世界の女子マラソンについて語る その2

男子はキプチョゲ選手が加齢からの衰えが隠せない状態になり、世界記録を樹立したキプタムさんが交通事故死で主役が不在に状況になってしまった。
女子は世界記録を樹立したアセファ選手、トラックからの実績組であるハッサン、ギディ、オビリの4強状態になっている。

東京マラソンでは大本命といわれたハッサン選手がまさかの惨敗を喫してしまった。ロンドンマラソンでは2度も立ち止まりながら優勝して、シカゴでは世界歴代2位の記録を出してフルマラソンについてはうまく行き過ぎたということがあっただろう。ここで負けたことでさらに良くなっていくだろう。今年のパリ五輪はトラックかロードかになるが

ボストンマラソンはこれまた大本命のオビリ選手が最後のスパートを決めて通算3勝目を飾った。ボストン、ニューヨークに次ぐメジャーマラソン3連勝。パリでは金メダル候補といってもいい。

ロンドンマラソンは大本命に推されたアセファ選手は最後のスパート合戦に負けてしまって2着だった。ただ、だてに世界記録を出したわけではないということを証明したレースだった。

世界のトラックで実績を残したハッサン、オビリに対してフルマラソンで開花した世界記録保持者アセファ。前者の二人はスピードがあるので世界記録を更新できる力は持っている。逆にアセファはスピードには申し分ないが勝負になると世界の1戦でもまれた二人には劣っているんじゃないかと思わる。パリの女子マラソンはトラック転向組の天下になっていくだろうと思っている。

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