読書記録R6-58『きみの言い訳は最高の芸術』
最果タヒ著
河出書房新社2016年10月初版
初出
十代に共感する奴はみんな嘘つき……「すばる」2013年9月号〜
私が「私たち」だったころ……「新潮」2016年8月号
他、ブログより改稿
最果タヒ
1986年生まれ。詩人、小説家。
2006年、現代詩手帖賞受賞。
2007年、詩集『グッドモーニング』(思潮社)を上梓。同作で中原中也賞を受賞。
他に詩集『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』、小説『星が獣になる季節』他がある。
今回、たくさん付箋貼ったけど…内容には触れない。
私の好きな詩人の一人。
その世界観に浸りたくて、行ったことのない大阪の街に行ったことを思い出す。寒い2月の風が吹く中、弱い太陽が赤い観覧車に当たっていた。
彼女の作品を暗唱することはできない。
大切にしていたはずのビーズのネックレス
言葉は紐が切れたように飛び散る
拾おうと慌てて手を伸ばしても気づけば草むらに隠れてしまう
そしていつも
気づくと最果タヒの詩集に手を伸ばしたくなるのです。
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