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八十八箇所巡礼の恩恵

リーディングマスター・まさみちです。この記事は、見えないものなどよくわからないという方々に、見えなくても捉えられる能力があると知ってもらうことと、自身でも使いこなせる道があることを伝えることを紹介しています。(1/88)

八十八カ所巡礼の旅を通して、各札所での心の繋げ方、祈り方、参り方、拝み方、表現は何であれ、仏との対話、心との対話などリーディングマスターが現地に赴いて、感じたことをシェアしております。

同行二人

こちらの記事が発端で、妻が「やってみたい」と言い出して、お遍路の旅路に入りました。

最終日は、22番札所を残すのみです。

南の舎心獄(しゃしんがたけ)

南の空海

若き空海が修行した場所とかで、こちらも気がとてもよく巡っており、瞑想しやすい場所でした。

動画も撮り、後々に編集して公開したいと思っております。

南の舎心獄の風景

こんな風景が広がっていて、北の舎心嶽(しゃしんがたけ)とはやはり、雰囲気が違います。画面中央に虚空蔵菩薩がいらっしゃるので、パソコンや携帯画面から飛び出してきているイメージを持つと繋がるかも知れません。

「もし、自分が仏なら、自分の今の立ち振る舞いに『よくやっている』と言えるか自問してみなさい」と問いかけられているので、自分に対して「よくやっている!」と宣言してみた時、その後に何が思い浮かぶかを眺め見ていってください。

様々な思いが浮かび上がるかも知れませんが、それをただ、ひたすらに見守り続けることです。最後の最後まで心の内にあるものを打ち明けられた時、「よくやっている!」と宣言すると「よくやっている!」とイメージ出来たら終わりです。

そして、友人などに「私は、『よくやっている! と思うんだ。』と聞いて、あなたはどう感じた?」と聴き、素直に「よくやっているよ!」と返事をくれるか確かめてみることです。

内なる問いかけでもOKになるなら、外に問いかけてもOKになるなら良好な状態と言えるものです。そのように使ってみてください。

空海

空海像と共に。

ここでの体感は素晴らしきものがありました。臨在感とはこういうものだという体感が訪れました。言葉で言う「臨在」というものと、体感で会得する「臨在」のなんと大きな隔たりがあるのかと、これまでも解っていたつもりが、ここに来て解る体感が来ると、これまでの解っているレベルがまだまだだったことが解ります。

言うなれば、陽の意識での臨在は知っていましたが、今回の体験で陰陽合わさった臨在という感覚です!

八十八に力を与えて

これまでの体験をレポートしているので、前の記事も見てみてください。

繋がり方が半端なかった札所! その8です!

二十二番札所、平等寺では、自身の居る場所に薬師如来が居て、その周りに時計の数字のように十二神将が居て、足下全体に鏡があり、その鏡の中に本来の自分がそちら側に居て、十二神将と鏡映しになるように自分の分身がいるイメージでの繋がり方。

平等寺

自身の立っているところが既に薬師如来がいて、自分は足下の鏡の中にいるので、お祈りしているのは自分ではなく薬師如来です。自分に代わって、悩みを打ち明けるなど自問自答することで、新たな発見や気づきをもたらすことが出来ると思ってみてください。

21番札所、太龍寺と、22番札所、平等寺の間に「大根峠」というものがあり、ここに大変な気の詰まりがありました。それを妻と共に祓い清めると21の世界と22の世界が繋がりがもたらされたと感じられるようになりました。

20と21では那賀川で隔てられていて、21と22は大根峠で断ち切られていると感じるほど21番札所、太龍寺は気づきをもたらすには良い場所だと思いました。行ってみて欲しいところです!

22番札所への道行きは、現実世界への帰還といったイメージが強くありました。3年前に結婚し、この3年間は本当に内なる心を整え続ける日々でした。深層心理を現実世界に引っ張り出すような毎日で、様々に荒れ狂う見捨てられた心を治療するものでした。夫婦揃って、人の痛みを我が痛みとする余り、抱えきれない苦しみを背負い込んでいたのを全部降ろしきって来て、臨んだ八十八カ所巡礼の旅でした。それでも、この旅路は見えなかったものをさらに浮かび上がらせてくれる毎日で、「こういうことか!」「そういうことなんだ!」と合点の連続でありました。

心を開いて、八十八カ所を巡礼する道のりはこんなにも険しいものだとは解りませんでした。けれども、歩いてみて、札所で参ってみて、解ることが時代を越えて届けられている確かな実感を得ることの喜びは半端ないものでした。

心を通い合わせた妻と二人で歩くことでしか見つけられない謎解きもあるのがよく解りました。単身では見つけ出せないカラクリがあります!

