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紫BLEACH(一護軸)の変遷と解説

こんにちは。トマトパスタです。
2023年も終わりを告げようとしていますが如何お過ごしでしょうか。

本年のユニオンアリーナの締めくくりとして最も愛用している紫BLEACH【一護軸】※以降一護と記載 について記していこうと思います。
全文無料となります。


以下、一護を使用して出場した大会全ての戦績となります。
ユニオンレア争奪戦 優勝/4勝0敗
まーちゃんcup② ベスト8/5勝1敗
大阪cs3on3 4勝2敗
愛知cs ベスト16/8勝1敗
タバオ杯 優勝/5勝0敗
タバオ杯2on2/3勝1敗
大阪cs 0勝2敗 (なんだこれ)
デクスタ 3on3 優勝/4勝0敗

合計33勝7敗 勝率82.5%
1つ黒歴史がありますがそれなりの勝率はあると自負しています。



デッキリスト

まずは現在使っているデッキリストになります。

特筆すべき点は
C黒崎 一護の2枚採用
C石田 雨竜の4枚採用
・0〜1エナ合わせて18枚

あたりでしょうか。
C黒崎 一護C石田 雨竜に関しては後述のそれぞれの項目で詳しく解説しています。
0〜1の枚数に関してですが、一般的には合計14から16枚ほど、0〜2エナで22枚前後にすることが多いと思います。
紫BLEACHのカードプールには2エナでバリューの高いカードが少ないと感じているため、0エナのカードを増やして帳尻を合わせているイメージです。
1ドロー1ディスのC石田 雨竜と山札トップチェックのRR黒崎 一護が4枚ずつ投入されているためそうそうエナ事故は起こさないはずです。よりにもよってCSで起こしましたが。

構築変遷


Ver.0


リスト公開日にとりあえず組んでみました。
あまりにも意味不明で皆様のお目汚しにしかならないため非公開とします…
気になる方はDMへ。なお、責任は取りません。

Ver.1


発売後。
一護とルキアを組み合わせた形。
安定感はあるがR朽木 ルキアの使用感が悪かった。

Ver.1

Ver.2


一護+ルキア+恋次
よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏

Ver.2

Ver.3


一護+ルキア+恋次
恋次を3投。これで争奪戦に行きました
浦原の配分が分からずとりあえずで2枚:2枚に。

Ver.3 なにもかも中途半端

Ver.4


愛知cs予選全勝、ベスト16
アクティブ2個玉の強さに気づく。
先行、後攻共に2ターン目で出した時のバリューがあまりにも高い。
なぜ今まで気づかなかったのか…
絶対に4投。

Ver.4

Ver.5


R朽木 ルキアをようやく諦める。
白夜叉に出せたらラッキーじゃん…と考えていた。1投する悪癖から卒業。
都合良く引けるわけがない。

Ver.5

Ver.6


C石田 雨竜の強さに気づく。

Ver.6

Ver.7


12/30日現在使用中。
C黒崎 一護のバリューの低さに気づく。

Ver.7


採用カード解説

C黒崎 一護

×2

2枚

本デッキのコンセプトカードとなる黒崎一護のレイド元となります。
ずっと4投で回していたのですが、バリューの低さ(4黒崎 一護を基本的に素出し運用する点、R黒崎 一護という超優秀なレイド元が存在する点)とC石田 雨竜の優秀さに気づき2投に変更。
2投でもレイド元に困ることは基本的にありません。
ゲットトリガーを発動するか否かは相手の盤面と自身の手札、場外をよく確認し見極める必要があります。脳死で発動は厳禁です。

C朽木 ルキア

×4

確定枠。
このデッキの核の1つとなるレイドルキアのレイド元となります。
能力、トリガーともに文句なし。
SR朽木 ルキアのレイド元の数を絞っているため、基本的に前出しすることはありません。
が、チャンプブロックにより能力を発動させることで場外の数を管理しゲームの支配の一助にすることはままあります。
また、カラートリガーで再利用したいカードランキングNo. 1(トマトパスタ調べ)であるため、リムーブせずに場外に残しておきたいカードの1枚となります。

