見出し画像

初めまして。華山雅子と申します。

読みに来て下さって有難うございます


講座ページとかぶる話も多少ありますが
ご了承頂けるとありがたいです。

◎結婚当初

大阪で短大(英文科)を出たあと、
ただ結婚相手を探すんだと意気込んで銀行に就職しました。
ちゃっかり相手を見つけて3年で寿退社。
この頃はのんきなものでした。
大阪を離れ関東へ。
そこで出産後、ママ友との距離をうまく取れずに
ここからどん底人生へと突入していきます。

◎優雅な時間なんやけど…

当時一緒にいたママ友はみんな専業主婦でした。
なので、子供を幼稚園に送り出せばその後
そのまま誰かの家に集まってお茶をしていました。
それはとっても贅沢な話しなのですが、
ひとり、家でのんびりしたい時もありました。
でも参加しなかったら仲間はずれになるかも、と思い、
ひとりの時間は諦めていました。

◎パートに出てみた

でもやっぱりひとりの時間が欲しい!
ならパートだ!と思いいざ仕事を始めてみました。
集まってお茶する場所に参加しない口実は出来ました。

◎子供の学校の親付き合い

それでも子供が小さいうちは
学校の行事など親同士の付き合いもあり、
パートをしている事でうまく関われなかったり。
何をやっても私は人とうまく付き合えないと落ち込みました。
パート先でも失敗しては落ち込みがちになり、
1年ほどで結局辞めることに。
当時、マンションを買ったばかり、
ローンを払い始めたばかりだったので引越しも無理。
もちろん過去のママ友と再度関わる事も出来ず、
一人勝手に疎外感を感じ始めました。

◎どんどん落ち込む

仕事にも行けない、人とも関われない、
そんな中で子育てをしているうちに、
どんどん自信もなくなり落ち込みが強くなりました。
そのうち本当に外出が出来なくなりました。
辛い状況から現実逃避をしたくて
朝からビールを飲むようになりました。
本当にどうして良いのかわかりませんでした。

◎アルコール依存の始まり

娘はまだ小学生で学校の行事や習い事の送り迎えもありました。
幸い顔が赤くならなかったので、
ビールの力でそれらをこなしていました。
いや〜、怖い話です。
ある時、本当に親切に伝えてくれたママ友の
 『酒くさいよ』
の一言!衝撃でした。
バレてたんだ、とても恥ずかしかった。
その友達の紹介で心療内科へ通い始めました。
それからお薬漬けの生活が始まっていきます。

◎心療内科が合わなかった

心療内科の診断は曖昧だったように覚えています。
一応このお薬を飲んでみてください、というような感じで、
通院しながら薬の変更をしつつ様子をみていました。
その間、自分勝手に別のクリニックにも相談に行ったりしました。
当時まだお薬手帳が普及していなかったからか
行く先々でお薬を貰えました。
なので家にはかなりの量の向精神薬などがありました。
状況はあまり変わらず、良い時悪い時を繰り返すうち、
あるクリニックで双極性障害と言われ、
当時は、ああやっと病名がハッキリしたと喜んだのも覚えています。
決して喜ばしい事ではなかったのですが…。

◎散財とオーバードーズ

自分の気分の上がり下がりが
完全にお薬でコントロールされていて
安定を維持するのはとても難しく
下がっている時には薬を自分勝手に大量服用
しかもビールで(絶対ダメなやつ)する事もしばしば。
副作用として幻聴、吐き気とかは当たり前にありました。
上がっている時には
クレジットカードが切れなくなるまで散財。
リボ払いなる恐ろしいものにも
なんの躊躇もなく手を出していました。
銀行時代に貯めた預金は底をつき、
カードが切れなくなると鬱状態で薬を大量摂取。

