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嫌いになれたらいいのに

みなさんこんにちは。

突然ですがARMYって知ってますか?
意味は「軍隊」。
けど私が言いたいのは英単語の方じゃなくて。

BTS、防弾少年団の方がわかる人もいるのかな?そのファンの呼び方、ARMY。
「ARMY」は
「Adorable Representative M.C for Youth
(若者を代表する魅力的なMC)」の略で、
また防弾チョッキと軍隊が常に一緒にあることから、防弾少年団とARMYもずっと一緒にいられますように、という由来。

ARMYって一括りに呼んでもいろんなファンがいるけれど、公式に禁止されていることをしたり、他人に迷惑かけたりするようなファンのことをARMYと呼びたくはない。私はARMYであるということに誇りを持っているから。


Twitterをよく見る。
リア垢と別にバンタン(BTS)のためのアカウントを作って。写真を保存したり、情報収集したり、ARMYとお話したり。有益な使い方と信じてる。
きっとこの先ファンじゃなくなったら、なんでこんなに時間を無駄にしたんだと思うかもしれない。今のところその予定は無いけど。

「はてなブログ」を書いてるファンがいる。
はてなブログっていうのは多分noteみたいなもので、使い方は人それぞれ。
語彙力が高く、文章を書くのが上手な人が多くて、読むのが楽しい。
その中でも多くのファンが書いているのがお誕生日祝いのブログ。ファンが自分の語彙力の限りを尽くして推しの誕生を祝う。

このnoteを書いているのはある1人のはてなブログを読んだから。
でも今日読んだのは誕生日祝いの記事ではなかった。簡潔に言ってしまえば、韓国のアイドルが日本を冷遇しているんじゃないか、という話。

まあ正解だろう。だって反日の国だから。
と、結論づけてしまうのは極論だろうけれどもそう思わずにいられるほど私は強くない。

そのブログを書いていた彼女はデビューしたての、初期からのファンだそうだ。
私なんかよりもずっと前から彼らのファンをしてきて。だからきっと私よりも気づく点が多いんだろうなと思う。

彼女のブログに綴られていた、私が今まで気づかなかった事実。
本人の口から全く自主的に語られることない日本アルバム。スタッフさんが日本デビュー記念日のケーキを持って行ったら何の日かわかっていなかったこと。Tシャツに関する事務所の雑な対応。

そういえばそうだったと、私は気づいた。
「え、そんなこと?」と思っただろうか。
でも知っていてほしい。例え「そんなこと」でも、些細なことの積み重ねで揺らいでしまうことがあるのだ。どんなことにも当てはまる話だろう。

私は彼らがアイドルの中で、アーティストの中で1番好きで、尊敬している。グッズも買う。
彼らのステージに向ける思い、練習量には嘆息する。ファンに『愛してる』と伝えてくれる。
賞をとった時、大きいステージに立った時、彼らは『全部ARMYのおかげです』『このトロフィーは僕らのファンのものです』と言ってくれる。
本当に、好きなのだ。

でも気づいてしまった。日本のファンがほんとに大切だろうか、と不安になるような彼らの行動、事務所の対応を必死に見ないふりしてきたし、見てしまってもなんとか自分の中で噛み砕いて、納得させてきたことに。

『考えたら負けだと思っていた』
『目を瞑り続けてきた』
『現実を見たら傷つくのがわかりきっていた』
彼女はブログでそう言っていた。みんな思うことは同じなんだろう。
彼女はその予想通りに傷ついていたし、きっと耐えられるキャパを超えたから、はてなブログという場に吐き出したんだと思う。

私も何度か彼女のように考えて、その度に目を瞑って見ないふりをしてきた。それを直視して、証拠なんて探したらきっといくらでも出てきてしまうのだ。既になんとなく気づいている。

でもそれを理由に嫌いになるには好きになりすぎた。彼らには魅力がありすぎる。


嫌いになれたらいいのに。

彼女はファンをやめるだろうか。それともなんとか自分の中で妥協点を見つけてファンでい続けるだろうか。

私はどう頑張っても彼らを嫌いにはなれないだろう。彼女も彼らのことが本当に好きだからしんどくなってしまったのだ。
嫌いになるには彼らは魅力的すぎて、私たちは彼らの良さを知りすぎてしまった。
それはパフォーマンスにかぎらず、性格も、努力も、メンバーをとても大事にしていることも。
彼らの歌が好きだし、何より自分を愛することを教えてくれた、努力を欠かさない彼らが人間として大好きだ。

あと何回「好き」と「どうして?」がせめぎ合ってしんどくなったら報われるだろう。
せめて握手会1回くらい当たらないかな。
コンサートでアリーナの一列目のチケット当たらないかな。

そんな淡い望みで今日も不都合なことは見ないふりをして。


愛してます。花道だけ歩いてください。

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