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笑顔を引き出してくれる場所(3)

舞台役者をしています。ここでは、笑顔を引き出してくれる場所(1)から続く、ライブ配信にまつわるストーリーを綴っています。
引き続き、「私の配信ストーリー紹介」という企画に乗じて、
自分が一旦お稽古に向けて休みに入るまでの4ヶ月、そこまでのあゆみを(誰に向けてというものでもなく)認めていきます。
初めから読むのはこちら。▶︎笑顔を引き出してくれる場所(1)


主には、同じようにライブ配信で不安な思いをしていたり、
何かにすがりたい気持ちで検索したりしている配信者さんの目に触れて欲しいなという気持ちがあるので、リスナー様、特に直接遊びにいらしている方々がご関心を寄せて開いてくださったとしたら、自己責任でお願いします、というものになるかもしれません。
配信内でも弱いところや不安、人の暖かさに触れて涙したりする姿、正直な気持ちは常々全部見せているので、「言っていたなあ」というものではあると思うのですが、
例えばあまり裏話まで聞いて気持ちが離れるとか、心に冷たい氷が落ちちゃうなという予感がしたならば、そっと閉じてくださいね。
※その意味で、ここからは、と思う部分、鍵をかける、選択の自由を持たせるためにも、一部有料に設定してあります。

▼配信に駆り立てられた気持ちは、焦燥感や意図しないプレッシャーだったかも

何のために始めました、何を目指して頑張っています、というのは
第1項で書いていたもので
それをお伝えし、全力で頑張る姿に共感してくださった方と一緒に
あくまでも「キラキラ」上を目指していたことは念頭においた上で
この先をお読みくださいね。
そうでないと多分、なーにをそんな暗い気持ちでやっている人についてくんじゃい
と思うと思います。あは。



AランクにいくまでのC〜Bランクの2ヶ月間は、「やらねばならない」「クリアしなきゃならない」
というような気持ちで、自分の中でのワクワクした気持ちという以上に、
「せねば」という思いが配信に向かう自分の背を押していたように思います。

配信内は楽しいし、笑顔でわあきゃあ「ハイテンションテーマパーク」だし、ずっと声を枯らしてしまうほどのマシンガントークだけど

俯瞰で自分の評価をする時、配信をつけていないときは
自分の経験不足や統率力のなさについて悩ましく思う時間が多く。

「とにかく長くつけないとエールをいただけない、メーターが作れない」
「ほとんど他推しが多いので締めに選ばれない」
「0:00締めはリスナーさんが眠たくてなかなかきていただけない」
「専業ライバーじゃないから競合しない時間の配信とか長時間ほぼ終日とか毎日は無理、、」

という思いを、プラスでもマイナスでもなくただ事実として、抱いていました。

ひょうきんで明るくて楽しい人間だが、考え方?自己評価が?厳しい?自己肯定感が低い?自信が持てない。
事実、とは書いたものの、質がウェットでネガティブなエヴィデンスなので、自分はできないコだな、
未熟者だな、ダメダメだなみたいな、そういうひかげにいるようなセルフ・アセスメントでいる時間だったわけです。(ルーですよルー、キャッチできた方は感性が私に追いついていますよ👌)


配信とは関係なく、
これまでの人生、というと大袈裟かもですが、経験を通して割と大事に抱っこしがちになった、
でも表に立つときにはそんなこと見せてこなかった、
「どうせ自分なんて、」みたいな気持ち、
「愛されない自分、」みたいな気持ちが差し込んでくる瞬間は
ライバー活動をしていると顕著にやってきました。


他のライバーさんの「これまでの歩み」と書かれている記事だったり、多くの応援に感謝を伝えるプロフィールだったりを読むときや、
イベント等で同じブロックの方が、誕生日などでとってもたくさんの方から応援されて素晴らしい成績をとっているのを目にするとき、
自分はいつかそうなれるのだろうか、
なれたらいいなあ、そんな日が来るのかなあ、
と心許ない気持ちになっていました。

だからこそ、強迫観念のように、
やれる時やりまくる、やらねば、というがむしゃらマンがうまれたのかなあと。


でも、これ、自分には「やって当たり前のこと」、「努力するしかない」の範疇で、
勝手にもうそうするしかないみたいな、マシーンみたいに取り組むみたいな、そんな感覚なので、
いわゆる配信疲れとか、病むとかではなく、(この状態では危うさはあるかもしれないですが)
馬車馬配信習慣、全力全身、勝手に取り組む日々でした。

自分にはできないかもしれない、無理かもしれない、
と諦める気持ちもどこかにあって、
それを見ないフリして、消し去るためにも、がむしゃらにやる、というところがあったかもしれません。
まさしく、駆り立てられるように近い感じで、配信の時間をとっていたかもしれません。


ただ、そういう、人を羨ましいと思う部分は今でも引き続きあって、
多分、私の性分?なのかもしれません。
どれだけ自分がランクを上がろうと、プラスを取れようと
たくさんの他のライバーさんをみていて「いいなあ」「愛されているなあ」「素敵だなあ」「楽しいなあ」「こんな枠(配信)にしたいなあ、こんなファンコミュニティが育ったら嬉しいなあ」と思うことは毎日です。

そうした思いが「この先はこうしたい」と思い描く未来のイメージを結んでくれるとも思っているので
そんなに悪いものでもないかな、
向上心というやつにもくくれるのかなと、思っているところがあります。
自分の枯渇を感じるような気持ちも、前向きに捉えられるというか 。
本業であるお芝居の方を優先する時期が来て、おやすみに入る、ということも
「無理に上を目指すことが目標ではない、次の段階へいっていいんだ」ということを許容させてくれて
肩の荷を下ろしてくれたのかもしれませんが…。


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