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ラジオと想い出

子供の頃、確か学習雑誌の付録だったと思う。鉱石ラジオ(ゲルマニュウム)を手にして二段ベットの下段、布団の中でこっそりザーザーと雑音の中、エナメル線の巻かれた円筒状のチューブの中に通してある炭素棒を少しづつ動かしながら、チューニングっていうですかね、深夜ラジオ番組を聴いていた記憶があります。ローカルなパーソナリティがとても身近に感じられた時代でした。子供にとってはちょっとした冒険のようでした。

この記憶が、私の中のいちばん遠いラジオとの想い出だと思う。



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