見出し画像

ハートを描くと源氏パイになるレベルの人のお絵描き一年目録

ハートを描くと源氏パイになるレベルで線がガタガタの人が、1年間少しづつ描いてた記録のメモ書きです。

きっかけとしては、2023年はミリオンライブが10年目だし、推しに貢献できることもっとしたい! もとい推しカプの望月杏奈と島原エレナのあんエレの供給を増やしたい!! という野望がスタートでした。

あんエレについて詳しく知るにはこちら

◆◆ざっくり一年の動き

1年間の経過ざっくり杏奈ちゃん

推しの望月杏奈ちゃんの初描き(2022/12/12)から最後に描いたのをまとめたのが上記画像です。何も描けないからはレベルが上がり、なんとかお絵描きの門の前に立ったかなと少し思います。

一年間での完成したお絵描き達

●10月ー12月 ポケモン模写
●12月ー06月 人間の顔模写
●07月ー12月 人間の全身描き始める
ざっくりと上記の感じにして練習してました。

●10月ー12月 ポケモン模写

まずまともに線が描けないので、線を描くことに慣れるために、ひたすら毎日1匹のポケモンの模写を2-3時間してました。時間があまりにもない日はラブカスを描くなどして過ごしてました。
とにかく模写をして、線を引く練習・細かく見る練習・考える練習をしてしました。
線を楽しく引くお絵かきのスタートとして良かったと思います。

右上のムウマは可愛く描けたと思います。

●12月ー06月 人間の顔模写

線を引くことに慣れたので、12月に入ってようやく人の顔に挑戦! ということでアイマスの担当の杏奈ちゃんの模写を始めました。
それで下の絵が完成しました。

人生初描きの望月杏奈ちゃん

「模写でこれ……? 人間描くの難しすぎでは??」
……となったのでイラスト教室に体験教室に行きました。

・個別指導イラスト・マンガ教室egaco様
https://comic.smiles55.jp/
退勤後に通うのは立地的に難しいので断念しましたが、初心者にも親切丁寧に教えて貰えて、今後何を勉強したらいいんだろうという良い指針になりました!  サイトに載ってるコラムも参考になります! オンライン受講もあるのでご参考に!

体験教室で顔の比率や描き方の基礎を教わったので練習用の顔を色々描いて再チャレンジした結果が下の杏奈ちゃん!

だいぶマシになりました。

そんな感じで12月ー06月の区間は、線がガタガタな理由って古いペンタブのせいではと液タブを買ったり、よー清水様の書籍を読んだり、グリッド模写したり、ミリシタのスクショをベースに顔の模写をいっぱいしたりしてました。

コラムの隅を埋めるSDが描きたくて少しSD絵を練習したりもしてました。

●07月ー12月 人間の全身描き始める

この時期の絵

7月ぐらいから、人間の全身を描き始めましたが全く描けない!
描き始めから完成までの日数は、下記な感じ。
・ウェディングあんエレは、34日。
・ハロウィンあんエレは、52日
・ハッピーバースデーエレナちゃんなあんエレは、18日
・アイデンティティ(kanaria)あんエレは、32日

作成日から追ってるだけなので、描いてる途中に絵を置いといて、別の練習したり遊んだりもしてましたが、めっちゃ時間かかりました。人間複雑すぎるなと思いました。

特に手がヤバい! 人類の指がソーセージみたいな指であればもっと描くのが楽なのに! ってすごく嘆いてました。

はい、嘆いても変わらないのでとりあえず下記みにまる様のポストを参考に手を描く練習しました。

会社の昼休みとかの空き時間に手を描く練習し始めるぐらいに描けなかったですね……。

ラフの組み立てとしっくりくる下書きを起こすまでが、めちゃめちゃ時間がかかっているので、そこをなんとかしたいですね。(なんとかするには絵を描いて経験値を貯めて、自分の中で目安を立てられるようにするになりそうですが)

仕事や体調不良で後半戦はバテバテですが、こんな感じの一年でした。


◆◆描くための背水の陣&やって良かったこと

自分はサボることに自信があるのでひとまず下記の背水の陣を敷きました。
 ●身内の作業サーバーに通う
 ●知人に、絵を描き始めた事を話す

上に書いた背水の陣は実際にやって良かったことだったので、やって良かったこともまとめて書いときます。

●身内の作業サーバーに通う

お絵描きの練習をするために身内discordサーバーを建てて作業してました。大学の知人達が奇しくも同時期に同人誌を作ることになってたので、互いに相互で作業応援もとい監視をするために、建てた感じでした。
(世の中にはmocriなどがあることは知らなかったので建てちゃいましたが小規模でも建てた方が便利だなーとは思います)

