伝説の悪童・デニス・ロッドマンが今のNBAを斬る

【NBA】デニス・ロッドマン「俺たちのブルズと今のヒート? 話にならないぜ」
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/2013/10/30/post_223/

デニス・ロッドマンは、かつてNBA一の問題児で悪童として知られていました。
10を超える刺青に頻繁に髪の色が変わるカラフルなヘアースタイル。
マドンナとの熱愛、審判に頭突き、カメラマンの股間に蹴りを入れる、女装して公衆の前に現れる、などNBAファンに振りまいた話題は数知れません。
しかし、実力は超一流でリバウンド力とディフェンス力は歴代でも指折りだと言われています。

一般人の間ではリバウンドが有名ですが、ホントに凄いのは執拗で狡猾なディフェンス。
ロッドマンにマークされると超エース級の選手でさえ完璧に抑えられてしまいます。
身動きできないほどベッタリとついて守り、トラッシュトークをし、オフェンスチャージングを誘ったり巧妙なテクニックと心理戦で相手を翻弄してきました。
シカゴ・ブルズに在籍中(1995年~1998年)は3連覇しましたが、ロッドマンの存在がなければ達成できなかった偉業だと言われています。

ロッドマンは今回のインタビューで、当時のシカゴ・ブルズなら現王者のマイアミ・ヒートなんか話にならないと豪語していますが、その発言は当たっている気がします。
当時のブルズはスキがないほど強く、試合に負けた時にはニュースで大きく取り挙げられるほどでした。
そのため、ライバルチームも数多く存在し、ブルズを王座から引きずり下ろそうと躍起になっていました。

当時のNBAは今と比べてレベルが高く、プレイオフになると群雄割拠の戦国時代と評されるほど白熱し、見ているこっちまで身震いするほどでした。
現王者のヒートももちろん強いですが、当時のブルズにはまだ一歩及んでいない気がします。
今シーズンヒートが3連覇し、その後も4回、5回、6回、7回・・・と続けて優勝して初めてブルズを超えたと言えるのではないかと思います。


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