C阿散井 恋次

×4

確定枠。
非常に強力なSR阿散井 恋次(強さについては後述します。)のレイド元です。
0エナ2000のアクティブトリガー持ちというだけでも十二分に強力なカード。
2000という数値を活かして前出しパンチをしたくなりますが、今の環境ではその動きは弱いと思います。こちらもプレイングの項目で解説します。

C石田 雨竜

×4


よくある1ドロー1ディス。
先行、後攻共に強力な動きをするための必要パーツが多いデッキのため4投。
このデッキは基本的になにを引いても強く使えるデッキだと思っているので、山札を掘るカードの価値も相対的に高くなるだろうという思いがあります。
ドロートリガーも文句なし。
どこでチャンプブロック要員にするかはしっかり見極めましょう。BPが低いしレイド元にもならないためです。
とはいえ、気軽に除去を連発できるデッキでもないため軽い気持ちで前出しアタック要員にもしづらい。
基本はエナジーLに登場させ、エナジーの質を上げるタイミングでブロッカーとして前に上げるのが基本です。


R黒崎 一護

×4

最強

確定枠。
あまりにも強力すぎるカード。
まずこのカードゲームにおいて1エナ2500という数値が優秀です。もちろん序盤のアタッカーとしても活躍しますが、後攻1ターン目にフロントLに登場させて蓋をすることもできます。その後、後攻2ターン目をエナジーLにU浦原 喜助を登場させ、4エナジーまで加速させるのが後攻の時の理想ムーブとなります。

・2種類のレイド元になる
・レイドルキアの起動メインにより有効打点になり得る

・除去の数が多いため数で押しやすい
これらの特徴も追い風です。腐ることを恐れずどんどんフロントLに登場させましょう。
また、BPだけでなく、登場時効果も小回りが効きます。単純に場外が肥えるだけでも強力ですが、
R黒崎 一護で確認→不必要なら場外→4黒崎 一護の起動メインでドロー で2枚分欲しいカードを探しに行けますし、
R黒崎 一護で確認→必要なら固定→4黒崎 一護の起動メインでドロー で必要なカードを即座にプレイすることができます。
その上カラートリガー持ち。4枚投入以外の選択肢はありません。


U浦原 喜助

×4

通称アクティブ2個玉。
このカードでアクティブ2個玉の強さを理解することができました。
使用していて「強い…」としみじみ思う場面は大まかに3つあります。
①先行2ターン目にアクティブ2個玉で4エナジーまで伸ばし、先行3ターン目にBP4000のキャラを3体登場させた時 
②後攻1ターン目にR黒崎 一護をフロントLに登場させて1点守り、後攻2ターン目にアクティブ2個玉で4エナジーまで伸ばしてレイド受けを作りながらターンを返した時
③先行2ターン目にアクティブ2個玉を着地させ、3ターン目に2面前出し→エナジー埋め→スペシャルから2点入れた時

あたりでしょうか。
①の派生型として1面前出ししながらBP4000を2体登場させる
③の派生型として3ターン目にエクストラドロー→2面前出し2点
などもあります。

総じて、自分だけが一方的にエナジーを加速できると言ったカードであり、速く4エナジーに到達することに旨味があるデッキには特にマッチするカードだと思います。
本デッキは4エナジーのレイドキャラが12枚投入されているためこれ以上ないシナジーがあります。
絶対に4投しましょう。