作業discordと身内サーバーのメリットとして下記があげられると思います。
〇作業Discordのメリット
・人が作業してると作業したくなる
・ひとりでも通話チャンネルに在籍できる
・配信する処理が重くない
・作業予定宣言とか参考資料とか話題ごとにチャットチャンネルを別ける事ができる

〇身内サーバーメリット
・身内の感想や質問が聞きやすい
・下手でも絵をシェアして意見を聞きやすい

Discordの通話チャンネルは、Skypeとかと異なり一人でも入れるので、誰かが作業してるというのが可視化しやすいのが良かったです。
やっぱり誰かが頑張ってる姿には、感化されるのでサボり防止とモチベーションアップに凄く良いですね。

身内サーバーのメリットは下手な絵を公開しやすい点もポイント高いです。
下手な絵を公開するのは結構しんどいですが、何もわからないのだから絵を公開して仮説を立てて疑問を解決してレベルアップする必要があります。身内だと質問する心理的ハードルがかなり下がるので、仮説に対する答え合わせがスムーズかつ程よい批評をくれるのが良いですね。

身内サーバーでなくてもお絵描きサーバーにいると誰かが頑張ってるのが可視化されるので、在籍してみるのは凄くありだと思います。全然縁が無い人からお得なTipsを回収できるのも凄く良いです。

食べ物お店情報はヴィンテージサーバーのアイデアをお借りしました。

●絵を描き始めたことを人に話す

絵を描ける知り合いと雑談する時に、最近絵を描き始めた話をたくさんしてました。人に話すことで絵を描く練習しなければという、背水の陣をいっぱい敷く事で、自分を逃げづらくしました。
逃げづらいという後ろ向きの要素は置いといて、これによって相談や質問しやすい場に自分を置けたのが凄く良かったです。

違うコミュニティの人から色んな視点でのティーチングを受けられたので、その回答から選択肢を広げることができました。

また質問の受け手側の視点の話ですが、意欲的にイラストを学ぼうとしてる人が近くにいるのはモチベーションに繋がって嬉しいみたいです。なので絵描きの知り合いが居る場合は、物怖じせずいろんな話を聞いてみると良いかもですね。 

●GooglePhotoにお絵描き備忘録をアップロード

作業が一区切りがついたら画像データで保存して、GooglePhotoの専用アルバムにアップロードしてました。
今までの頑張りの蓄積をずらっと見れるのは凄く自信がついて良かったです。
(受験勉強の時に使い切ったノートやボールペンをしまっておくと、頑張った歴史を振り返られるテクニックと同じやつかもですね)

GooglePhotoにあげると外でも確認できるので、通勤の途中で絵を振り返ってここを直した方が良いなと赤入れできるのも凄く良かったです。

アイデンティティを描いてる途中ゾーン

●ネットプリントで印刷する

絵が9割完成したらネットプリントの筐体で印刷してました。
これは友達に教えて貰ったことなのですが、印刷したものと反省を書いたものをファイリングしていくことで、自分のお絵描きの記録・反省まとめになるみたいです。
印刷すると落ち着いて見ることができるので俯瞰的に反省することができるのと、自分の記録になるのが良いそうな。

印刷と反省のステップがはいるので、絵を寝かせてみることになって、再修正を行いやすいのが凄く良かったです。

また、描いた絵を印刷すると単純に自分の推しの絵がコレクションされていくことにテンションが上がって良かったです。もともと動画界隈の出なので自分の創作が手元にあるというのも嬉しかったのかもですね。

ただ一点何点としては、ネットプリントの筐体によって印刷のムラがあるので筐体選びは重要かもですね。


◆◆初心者的な課題

●楽しみながら練習をするには。

楽しく描けそうな絵を練習するが良い気がします。
不慣れな作業は楽しくないし、可愛くない推しを描くのはもっと楽しくない!と思ったので、始めた2ヶ月ぐらいは毎日ポケモンの模写をじっくりしてました。(だいたい1〜3時間かけて1つのポケモンを模写してました)

