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紐解け! 薬師如来と月光菩薩

リーディングマスター・まさみちです。物事を深く納得出来るレベルまで考え尽くしていたら、見えないものや、神仏といったものなどが一体どんな概念によって形成されているか閃き降ろせるようになってしまい、その力を借りて心理カウンセリングをしております。(15/88)

人と人とはわかり合えるものであり、人を救うのは神仏ではなく「人」であるというのを体感し、「こういうことを言っているんだ」と肌身で解ってきたので、シェアして行こうと思い、記事にしています。

前回は、薬師如来三尊のうちの右隣にある日光菩薩について解説しました。

薬師如来の「薬師」が薬を調合する「医者」という位置づけが一般的解釈だと思ったところ、どんな事があっても見捨てることなどない「親友」という位置づけの意味合いで紐解けたのは驚きの結果でありました!!

友の為なら、嫌われようが、無視されようが、邪険に扱われようが、友が「いらない」と断ったことさえ、「必要だろう」と助け出す為に骨を折る存在だというイメージということです。

友からしたら「なんで私の為なんかに……!」という台詞を言っても、「友だちだろう!」とさりげなく苦難をものともせずに笑いかけるのが「薬師如来」だというのです!!!

友の為に、様々なことを研究し、開発し、どんなことをしても救い上げてみせる意欲を見せる中でも、傷つき、凍てつき、腐りきったボロボロになった心の欠片たちを見返りもなければ、要求されることもなく、ただ友として「治してあげたかった」という純粋な思いの結晶が薬師如来だということです。

様々な有益な機械を開発していくことも、新しい遊びを生み出したり、故郷が活性化して発展してくれるならという願いも、どんな人との関わりにおいても「微笑む」ことに繋がるようなら嬉しいものです。

けれども、好きだったことに取り組まなくなったり、環境や関係性の影響でやりたいことを挫折することになるなど、苦悩する出来事が続くと、本人も周りも暗くなってしまいます。空元気も元気の内だという解釈もありますが、その空元気も続かなくなったり、無理が祟って寝込むことに到ると切ない限りです。

そんな時に頼るのが薬師如来であり、月光菩薩です。

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月光菩薩は、月の光というように、真っ暗ではなくほんのりと道がわかるくらいの明るさがあり、一人で考え込みたい時、逃げ込んだ暗闇の場所でもあるのです。昼間の世界は眩(まぶ)しすぎて、居場所がなくても夜の世界は落ち着くことがあるものです。そんなどこにも居場所がない人に、居場所を与えてくれ、自由に居させてくれ、「何も言わない」存在です。

薬師如来が親友と称したように、日光菩薩は隠しようが無いツッコミを入れてくる存在に対し、月光菩薩は何も言わずに寄り添ってくれる存在というイメージです。

どっちの友もいない。

と、嘆いているあなたにも薬師如来三尊は側にいることを教えてくれているので、寂しくならないでいてください。

繋がり方
自分と月光菩薩を入れ替えたイメージを持ちます。自分の立ち位置に月光菩薩が着ぐるみのように覆い被さっている感覚です。仏像が建っている場所に自分が立っているように意識を動かしてみます。あちらに自分、こちらに月光菩薩です。月光菩薩化している自分の方から、あちらの自分に向けて「悪いところは何ですか?」薬師如来の隣に立っている自分に向けて問いかけると、自分が何か思いついて言葉にするのを、ただ吐き出させてあげてください。

東寺で体験した金堂での動画です。
※日光菩薩でリンクされている動画と同じです。

薬師如来が月光菩薩となって寄り添う姿は、日常生活を支えるレジの店員や、配達員などです。物言わず生活を支える作業を続けてくれる人たちです。自分の孤独の人生であったとしても、一人で生きている訳では無く、多くの人たちの交流により生きています。

声にする必要の無い声が届けられていることに気づいてください。

事例として紹介すると、以下のようなやり取りが出てくるものです。

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「頭」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「考えないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「助けを求めないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分を知ろうとしないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分を許さないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分の声を聴かないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分の自由を認めないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分の好きにさせないところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分だからダメだと諦めているところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分のようにならないようにしているところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分「自分は生きていないと死んだままにしているところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「嫌われても生きていいとしなかったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「怒られても再度取り組んでいいとしなかったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「好きなことを嫌いにしてしまったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「自分の本音を相手に言わなかったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「簡単な道を選ぼうとして自分の道を選ばなかったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「許されていることに気づかなかったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「考え抜こうとしなかったところ」

月光菩薩「悪いところは無いですか?」
自分+薬師如来「まだ生きていると気づかなかったところ」

自分+薬師如来(微笑んでいる)

というようなやり取りが出来ることがあります。
月光菩薩は「悪いところは無いですか?」と繰り返し聞いてきているだけです。決まった言葉を繰り返すだけでも、自分の本音を言い尽くす流れは生み出せます。

自分で無い仏の立場から、自分を俯瞰するイメージでの問答は、寺に参って拝むような行為では中々気づけないものです。

入れ替えたイメージの効力を知ってください。


いかがでしたでしょうか?

では、また。

リーディングマスター・まさみち。


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