U黒崎 一護

×4

確定枠。
レイド元であり、2エナ生成要因であり、4000アタッカーでもある。どれもデッキに欠かせない役割であり、4枚投入確定となります。基本的にエナジーLに埋めておきますが、他に2エナ生成カードを引いた場合は既に埋まっているU黒崎 一護を前出しして引いたU黒崎 一護or U浦原 喜助をエナジーLに埋めます。トリガーがないことだけが欠点ですが、このデッキはU黒崎 一護U浦原 喜助以外の全てのカードがトリガー持ちなためそれほど気になりません。
対白夜叉ではBP4000で殴りながら返しは松下村塾のアンブロ付与アタックも止められるため最も重要なカードになります。

SR阿散井 恋次

×4

確定枠。
BP4000である点、登場時除去を持っている点、レイドトリガーである点、起動メインのダメージ2。全てが優秀なカードとなります。
対面がアグロプランを選択してきた際に特に活躍します。場外に4枚カードが溜まっている状態でレイドトリガーが成功するだけで勝ちを一気に引き寄せることができるバリューがあります。
起動メインのダメージ2は擬似強制ブロックのようなものなので、BP4000の殴り合いにも滅法強いです。
除去を絡めてリーサルを組むことが多い本デッキに欠かせない能力持ちでもあります。
また、SR阿散井 恋次の起動メインはレイドしていなくても発動することが可能な点も押さえておきたいポイントです。これにより、素出しの優先順位は最も高いカードとなります。
SR阿散井 恋次の登場時と5黒崎 一護の登場時を組み合わせることで、6枚のリムーブでBP4000のキャラを除去することができるという小技もあります。(5一護単体では8枚必要)
この小技を使用する場面はかなり限定的ではありますが、頭に入れておいて損はありません。

SR朽木 ルキア

×4

確定枠。
超絶パワーカード。
盾からレイドした際のアドバンテージは計り知れません。
3ドロー2ディスという圧倒的なハンドリフレッシュ能力によりルキアに続く動きの質を飛躍的に向上させることができます。
可能な限りターンの初めにSR朽木 ルキアでスタートし、そのターンに取ることができる選択肢を増やすのが理想的です。
また、2ディス効果もこのデッキにおいては単純なディスアドバンテージにはなりません。レイド一護のサポートに繋がっているため、2枚捨てるというより2枚仕込むという感覚に近いです。
起動メインもいぶし銀の活躍をします。単純に有効打点を増やす(例:相手の盤面の最高BPが3000の状況でR黒崎 一護をパンプする)のももちろん強力です。また、1枚手札を捨てることで黒崎 一護の条件を無理矢理満たしに行くこともできます。(例:場外が3枚の状況で1枚捨てることで4枚にし、4黒崎 一護にインパクトを付与する/場外が5枚の状況で1枚捨てることで6枚にし、5黒崎 一護の登場時効果と併せてBP4000のキャラを除去する、等)
レイドトリガーで踏み倒すことでどのような状況からも一気に形成逆転できるパワーを秘めているため、C朽木 ルキアは常にエナジーLに仕込んでおきましょう。
このように、使い道が多岐に渡るデッキの核となるようなカードとなります。
 
一方で、
APを支払ってレイドする際は過信は禁物です。1ターンの間に2AP支払ってレイド元→レイド先と繋げる動きはそれほど強力ではないと考えています。
レイド元をエナジーLに埋めるだけに留め、フロントLに他のBP4000キャラを登場させてお茶を濁し、レイドトリガーに期待しながら次のターンにSR朽木 ルキアからスタートして強力な動きを狙うことも考える必要があります。