ポケモンは人間ほど複雑じゃないのとバランスが崩れても違和感が少ないのと、公式のサイトの沢山いる中から選べるのが良かったです。

練習のテーマとして、線を引く練習・細かく見る練習・比率の感覚を鍛える練習としてしました。
線を引くのもガタガタになったりするレベルなだったので、線を楽しく引くお絵かきのスタートとして良かったと思います。

模写するのは1から絵を描くよりも精度が高い可愛い絵ができるのが初心者的にはすごく良かったです。時間かけたのに悲しいものが残るのは辛いので……。
また、これによって色の塗り方やツールの使い方などを学べたのも過程として凄く良かったですね!


●自分が何を描きたいか具体的にわからない。

「絵を描いてみたい」と思っても、「何が描きたい」や「何を描くの?」と思う事がたくさんありました。

漠然と「このふたりのイラストが描きたい」を具体化して、「がおーポーズしてるふたり」を描きたいと定義しても、そこからの解像度が全然あがらないのです。

「何が描きたい」の具体化が足りないと仮説を建てたので解決として、映像やシナリオがあってその過程のワンシーンを切り取ると考えました。これであれば前提のモーションに何があって、備品に何があって、どんな表情をしててを考える補助となりました。
(この理屈だと、背景を描きたくなったのは少しミスかもでした)

また、よー清水様の《絵がふつうに上手くなる本》からの引用となりますが、要素をマインドマップ形式で掘り起こすのも具体化に役立ちました。


また、ラフから完成形がどうなるかのイメージが掴めむ方法として、まだ理想形の作業イメージですが、
設定をふんわりと掴んだら、クリスタやUnityやUEとかの3D系のツールでシーンイメージを起こして、模写かトレスして、適度に嘘ついて、ラフか線画に起こすのが良いのかもしれないと思いました。
浅野いにお様もCGを使われてたし詰めたら、良い感じの力が得られるかもしれないです。
https://cgworld.jp/magazine/cgw303.html


●何を描きたいのかわからない2。自分の好きを再認識すると何を描きたいのかわかるのかも?

描きたいものを描くには自分が何をどう好きなのかを見つめる必要もあるのかもと、本や人の話を聞いてて思いました。

絵を描き始めて、絵柄・タッチ・色使い・構図・シチュエーション・細かいパーツ、色んな物が複合されてて絵ができてるんだなと実感しました。
なので、自分が見たい絵を描くならどの要素が好きなのかを認識しておけば、自分の好きな絵を描ける。(はず)

だから、今まで好きだったものの名前を見つめ直して、それぞれの共通項を洗い出す作業をする必要があるんだろうなと思いました。

……はい。軽い好きなものリストを作って止まっているので、これは後でやります。


●見ることができていない。

模写の練習をしていて思ったのですが、見ることの練度がめちゃめちゃ足りない話です。
キツネの耳は尖っててタヌキの耳は丸めに描こうぐらいにはわかるのですが、どれぐらいの長さでといった具体的な比率を感じるのが苦手だと感じた話です。

模写した絵とグリッド模写を比べると、イラストの完成度に大きな差異があります。
手の指の長さはこんな感じ、節の位置はこんな感じと思って書いてるはずなのに、Aは広い・Bは狭いぐらいの漠然とした情報として持てずに描いてるのが原因なんだろうなと感じてます。

解決方法模索中なのですが、これは同一の絵をグリッド模写したあとに、模写することで、比率をイメージする練習を反復したらマシになるんでしょうか?(今度やります)

左が模写で右がグリッド模写

●どこまでもラフ問題

絵の経験値が無さ過ぎてラフ描いても、描きたい絵になるのか? といつも疑問に思っています。
ラフから完成形イメージがつかないので、仕方なく線画一歩手前で服をある程度描き込んでから、4色ぐらいで塗りつぶしで適当に塗ってイメージを掴むをしています。

描きすぎると直すのが億劫になるので、ポージングやオブジェクトだけで、本当は判断したいのですが、練習量不足か妄想力不足なのでここは課題だなと思います。
まぁ億劫でも、ここで違和感感じたら最後まで引きづるのでさっと直したほうが良いので直してます。

(最近は模様やフリルとかの装飾は、あたりを付ける段階では要らないなと気付きました)

