンに花束を」という小説を。 人が幸せになるには 何が一番大切なんだろう。 本棚から引っ張り出し

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          [連載小説] オオカミは もうそこまで来ている #7 南海トラフの足音 耐震基準の落とし穴

          何年か前、おじいちゃんの所に、役場から耐震診断の人がやって来た。 資料を片手に、ちょっと見回しただけで 「ここは、2000年以降の建物だから大丈夫」と言って帰って行った。 夏美はそれを聞いて ( 地震で倒れる心配はないんだ ) と、安心したのを覚えている。 なのに なんで父さんは「耐震基準」を心配しているんだ? というのが、最初の疑問だった。 ところが、いろいろ調べているうちに 耐震基準は、自分が思っていたのとは違う事が分かった。 表向きは 「2000年耐震基準は 耐

          [連載小説] オオカミは もうそこまで来ている #7 南海トラフの足音 耐震基準の落とし穴

          [連載小説] 満月の森 #7 山の暮らしの物語 菜の花畑とニワトリ

          昭和31年 春 6才 深い山あいの急な斜面にある畑にも 春が来た。 母さんが 種を蒔いて育てた菜の花畑は 花盛り ふんわりと優しい匂いが 漂って、ミツバチが ぶんぶん飛び回っている。 その花の中から、おかっぱ頭のゆきちゃんが ひょこっと顔を出した。 手には 菜っ葉をひとつかみ握っている。 菜の花畑にもぐって 葉っぱを摘んでいたのだ。 とんとんと石段を 駆け上がり、ニワトリ小屋のそばで 菜っ葉を刻み始めた。 刻んだ菜っ葉に 米ぬかを混ぜ 、水をちょっと入れてかき混ぜる

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          noteってさみしい

          おうちで、ひっそりと何かしら書いていた。 ちょっとくらい、表に出してみたいかな… と思っていたら 「noteがいいよ」と勧めてくれる人がいて、初めてのぞいてみた。 8月の終わり頃だ。 意外と、簡単に登録できた。 試しに、だいぶ前に他の投稿サイトに出した事のある短編 「ひまわりの迷路に消えた少女」を投稿してみた。 ドキドキした。 ここは、妙に面倒見がいいなあ という気がした。 何かするたびに、やたらと暖かいコメントでお世話してくれる。 最初は心地よかった。 だが、だん

          noteってさみしい