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5月1日 リーディングスタイルあべのnote店

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外に出られない日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今は気軽に外に出かけることができませんが、これまではインドア派の自分が休みの日に重い腰を上げて外に出る目的は3つありました。一つ目は友達と会うため。二つ目は書店巡り。最後三つ目が美術館巡り。
東京に住んでいたことがあるのですが、その頃は毎週のように色んな美術館やギャラリーに行っていました。東京は美術館が本当に多いので飽きることがありません。
メジャーな展覧会にはあまり行きませんでした。人が多すぎると人にもまれるだけで作品を見ている気がしないのです。人がいない時間を選ぶか、小さな展示会か、常設展に行くか。
薄暗くて、静かで、ゆっくりと流れる時間。あの独特な空気感がたまらなく好きでした。時間を気にせず作品と自分とが一対一で向き合うことが、その頃日々の生活に息苦しさ感じていた自分を支えていた気がします。
大阪に来てからも以前ほどではありませんが、非日常な空間の独特な空気を味わうために美術館に足を運びます

それでは、今回は『美術』をテーマにご紹介します。

書籍1

先に映画を観て、その後原作があると知り読みました。映画は冒頭の色とりどりの野菜を切っているシーンが本当に素敵で…。どこを切り取っても絵になる映画です。
時代背景、人々や街の様子、フェルメールの家族構成、家の所在、など忠実に再現されていて、17世紀のオランダの時代にタイムスリップして物語の中の世界に一気に入り込めます。
読み終えた後、『真珠の耳飾りの少女』の絵がより魅力的に物語性を持って見えてきます。


しょせき2

原田マハさんの美術小説は、美術の知識がなくても面白いのですが、少しでも作家や時代背景を知っていればより楽しめるのが魅力的。美術好きにとっては、知っている作品やエピソードが出てくればニヤッとします。史実とフィクションがきれいに混ざり合っているので、ぐんぐん引き込まれます。


書籍2

純愛、略奪愛、悲恋…苦悩葛藤の恋愛エピソード。
美術が苦手という人でも、芸術家の人生模様や作品の背景にある物語を知れば自然と作品を見たくなる!かも。
それにしても、芸術家の濃い恋愛の数々。


書籍3

作品を見るとき、人はどのような基準で見るのでしょう。
贋作と本物の違いはどうやって判るでしょう。もし、贋作と知らずに感動したらそれは間違いなのでしょうか…。
実在の贋作事件を題材に美術界の欲望と闇を照らし出すと同時に、自分自身一人の鑑賞者として考えさせられる一冊です。


書籍4

貼絵画家、山下清さんの放浪記。日本各地を自由気ままにぶらりぶらり。
その土地の人々と交流し、出会った景色を描き、世界を真っすぐに見つめた山下さんのスケッチと言葉が綴られています。


以上、書籍紹介でした。では次回お会いしましょう。


リーディングスタイルあべのは、近鉄の阿部野橋駅からすぐ Hoop6階にあります。営業再開後のご来店お待ちしております。


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