エレナさんのラフのつもり……。フリルや飾りはこの段階ではいらないですよね。

●下手な絵を見つめたくない問題 ※未解決

ラフから可愛くなる未来が見えないときの心をどう持てば良いんでしょうか。
下手テイクでも完成させるしかないので、突き進むしかないんだろうなとはわかるのですが苦しいですよね。頑張るしかないのでしょうか。
少なくとも、可愛い表情の描き方の本の模写とかをするなど、練習して可愛いのイメージを身に着けたら、まだマシになるのかなと思っています。未解決。


◆◆描き始めて良かったこと

●世界がより色付いた事

絵を描いていて、たくさん資料を見なければ描けないんだというの実感しました。びっくりするぐらい物の質感というか情報を覚えていないので。
(幼少の頃から絵を描いてる人なら、多少はなんとなくの物の質感や比率が分かるのでしょうか)

写真や書籍などの資料を漁ってから街を歩いていると、色んな情報がこんなにもあったんだという気付きがいっぱいあって面白かったです。
知識がついたら世界が色付くことはよくありますが、ビジュアル関連の知識は当たり範囲が広いのでかなり色んな世界に新しい色がついたのが面白かったです。

●挑戦する楽しさを体験してる事

地のレベルがめちゃめちゃに低いので、描けば描くほどレベルが上がっていくと感じてます。
絵が描けないことがコンプレックスだったので、やればできるじゃんという体験ができたのがこの1年で大きな成果でした。まだ門の前に立ったレベルだと常々感じてるので、いっぱい描いて成長したいですね。
(描けば描くほど、インターネットお絵かきのレベルの高さにびっくりしちゃいますが……。絵をインターネットに放流してる人ホントに凄い)


◆◆終わりに

といった形で一年感想まとめでした。
描けば描くほどレベルが上がったなと感じると同時に、お絵描きをしてる人たちみんなとんでもないなーと思う一年でした。お絵描きもランクマがあったら浅瀬でめっちゃ勉強しやすいのかな?とは思いましたが、初心者帯
でも、描き始めた理由を振り返ると自分を楽しませるためになので、のんびりレベルを上げていこうと思います。

謝辞となりますが、いつも作業通話に付き合ってくださる友人方、ホントにありがとうございます。初歩の自分にわかりやすい説明もしてくださるし、めちゃめちゃ勉強のモチベーションになっています。

また、読んでくださった皆様方ありがとうございます。これが少しでも絵の序の序で止まっている人の役に立てば幸いです。

また、素敵方々。あんエレの供給もお待ちしております。
言及しあった会話やイベントの資料は下記にまとまってるので……。なにとぞ……。
『あんエレ村掲示板~あんエレコミュ簡単振り返りver2.1』
https://www.pixiv.net/artworks/112870664



◆おまけ:買って良かったもの

●リアルのアイテム

・ユニカラー(色付きシャーペン)
イラスト教室のエガコ様で勧められて、水色と紫を購入。どの線が主線なのか分かりやすいのと黒よりも主張が強くならないからか絵が少し上手く見えるのが良かったです。また、色付きの線で描いてあると「うわっお絵描きしてるみたい!」ってなるのも結構モチベーション上げに役立ちました。
https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/sharp_pen/uni_color/uni_color.html

・磁ケシ
磁石入の消しゴムなので、簡単に消しカスを回収できるのが良い。柄がたくさんあって可愛いです! 私はカワウソを選びました。
https://www.kutsuwa.co.jp/items/re042/

・透明な方眼紙下敷きと方眼ノート
グリッド模写をリアルで練習する時に使いました! 書籍はもちろん、携帯とかにイラストを表示して、方眼紙下敷を携帯の上においてノートに模写してました。

●参考書

 〇構え方系
・絵がふつうに上手くなる本 はじめの一歩×上手い絵の技術×安定して稼ぐ秘訣 よー清水様
https://www.sbcr.jp/product/4815601799/

・大切なのは練習や勉強だけじゃない! 絵が上手くなる5つの習慣 焼まゆる様
https://www.kadokawa.co.jp/product/322206001145/

 〇描き方系

・デジタルイラストの「瞳」描き方事典 CLIP STUDIO PAINT PRO/EXで描く! 個性を創る彩色スタイル42
https://www.sbcr.jp/product/4815617134/

・キャラクターイラストの引き出しを増やす ポーズと表情の演出テクニック カリマリカ様
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798173290

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?