ドバイワールドカップを見て

本命は地元のカビールカーンにしたが、アメリカから移籍したローレルリバーに逃げ切りを許してしまって、しかも8馬身差をつけての圧勝。自分の評価ではローレルリバーはマイルまでの馬でアメリカ時代は目立った実績を残していなかったので厳しいだろうと思っていた。簡単に逃げさせてしまったという点もあったが世界最高峰のレースの一つでその芸当はなかなかできるようなものではない。

ローレルリバーは本当に強いのか

1ハロンどころか2ハロンの延長でとんでもない結果を出したので認めざるを得ない。アメリカ時代は主に短距離を使っていて重賞を勝てなかった馬が初の2000mで素質が開花した。この馬は適性型といってもいいだろう。それが能力型だったらスピードでものを言わせて少なくても重賞は一つを制しているはず。スプリントとマイルで強さを見せつけてその能力でクラシックの壁をぶち破る。フライトラインとは逆のタイプだ。これから2000mのレースを中心に使っていくだろう。またアメリカに戻ってブリダーズカップを狙っていくのかそれとも連覇のために来年に備えるのか。

サウジカップのレベルは本当に高かったのか

ローレルリバーに逃がされてしまったといえ8馬身ということを考えたらレベルが高くないということだろう。地元のカビールカーンにしても、アメリカの新鋭のニューゲートにしても同様なことを言える。アメリカに限らず世界のダート界は新星を望んでいる。3歳馬はもちろん、究極の上り馬を待つのか。



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