4黒崎 一護

×4

確定枠。
本デッキの主役の一枚。
序盤〜中盤は基本的には素出しをし、BP4000のみの運用となります。
真価を発揮するのは試合の終盤。起動メイン効果による1ドローとインパクトにより大暴れします。
まず、基本的に終盤は手札が枯れています。起動メインによる1ドローはエクストラドローと同じ価値があるため、1AP踏み倒しているのと同義です。
インパクト付与も言わずもがな。序盤〜中盤はあまり意味のあるものではありませんが、インパクトキャラが4黒崎 一護のみのこのデッキにおいて、非常に貴重な詰め要員となります。
これらの効果を場外を4枚リムーブするだけで発動できるのは破格の性能。スタートデッキのカードとは思えないくらい強力です。
また、レイドトリガー持ちなため受け札としても機能します。全てにおいて弱点のないカードです。
…と、ここまで手放しで褒めましたが、枚数に関しては諸説あると思います。
ユニオンアリーナはインパクト×2でリーサルを狙いに行くことが多いですが、本デッキではその盤面は基本的にないことが一番の理由でしょうか。
入れ替え先の候補としてはC浦原 喜助やR井上 織姫、R朽木 ルキアなどが考えられます。

5黒崎 一護

×4

BP制限なく除去可能なレイドトリガー。弱いはずもなく。本デッキ最強のカードとなります
初見時は「場外貯まるわけないw」と決めつけ、弱カード認定していた自分が恥ずかしいです。
早めのターンにレイドしてライフレースに差をつけても良し、中盤に宿儺やガウェインのような優秀なBP4000キャラを破壊しても良し、最終盤にリーサル組んでも良し、レイドトリガーで2点止めても良し、1枚だけリムーブしてBP4000を止めても良し…
自力で場外を肥やせるおかげで活躍の場は本当に無限大です。
一方で、コストはやはりそれなりのものであり、5黒崎 一護×2でリーサルを組んだり早めのターンで連発して盤面を返すような動きは難しいです。
例えばレイド虎杖や紅蓮弐式は同じターンに複数枚使用して一気に盤面を返すこともままありますが、5黒崎 一護はそうは行きません。
とはいえ、BP制限なしで場外送りにできるのは破格の性能です。対面のデッキにもよりますが、場外6枚をキープするのが理想的な立ち回りにはなります。



不採用カード


C浦原 喜助

非常に採用したいカードです。
2個玉を増やすことでU黒崎 一護を前出ししやすくなるのは大きいです。また、アクティブトリガーが4枚しか採用されていないため増強したい気持ちもあります。
アクティブ2個玉と違い登場させたタイミングで2エナジーを発生させられるのももちろん強みです。
枠の関係上不採用ですが、C石田 雨竜や4黒崎 一護を減らしてU浦原 喜助を採用するのは一考の余地があると思います。
私は今のところ採用を見送りました。

R朽木 ルキア

お世話になっている時期もありました。
当時は白夜叉が猛威を奮っており、レイド元兼対白夜叉の二つの役割で採用していました。
白夜叉対面はBP3500なしでもどうにでもなる事、そうそう都合良く引けないこと、対白夜叉以外でレイド元としてしか機能しないことから不採用に。
ただ、トリガーも優秀なため採用している人がいるのもとてもわかります。

R井上 織姫

2エナBP3000という数値、場外2枚肥やし、アクティブトリガー。どれを取っても特に文句はない性能です。
環境的に低エナで殴り合う展開になりづらく、BP3000が活きることがあまりないため不採用に。今後の環境次第では充分採用があり得るカードだと思います。
作品的にも是非一護と共闘させたいですよね。

Cネル・トゥ

インパクト無効
低エナの枠の問題から不採用に。
各種レイド元もC石田 雨竜も外せません。
仮に紫ギアスのようなインパクトキャラが大量に積まれているデッキが環境を完全に支配したら採用を考えるかもしれません。
決して弱いカードではないです。
作品的にも(以下略

霊王宮

毎ターントップチェックしながら場外を肥やせるのはシンプルに優秀です。
エナジーLを2個玉+レイド元×3で埋めるのが理想なので、それを阻害するフィールドカードは採用範囲外に。

