The Miscalculations of Lightning Girl
図書館で借りて読みましたが、1月入ってから読み始めてすでに読了しました。数日で読み終えました。ほぼ80パーセントはAudibleで聞いて、読了。息子にも読ませたいので、キンドル版も購入してしまいました。
読みやすい英語でした。舞台が中学校と、ペットシェルターなど現実と地続きになっているせいか、使われる語彙が限定的だからかな。
Lucyは以前、雷に打たれて以来算数の天才になった女の子。円周率を永遠に唱え続ける脅威の能力をもっています。数字に強いこだわりを持ち、算数の問題を解くことで、心が穏やかになったりする子です。算数の天才になって以来、普通の学校には通っていなかった彼女ですが、親代わりの叔母さんに普通の公立中学校に通うように言い渡されます。すでに大学レベルの数学をこなす彼女ですが、友達を一人でもつくり、一年間は中学に通うように言われます。
しぶしぶ中学に通い始めたLucyですが、さっそく周りから浮いてしまいます。彼女は潔癖症であらゆるものをワイプしなくては落ち着かないのです。そのため周囲の心無い生徒たちから、”クリーニングレディ”などと呼ばれてしまいます。そんな中でも、友達になれそうな子Windyも見つかりますが、Windyの元親友Maddieは意地悪をしてくる子でもあり・・・。
友達を作る方が、算数の問題を解くよりも難しい。特にLucyのような子には。でもこの物語は温かい結末を迎えます。我が息子にも、Leviみたいな男子になってほしい。異質な人を攻撃しないで、そのままそっとしておけることは大事です。知り合う機会があったら、友達にもなれるかもしれないのだから。そして、自分と合わない、わかりあえない人も必ず世の中にいるけれど、そういう場合は、そっと離れるのが一番いいと思います。
アメリカの中学校、こわいな~。小学校とはガラッと変わるらしいし、子どもにも親にもこの変更はタフだと言う人が多いもんね。今から心しておかねば。
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