八十八カ所巡礼をする上での、心構えの一つとして提案して起きたいことが「建前が使い分けられないとしたら?」と考えて欲しいのです。本音と建て前を切り替えられたり、気分を入れ替える事など、「モードチェンジ」みたいなことをみなさんでやっていると思います。「遊びモード」と「勉強モード」や、「休日モード」と「仕事モード」という切り替えって普通にしているものです。それが「出来ない」としたら? というイメージ力です。

このような切り替えが出来ない「素」しか出せない状態が続くとしたら? どのように準備するといいかを考えると、八十八カ所巡礼の旅は有効に活用されると思います。

そして、気になっていた南無大師遍照金剛を11パターンで読み分けて解説してみたいと思います。

南無大師遍照金剛とは
11,道、大師に帰依するもの。大日如来と共にあること。
10,現、唱えるだけでご利益がある言葉。力を与えてくれるもの。
9,宗、光り輝くあなたの愛がそこかしこに満ち満ちて、全てを与えてくれるから私でいられるのです。
8,真、喜びの中にいるほど、人に尽くせる心を創造出来る力強さを感じ、愛おしさに溢れ、どんな苦難も乗り越え、許し合いの中で助け合う力を育めるものです。
7,妙、生きる力の源が本来の私の姿であり、命の力の源が本来のあなたの姿であると気づき、二人で一つの生命を支えることで子孫を歓喜の世界へと照らし出してあげられる太陽のような愛であることで笑い合っていけるのです。
6,卍、限りのある人生だから、大切にしたい気持ちが育つものです。あなたの思いやりが閉ざした心の中にも愛を届けられる力強さで慈しみをもたらすことが出来れば、塞ぎ込んだ心にも愛を芽生えさせることが可能です。忌み嫌われた心を、祝福の愛で蘇らせる力をあなた以外に誰も出来ないとして感じてください。お大師さまの優しさや、大日如来さまの代わりの効かない愛が、あなた自身であることを信じて生きて行くのです。
5,弁、自分の中に普遍的に崩れることを知らない思いやりとなる純粋な気持ちがあることに気づいてください。それを信じる程に、あなた自身の日頃の在り方が太陽のように温かく、人の心を失って冷たくなっている心にも温もりを与えていることに気づいてください。より良いことをすることが自然なこととして気づけば、誰もが互いの病んだ心の中まで光を与えてくれる存在となり、掛け替えのない友人となることでしょう。お大師さまのように、太陽のように、求められる前に与えている存在が自身であると知り、振る舞ってください。
4,忙、たくさん学び知ってください。知恵の無い人に知恵を与えられることに気づいてください。解らないことを解らないままにせず、尋ねては身につけられる道を歩んでください。部屋を片付けることや、手伝いをすることなど、仏心を身につけた私だから気づける行いがあるものです。言い訳も諦めもお大師さまと共にいるなら、出てくる筈などありはしないものです。私もお大師さまのように「成った」と宣言しているのですから、迷うことなく完遂して、いつ見てもらっても恥ずかしくない姿で振る舞います。
3,筋、嘘をつかず、嫌味を持たず、非難するだけに終わらず、嫌う相手がもしもお大師さまの生まれ変わりなら? 大日如来さまの化身としてのお姿としたら? 本当に見せたい姿かどうか考え直してみる時間を設けてみてください。見えないお姿となり、自分を育て上げようとしているなら、苦難は楽しみに変わるものだと心得てください。一時が二度と戻らぬ貴重な時間です。最大限に輝く姿が今の姿かを想像してみてください。自身から後光が射すほど輝く生き様であるかを常に問いかける意志の強さがあることです。
2,運、価値の大小や、得の善し悪しで判断することを止めて、お大師さまや、大日如来さまが喜ぶような振る舞いを基準にして動いていくことで、見えてくるものがあります。皆が皆、あなたの心の中までも見透かしていながら、今のように関わってくれていることを考えてみてください。みんな優しい人だと思うことです。
1,雑、信心深い姿として見てもらえるもので、規律に縛られている限り、指導者の目を誤魔化すには、規則通りに唱えておく必要があるものです。
0,白、意味は無くても「唱える」ことで価値が生まれると信じて唱えるものです。利己的な想念に従い、価値は生まれ、そして失います。人の指示では唱えぬことです。

これらの意味合いが込められているのが「南無大師遍照金剛」という言葉のようです。「悟った人として立ち振る舞えてしまえば、そのようになりますよ」とでも訳せるでしょうかね。

これは私自身が意味など納得したいので、リーディングしたものです。
真言宗の中ではどう解説されているかは存じ上げないですが、それらと対立するものではないと明記しておくものです。

こうして巡礼してみると、真言宗の知惠の仕掛けがたまらなく好きだという感覚が湧いてきます。仏像や本殿などに仕掛けとして組み込まれているので、それを感じ取れば学べるのだから、これほど有り難い教本はないという感覚です。

ありがたや〜。

文字にして伝承することで、欠落してしまうものがありますから、造形物に込める仕掛けが面白い!

みなさんも、是非、気づきシステムのある八十八カ所巡礼をしてみませんか?

ネモフィラ2

リーディングレッスン!
精霊がいます。

写真の世界に入り込んでいるイメージを持ち、「笑顔になるにはどうしたら良い?」と問いかけて見てください。繰り返し同じ質問をすると、掘り下げていけます。

楽しんでね!


      リーディングマスター・まさみち


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