麒麟寺 天示郎

強いです。エナジーに埋めておけば任意のタイミングで任意のカードを回収できるのは融通が効きます。
霊王宮と同じ理由で不採用に。

技術開発局

効果は強いですがイベントにAPを支払う余裕がありませんでした。
これで4黒崎 一護拾ってリーサル決めたら気持ちいいと思います。


デッキの特徴


まずこのデッキの強みですが、
5黒崎 一護SR阿散井 恋次による除去の豊富さ
SR朽木 ルキアによるハンドリフレッシュ能力とそこから派生した対応力の高さ
・BP4000キャラの豊富さ
・レイドトリガー16枚による受けの強さ、AP消費なしでBP4000キャラの生成

あたりでしょうか。

弱みとして
・インパクト能力の少なさ
・インパクト耐性0

インパクト能力持ちは4黒崎 一護の1種類のみとなります。これは少々心許ないため、4黒崎 一護は大切に使う必要があります。
また、インパクトへの耐性が全くないため紫ギアスのようにインパクトキャラを次から次へと補充してくる相手には苦しい展開を強いられます。

基本的には最速で4エナジー貯めてBP4000のキャラを複数展開させるのが理想的です。
2ターン目まではエナジーを貯め、3ターン目から一気にBP4000のキャラを素出ししていきます。
2ターン目に前出しをして1点取りに行くプレイングは基本的にしません。返しにファイナル+除去レイドをされた場合、そこにさらに除去レイドを当てるのがコストの問題上難しいためです。
BP4000キャラはアタッカーとしてもブロッカーとしても当然優秀ですから、面で圧力をかけ、盤面と場外を見て5エナジーに到達させたりSR朽木 ルキアを使用して必要なカードを引きに行き様々な状況に対応できる盤面を作成します。
常に5エナジーをキープする必要は一切ありません。4エナジーをキープし、必要な場合のみ5エナジーまで伸ばす意識を持ってください。

しかし、当然対面によってプランを変更する必要はあります。
キャラ解説の章でも話しましたが、後攻1ターン目にフロントLに登場させることも多々あります。

また、ランスロットを代表とするランプデッキ対面には序盤アグロしていく必要も生じます。
基本的にロングゲームに強いデッキですが、ランプデッキ対面では中長期戦になると当然不利です。戦い方を変えて攻め切りましょう。

立ち位置

間違いなく環境デッキではありますが、tier1確定とは言い切れない程度かと思います。
人によってはtier2扱いにする人がいてもなんら不思議ではありません。
理由として挙げられるのは
・再現性の低さ
・トリガーの有無によるブレ
・2個玉必須である点
・後攻の際の強い動きがない

あたりでしょうか。
1つ目の再現性の低さについて。
このデッキのカードプールには山札を触るカードが少ないです。
採用に足るカードはC石田 雨竜とSR朽木 ルキアの2種類のみでしょう。
青呪術・紫アンティーカ・紫銀魂のようなデッキと比較すると必要なパーツを揃えづらく、ドローと盾からの引きに頼らざるを得ない場面になりやすいです。

2つ目のトリガーの有無によるブレについて。
このデッキはレイドトリガーを戦術のど真ん中に組み込んでいます。レイドトリガーが16枚も投入されているため、盾に数枚埋まっている期待値は当然高いですが、どこまで行っても確率に過ぎません。
レイドトリガーを全く踏めない、または盤面と噛み合わないと一気に苦しくなってしまいます。

3つ目の2個玉必須である点について。これに関しては5エナジーキャラを採用しているデッキの宿命とも言えるでしょう。1種類のみの採用のため、2個玉を引けないとほぼ破綻して勝負にならない紫ギアスのようなデッキとは違いある程度渡り合えますが限界はあります。やはり必要です。
2個玉をピックする手段も乏しく、2個玉自体にゲットトリガーもないため引けない時は引けません。ウィークポイントの1つであることは間違いありません。

