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VJ環境を作る時に考えてたコンセプト

☆ おおよそまとめ
VJのプロジェクトとか作る時どんなことを考えている, どんな絵を出したいかについて今まで作ったやつに関して雑に書いてる

★ どのくらいの人向け
VJやってる人むけ ちょっとやってるぐらいの人の方がなんとなくわかるかも
やってない人にはよくわからない話が多いと思う

まえおき
半徹夜で書いてるのでわかりにくかったらそのうち直します
直さない気もするけど



りけいです
VJをするときに僕は基本パソコンを2台立てます

これはdash くんと使い切った回


yoguram で二台出してるやつ
左はまぐかべさん


本当に安定性とかが欲しいときには3台立てます (相当しっかりお金もらってるときとか)

立ててる構成それぞれにある程度コンセプトを持たせてます
理由は色々あるけど、どうせならそれぞれなんか違った表現ができた方がいいかなって思ってそうしてる

メインで使うプロジェクトにもある程度やりたいこととかのコンセプトをつけて作成してる


で、今まで作ってきたやつとか今作ってる奴はどんな絵だったり操作性を求めて作ったのかってのをある程度かきます
残ってる奴は作る時にいつも書いてるメモも同時に出しますん


まずここに現在使ってた+使ってる+使う予定 のプロジェクトの見た目


8ch + 4cam 配信向けに作ってた奴


MBP2012 13inch 9 layers Color FX


4+4 ch A-B main




MBP 2015 4-4ch main



多分4つぐらいあると思います
それぞれ解説します.

映像の出す気持ち的に以下のパラメータを示します

ゆっくり~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~はやい
しずか~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~うるさい
かるい ~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~おもい
わかりやすい~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~わかりにくい

マルチロールくんもいるので < > で囲んだ範囲がおおよそと思ってくだされ

Ex.
ゆっくり~ 0 - 1 - 2 < - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 >- 8 - 9 - 10 ~はやい
しずか~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 -< 7 - 8 - 9 - 10 > ~うるさい
かるい ~ < 0 - 1 - 2 - 3 >- 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~おもい
わかりやすい~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 -< 8 - 9 - 10 > ~わかりにくい

これだと
中途半端な速さで, うるさくて, かるくて, かなりわかりにくい
プロジェクトってことになります





1, MBP2012 13inch Auto

コンセプト : 簡易性+小荷物
音楽 : 非常用
コントローラー : touch OSC
ハード : macbook Pro 2012 13inch (16GB intel4000 )

ゆっくり~ < 0 - 1 - 2 - 3 >- 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~はやい
しずか~ < 0 - 1 - 2 >- 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~うるさい
かるい ~ <0 - >1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~おもい
わかりやすい~ < 0 - 1 >- 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~わかりにくい


これはサブ機として一番最初に作ったVDMXのプロジェクトです
どっちかというと非常用に出すためのシステム
メインのmacが落ちたりしたときにパッと出せるようにしたもの

バーカンから映像いじるとかで軽く話題になりましたね
既存技術だけど

サブ機のくせに荷物がたくさん必要だと素直に困る
ってなったときに基本ほっといてもある程度のクオリティの絵が出せて, 制御はTouch OSCとかキーボードとかで出せたらいいなぐらいのもので作ってる

Touch OSCの使い方等はこちら





2, MBP2012 13inch 9 layers Color FX

コンセプト : 少ない色の重ね合わせ
音楽 : テクノとかわりと展開がゆっくりなやつ
コントローラー : CMD-MM ナノコン初代
ハード : macbook Pro 2012 13inch ( 16GB intel4000 )

ゆっくり~ < 0 - 1 - 2 >- 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~はやい
しずか~ < 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 >- 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~うるさい
かるい ~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 -< 5 - 6 - 7 >- 8 - 9 - 10 ~おもい
わかりやすい~ 0 - 1 - 2 - <3 - 4 - 5 - 6 >- 7 - 8 - 9 - 10 ~わかりにくい



テクノとかを聴いてたときにそのまま映像を重ねるよりも色だけ重ねたらかっこいいんじゃねって思って作った RGB EQ メインのサブプロジェクト
色をいじることに全振りでそれ以外ができないからサブとしての運用
やっぱり VDMX

ナノコン9フェーダー で 2ch それぞれをCMD-MM の1スライダーづつにアサイン
それぞれにはRGB EQが刺さってて色を減らせるようになってる
で, 混ぜれるようになってる

これなぜだか知らないけどAMD GPU入ったPCで処理させるとクソほど重いのにintel内蔵だと超軽い 不思議
でもギリギリまで処理を落としたいのでプレビューを出さない

ちなみにラフ描いてたノート






3, Resolume バシバシ叩くくん 

コンセプト : バシバシ叩きたい
音楽 : ノイズとか無機質だけど激しいやつ
コントローラー : Launchpad, CMD-DV?かなんかノブあるやつ
ハード : Thinkpad W530 (32GB QuadroM2000 )

ゆっくり~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 -< 10> ~はやい
しずか~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 -< 10> ~うるさい
かるい ~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - <6 - 7 - 8 >- 9 - 10 ~おもい
わかりやすい~ <0 - 1 - 2 - 3 >- 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~わかりにくい


resloume バシバシ叩くくん




完全にこれ見て作りたくなっちゃった
VDMXじゃ作れないなーって思ってたから諦めてたけどレゾならいけるんやって思ってそれで作り始めました

ピアノモードで動画叩いてそこから程度別途エフェクトを出せるようにしてます かなりテキトーだけど
ピアノモードはlaunchpad で処理するけどエフェクト周りをどうしようかなってまだ工事中