◎摂食障害

食事は太るからと食べたくなくて、
安いサプリメントが主食。でも
ビールはたくさん飲んでいたので身体はブクブク。
太っているからと、下剤を飲むも
胃の中はサプリだけ。出るものは胃液やら腸液やら。
時々過食にもなるのですが
当時食べまくっていたのが、食パンをそのまま、それと
かき氷にカルピスをかけてホイップクリームを大量にかける
というもの。まあ、食べては吐くんですけど。

◎歯が抜け落ちそうに

色んなお薬を服用していたので、
脳がおかしくなっていましたね。
そんな薬と食事のせいで
歯茎がゆるゆるなってきて
歯が抜けそうにもなりました。
子供もまだ中学生、
当時我が家には犬1匹猫2匹がいたのに、
サラリーマンの主人は一体どうやって家庭を回していたのか、
私はそんな最中に2度もメンタル系の病院にも入院もしました。

◎運命の出会い①

ある時主人が思い切って近所に出来たスポーツジムに
週末一緒に通おうと入会。
そのジムには
加圧トレーニングをやっているというトレーナーさんがいました。
加圧は自律神経にも良いらしいと聞き興味を持ち、
その方にお世話になってみる事にしました。
その方の妹さんも過去メンタルを壊していた経験があり、
お話しする中で、
トレーニングで何かお手伝いが出来るかもしれないと
おっしゃってくださったのです。
それが筋トレとの出会いです。

◎メンタルの為のジム通い

パーソナルトレーナーさんについて頂いたので、
自己流ではなく、
正しく且つ加減を見てトレーニングして下さるのが
とても良かったと思います。
それでも最初は全然動かず
ただ辛いと泣きながら話をするだけの時もありました。
それでも少しづつ身体を動かせるようになりました。
ほんと少しずつです。
徐々に1人でジムに行けるようになり、
お惣菜を自分で買いに行けるようになり、
家事もカンタンな事なら出来るようになり、
と日常が少し戻ってきました。

◎運命の出会い②

お料理も少しくらいなら出来るようになってきた頃、
本屋さんであるレシピ本を購入しました。
その本が私にはえらくどハマり。
簡単だし家にある調味料だし、
なのに、味が決まる。
私が作ったモノを美味しいと心から思える本でした。
これもすごく自分のチカラになったなと感じました。
そのおかげでまたひとつ元気になれたのを良く覚えています。
そうやって少しずつ自分も家族の役に立っていると
思えるようになっていけました。

◎断薬に成功!

筋トレはとにかく地味に続けました。
行く時は面倒で嫌で、ズル休みもしました。
でも行って筋トレしたその帰り道は
いつも決まっておおらかな気分になっていました。
ただそれを積み重ねて行っただけだったと思います。
なのに、本当にすごいと思ったのは、
向精神薬を完全に断ち切れた事でした。

◎どんどん元気に

お薬を止められた事で自分に自信ができました。
筋トレとの向き合い方も、メンタルだけじゃなく
身体の締まり具体なんかを考える余裕も出てきました。
出来るトレーニングの幅も広がり、
ますます自信になっていきました。
要はとっても元気になっていったのです。

◎ジムに行けなくなったらまたウツに

コロナ禍で、家族がリモートになった時にも、
その時は一生懸命だったから気付かなかったのですが、
また家族が出勤し始めた時、
突然、頑張り過ぎた反動がきて、
ウツ状態だと自覚しました。
飼っていた愛猫の状態も思わしくなく
見ていて辛くなりました。
外出しようとすると訳もなく涙が出てくるのです。

◎階下で火災発生!また心が壊れる

しんどくなり始めた最中、
今度はマンション階下で火災が発生。
突然ベランダから煙と臭いが入ってきたので
猫を連れて車に避難。
幸い大事にはなりませんでしたが
ものすごく恐怖を感じました。
その経験がまた心を壊しました。