4つ目の後攻の際に強い動きがない点について。
例えば宿儺や紫ギアスは後攻2ターン目でエナジーLに埋めるだけに留まり、対面に先手攻撃を許しても豊富な除去で2面〜3面除去をして一気に形勢逆転も充分可能です。除去レイドにコストが必要な紫BLEACHでは後攻3ターン目に前述2デッキのような除去を飛ばすことは基本的に不可能なため、先行3ターン目に大きな動きをされるとそのままゲームが終了してしまうこともあります。
紫アンティーカのようにファイナルからレイド三峰で展開してテンポを取るようなギミックもないため後攻どうするか問題は避けては通れません。

12/30日現在では環境推移による追い風が吹いています。
立ち上がりが遅いデッキである特性上、炭治郎や学園のようなアグロデッキに脆いデッキですが、そのようなアグロデッキを紫アンティーカが駆逐することは明らかなためです。

デッキの完成度は文句なしのtier1組に比べるとやや落ちるが、環境への刺さりは良い
というのが現在の私の見解です。

対面別の立ち回り

VS宿儺

有利

まず宿儺のデッキの構造上(BP4000キャラが8枚〜10枚ほどが一般的)、BP4000のキャラが豊富なデッキは比較的戦いやすいです。
レイド虎杖やスペシャルで4000を飛ばして低エナキャラを有効打点にするという戦術が刺さりづらいためです。
また、宿儺デッキの強みの1つにスペシャル4枚、レイド虎杖4枚、カラー4枚で合計12枚も盤面に干渉できるトリガーが採用されている点がありますが、一護はそのうちのカラートリガーを立ち回りでほぼ完封することができます。

当然このキャラから殴ること。

自分の体感と今までの戦績も宿儺には有利ですし、知り合いのCSで入賞している宿儺使い複数に聞いても基本的に一番嫌なデッキは紫BLEACHと答えるため有利と判断しています。

なお、5宿儺や伏魔御厨子を採用してゲームレンジを後ろにズラしている型に関してはほぼ互角かと思います。紫アンティーカの台頭により大阪CSで優勝したようなアグロ宿儺は数を減らし、コントロール型が増えると予想されるため、過信は禁物です。


VS紫ギアス

やや不利


インパクト無効がないため紅蓮弐式の猛攻を止める術がありません。
BP4000のキャラをいくら横並べしてもR紅蓮弐式のマスブロで平気で突破されてしまいます。
脳死で4000のみを横並べせず、お供に小型キャラも付けるなどの工夫が必須となります。
ガウェインも当然ぶっ刺さります。盾から何枚見えたか等しっかり考えながら試合を運びましょう。私は1枚でも見えたら絶対にライフを2枚にしません。ガウェイン×2のリーサルがあるためです。(それがなくても紫ギアス対面でライフ2にするのは避けたいですが。)
紫ギアスはハンドが枯れがちなため、リソースで差をつけて丁寧にBP4000のキャラを除去し、息切れさせて仕留めたいです。
また、紫ギアスに刺さるプレイングとして後攻1ターン目にフロントLに BP2500キャラの登場があります。
紫ギアスには2エナジーでBP3000のキャラが採用されていないため、BP2500の蓋に対してさらに蓋をすることができないためです。
これにより、前出しの1点を防ぎながら1点を入れることができるため2点分の働きをしていることになります。
先行3ターン目にかなりの確率で除去されてしまいますが、構いません。紅蓮弐式による除去を恐れずに序盤のライフを守り、取ることが紫ギアス対面で勝つ一番の近道だと考えています。

VS紫アンティーカ

互角〜やや有利?(サンプル不足)


BP4000をどんどん並べる同系統のマッチアップとなります。
・山札操作による安定感
・レイド三峰による盤面展開
・レイド摩美々による安定した小型除去
では紫アンティーカに軍配が上がります。
が、このうちの小型除去に関してはそもそも一護には刺さりませんし、プレイングで介入することでさらにケアが可能です。

