読書記録R6-110『ともだちは緑のにおい』

作 工藤直子
絵 長 新太
理論社1988年12月第1刷

工藤直子
1935年、台湾に生まれる。詩人。
詩集「てつがくのライオン」で日本児童文学者協会新人賞、「ともだちは海のにおい」でサンケイ児童出版文化賞を受賞。
著書に、詩集「のはらうた Ⅰ・ⅱ・ⅲ」
絵本「ねこ はしる」他。

長 新太 
1927年、東京に生まれる。漫画家。
絵本「おしゃべりなたまごやき」で文藝春秋漫画賞、他。
!住所掲載!!?
2005年没。

noteでmbook.26さんに教えて頂いた
ありがとうございます

読みたい数冊のウチ貸出中もあったが、運良くこちらは閉架にあった。
紙は薄黄色に変色している。手触りが良い。長さんの絵と合っている。


太陽に誘われ次々とともだちがふえる。
ライオン、かたつむり、ろばはともだちになる。
散歩したり、遊んだり、歌を作ったり、三つ編みしたり、虹にチャレンジしたり…

ファンタジーに満ちているのに彼らの会話は普通の大人と同じ。きちんと挨拶もするし、質問にも答える。自分の思いも伝える。決して頭ごなしにけなしたり、反対意見を言ったりしない。
お互いが尊重し合っている。
小さな子どもさんにもそういうことは伝わる。そして大人にも。

ゆううつやえいえんのゆうじょうという言葉を辞書で知る

光や風や雨上がりの空
緑の地球で様々な生き物が呼吸し煌めいている

詩とも童話ともつかない話だって。
何だか救われる。

『ともだちは海のにおい』も是非読みたい😍

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