レモンホップとウシュバテソーロ

レモンホップの戦績

1400mを主に使ってきてしかも圧倒的な番人気にこたえていた。JBCスプリントの選択もあったが距離を延ばすことを選択して武蔵野Sは2着で距離が長いのではないといわれてしまったが、その声をフェブラリーSで一蹴できた。ドバイゴールデンシャヒーンは海外遠征でしかもマイル走った馬にスピードをやれという次第無理があった。休み明けの南部杯では2着に2秒差をつけての圧勝してさらに1ハロン伸ばしてチャンピオンSを制してしまった。1400mの馬が1800mを力でこなした。

ウシュバテソーロの戦績

ずっと芝で3勝クラスの壁に悩んでいた馬がダートに転向してその壁を破りあれよあれよという間に東京大賞典、川崎記念、さらにドバイワールドカップを制した。ダートへの適性もあっただろうし、芝時代からずっと中距離を使ってきた。

2頭の比較

レモンホップは能力型でありウシュバテソーロは適性型である。前者は初めは短距離やマイルなどのレースを実績を上げて年を重ねるにつれて徐々に距離を伸ばしていく。基本は短距離タイプだが能力で距離を克服するタイプ。後者はスピード能力がないので短距離のレースに結果を残せず、距離を伸ばして素質が開花、いわば適性ある距離を見つけてそれを一貫として使っていく。まさに違うタイプの両頭である。


さて、どちらが強いか

スピードでは圧倒的にレモンホップだろう。これが2000m超の距離ではウシュバテソーロに分がある。なぜならレモンホップはその距離を経験していないのでアドバンテージがあるからだ。しかし、サウジカップは1800mなのでレモンホップはその距離を経験している。どちらかにしろと言われたらレモンホップと答える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?