・5黒崎 一護による大型除去
・4朽木 ルキアによるハンドリフレッシュ
・4阿散井 恋次による面とライフへの圧力
が紫BLEACH側の強みでしょうか。
やはり大型に触れる点が大きく、互角か紫BLEACHがやや有利か?という印象です。

しかし、紫アンティーカには対面のエナジーLを触ったり、山札から場外に送られた際に○○などの特殊ギミックがあります。
慣れていないと余裕で負ける対面なのは間違いありません。絶対にしっかり練習することをお勧めします。僕も知り合いにボコボコにされました。

色んなデッキに刺さるよね。


VS白夜叉

やや有利


基本的に有利です。
BP3000のキャラと松下村塾をどちらも複数体用意し続けることが白夜叉側の勝ち筋ですが、紫BLEACH側はスペシャル、5黒崎 一護、SR阿散井 恋次の3つの処理方法があります。
エナジーLを松下村塾が圧迫するため、処理を続ければ必ず息切れを起こします。
U黒崎 一護が大活躍する対面です。どの対面でも主力ですがBP4000で殴りながら松下村塾付与アタッカーを止めるのはイケメンすぎます。
2個玉欠損覚悟で前出しすることも視野に入れましょう。
序盤に小型で攻め込まれて中盤松下村塾で波状攻撃、終盤白夜叉のインパクトを止められずに押し込まれるのがありがちな負けパターンです。
白夜叉は除去レイドが存在しないため後攻2ターン目に卍解からフロントLに大型を登場させる戦術も有効です。なお、この戦術は宿儺や紫ギアスには絶対に行わないでください。レイド虎杖やマスブロ紅蓮で1発回答されてこちらだけ一方的にリソースを吐く形になってしまうためです。
除去レイドが存在しない、または除去レイドのコストを支払うことができないタイミングのみ有効になります。

差をつける細かいプレイング

この項目はかなり主観が入っています。半ば聞き流してください。
このデッキは4エナジー以上を確保して動くのが常識であり定石なデッキですが、時にはそれを捨てる必要があると思っています。
明らかに不利な盤面、展開にも関わらず、4エナジーを確保するのが前提で窮屈な動きをしている方をしばしば見かけます。
私には目的と手段が入れ替わってしまっているように見えます。
あくまでも勝つための手段の一つとしてエナジーの確保があるだけに過ぎません。エナジーLを整えることが目的になってはいけないかな、と。
例えば対面に小型で攻め込まれている時。エナジーLを多少壊してでも5黒崎 一護をレイドして1面処理しながら1点入れてみるとか。
4黒崎 一護の起動メインドローで打開を図るとか。

素出しに拘りすぎるのも考えものだと思います。
BP4000キャラを素出しするのはこのデッキの基本戦術であることは間違いありませんが、時にはたとえバニラであってもレイドして1点を入れる必要があると考えています。
あ、この対面でこの盤面は今1点入れたほうがいいな…みたいな。そういう嗅覚が養われていくとプレイングの幅が広がるはずです。
また、素出しで面を作って圧力をかける戦術は相手より早く盤面を作ることが前提となります。相手がすでに盤面作成を終えているのにこちらが呑気に素出し連発してもあまり怖さはありません。今の除去環境では簡単に突破されるでしょう。TPOを考えて即興の判断が必要となります。
(悪い例:先行3ターン目に3点削られているのに返しで悠長に素出し×3とか。勝てるわけないです。)

最後の最後に偉そうにつらつらと書いてしまい申し訳ございません。僕自身もまだまだ勉強中です。レイドする、しないの判断を100%正解できている自信はありません。
一緒に切磋琢磨できる仲間を随時募集しています。

終わりに

ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。
このnoteが1人でも多くの紫BLEACH使いのお役に立てること、また、このnoteきっかけに1人でも多くの紫BLEACH使いが増えることを切に祈っております。
質問等ございましたらトマトパスタ(@pasta_of_tomato)までお気軽にお越しください。
対面練習も大歓迎です。

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