◎自力で復活

復活させる方法は知っています。
なので泣きながら
ベランダでスクワットをしました。
家事は出来なくても良いから、
ベランダスクワットだけはやりました。
するとやっぱり大丈夫になってきたんです。
この時に改めて筋トレって凄いんだと
改めて体感しました。
ああ、間違いないなと思えました。
娘からは
『そもそも自分で鬱やなって自覚できるって凄いと思うわ
 普通、自分が鬱状態やって、そんなん認めたくないのんちゃう』
とも言われましたが、
過去に経験したから分かったんだと思います。

◎ガン宣告

そうやって元気復活して過ごしていたのに
一昨年の冬の人間ドックで胆嚢癌が発覚。
昨年初めに胆嚢全摘出、肝臓一部切除と
胆管の難しい付けかえという
9時間に及ぶ手術を受けました。
年齢からみて3週間は入院予定と言われましたが
その約半分の11日目に退院出来ました。
先生方も凄いスピードだと驚かれました。
傷の治りも良かったし、
リハビリもとてもスムーズに進んだおかげでした。
これは筋トレ効果?!は分かりませんが、
そんな事もありました。

◎薬膳&麹調味料作り

退院後は食の意識もがらりと変わりました。
良く言われる
『身体は食べたモノでできている』
という事がようやく腑落ちしたので、
何を身体に取り入れるかを
良く考えるようになりました。
がん細胞はお砂糖を栄養にして増殖するらしいので
お砂糖も減らしています。
お砂糖減らして、料理なんて出来るんかいなと思っていましたが
それが全然出来るんです、その一つが麹でした。
なので家でも作れるカンタンな麹調味料を
作ってみたりしています。
薬膳についても、少しですが勉強しています。
日々元気に過ごせるようになっているなと
何となくですが、体感してて面白いです。

◎今は親のコトなど

最近は実家の母の認知症の事で
かなり気分が沈んでしまうのですが、
自分と筋トレは切り離すとホンマにまずいので
その時間だけは必ず確保するようにしています。
親の心配だけだときっとまた
泣き泣きの日々になってしまうと思うんです。

◎筋トレに対するイメージ

あの時スポーツジムで出会った筋トレのおかげで、
難しい事はよくわかりませんが
何でかめちゃくちゃいきやすくなりました。
筋トレって身体を鍛えるモノだと思っていたら
メンタルをも整えてくれる最強メソッドでした。
最近知ったのですが、
腹筋が割れてくるとか、足腰が強くなる、
アンチエイジングにもなる、というのは
筋トレから受ける恩恵のわずか一部分なんだそうです。

◎アラ還の私もまだまだこれから

これから始めるなんてもう遅いかも、と思われる方、
60歳を過ぎても筋肉は育つという話もあるそうです。
ここから始めなかった来年は確実にもうひとつ年齢を重ねます。
ほんの少しでも動いてみた方が良くないですか?
筋肉付ける事は
これからの私たちの身体にとっても必要だと思いますし、
筋トレする事で気分爽快にまでなったら、
そんなんラッキーって感じじゃないですか。

◎ちょっとでも長くシャキッと!

私ももちろんみんな老化は起こります。
ちょっとでもシャキッとしていられる時間が
長い方が良くないですか?
漠然とした不安を抱える50代女性の毎日が
少しでも明るくなれて
身体もしっかり強くなっていく
そんな歳の重ね方ができたら良いなって
思ってます。

◎すぐサボりそうになる…ので

筋トレ習慣のある私もすぐ凹む、
すぐすぐサボりたくなります。
いや、それでも少しでも楽しく日々を過ごしたい!
そうやって私も少し頑張るので、
少し頑張ってみようという方が
増えていくと良いなと思っています。

◎長文読んでいただき、ありがとうございました

こんな長文書いたのは、いつ以来やろ…。
銀行員時代に、失敗ばっかりで、
課長に反省文を書かされた時以来とちゃうかと思います、マジで。
なので、つたない文章になってしまっていますが、
最後まで読んで下さったお方、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?