レゾは動画の管理が死ぬほどめんどくさいのでデッキを死ぬほど作ってそれをガチャガチャ差し替えていくのがいいかなって思ってる.
でもどーしよーかなーってなってる

ちょっと重め

描いてたラフ






4, MBP 2015 4-4ch main

コンセプト : A/Bでそれぞれを簡単に切り替えられるように
音楽 : なんでも
コントローラー : APC40 初代
ハード : Macbook Pro 2015 15inch


ゆっくり~ 0 - 1 - < 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 >- 9 - 10 ~はやい
しずか~ 0 - 1 - 2 - <3 - 4 - 5 - 6 >- 7 - 8 - 9 - 10 ~うるさい
かるい ~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - <8 - 9 - 10> ~おもい
わかりやすい~ 0 - 1 - 2 - <3 - 4 - 5 >- 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~わかりにくい


A/B で分けてバッシバッシ切り替えてく感じを想定してたやつ
片方は激しく, もう片方はゆっくりみたいな使い方だったり, 色強目と白だけみたいな分け方をしてたり
めんどくさくなった時用にオートモードとかも仕込んでた
同じものを二個展開しておくだけでも結構使い勝手がよかった

でも組み方がまだまだ浅くて今ならもっと低処理で組めるんじゃないかなって思う

二番目につくった多分一番長く使ってたプロジェクト
どっかで公開してたと思う






5, MBP 2015 8ch + 2ch mask

コンセプト : マスクを使う + 色をいい感じに変える + ワンショットFX
音楽 : わりとなんでも
コントローラー : ナノコンスタジオ, Launchpad (二枚), CMG
ハード : MacBook Pro 2015 15inch


ゆっくり~ <0 - 1 - 2 - 3 - 4 >- 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 ~はやい
しずか~ 0 - <1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - >9 - 10 ~うるさい
おもい ~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - <8 - 9 - 10> ~おもい
わかりやすい~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7< - 8 - 9 - 10 > ~わかりにくい

前はもっとコントローラー増やしてたけど組み方で少なくなった
わかりにくいって言われたのでわかりにくいんだと思う

これをめっちゃ参考にしていろいろ作ってます
いろんなとこにエフェクトさしてわけのわからない表現をできるようにしてます


今使ってる奴はロゴのマスクを消してる
正直使わないし処理が重すぎたし仕方ない
ゆっくりでも激しくでもかなり幅広く対応できるマルチロールくん
少ないエフェクト( = 処理) で空気感とか色々変えれるように組んでる


違和感のある展開もかなり出しやすくて相当な理由がない限り作り直さない

でも処理重いから改めて作りたい

ちなみに現状
CMGでしか実装できないと思ってたワンショットFXが組み方次第で実装できることがわかったからかなり増えてる

作り方はどーせツイートしてるから頑張って探すか直接会ったときに聞き出してください






6, 8ch + 4cam


コンセプト : MUみたいな配信を今できることでやろう
音楽 : そこまで考えてない
コントローラー : APC40 wiiリモコン
ハード : Macbook pro 2015 15inch

ゆっくり~ 0 - 1 - 2 - 3 - <4 - 5 - 6 > - 7 - 8 - 9 - 10 ~はやい
しずか~ 0 - 1 - 2 - <3 - 4 - 5 - 6 - 7 >- 8 - 9 - 10 ~うるさい
かるい ~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - <10> ~おもい
わかりやすい~ 0 - 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - <7 - 8 - 9 - 10> ~わかりにくい


これはbeatlandingってとこの配信で初めて突っ込んだ奴
だだでさえクソ重プロジェクトなのにここにOBSとかも刺したからとんでもないことになってたと思う
実際かなり試行錯誤したのでそれは別のとこ見てくだされ

MU2020があったあとぐらいで配信ブームが起きてた頃だったかなぁとおもいます
この頃はハードの限界とか一切考えずに構成組んでたんでとんでもなく重い構成も容赦なく走らせてました
booth で公開してる VDMX報告書はこれを作ってた時のやつです


これはwii リモコンでカメラ制御するとかいう変なことしてました
結構使いがってよかったのでいろいろこの後も遊んでた

この辺やってた奴




・おわり

なんかふわっふわした感じになりましたがおおよそこんな感じです
ただいい感じにスパゲティコード風味に機能を追加していくのも楽しいけど, 何をしたいかを明確にして作っていくのもいいんじゃないかなーっておもいます

とりわけ僕はスペックでぶん殴るって選択肢を取れないのでどうしたいかを明確にしないとどーでもいいとこにスペックを食われて結局中途半端なものになっちゃったりしてなんだかんだ結構な数をボツにしてます

最低ラインをキープしつつ妥協しつつ最適化を図って低スペVJ攻略しよう
master out がカクカクだけどこんなことができます! はVJはいいかもだけど見てる側はしんどい

ギリギリまで最適化してどうして動いてるんだろうね までがんばろう!
僕もまだまだ



VDMXは本当にやりたいことをやるとどれだけスペックがあっても足らない
こまっちゃうね




せんでん

boothやってます

noteの投げ銭はしないのでboothでなんか買っていただいた方が嬉しいです


土曜日に東京都でナードコアで爆発します よろしくね



20220823 第一稿おしり


・参考文献


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