リフレックス74日目

この日は結局ほぼ眠らずに朝早く家を出て成田空港へ向かった。
いつもは高速バスで行くのだが、先月から値上がりして電車との差が500円くらいになったので今回は電車で行った。
福岡行きの飛行機に乗ったが、機内はエアコンの冷風が強く吹いてとんでもなく寒かったので機内サービスでホットコーヒーを頼んだ。有料だったにも関わらずインスタントコーヒーが出て来たが、温かいものを飲むことが目的だったので味はどうでも良かった。
福岡に着いてそのまま唐津に向かい、いつもの駅で送迎に来てもらっていつものホテルに泊まった。
平日だったが国体かなにかで若者が大勢泊まっていた。
部屋に入ると目の前いっぱいに海が広がっていた。ここの海は真っ青でもないがそこそこ青く、なんといっても船も港も何も無いただの静かな海なところが素晴らしい。
波の音を聞きながら静かに過ごせる贅沢さが身に染みるようだった。このお金を稼ぐためなら働いても良いと思えた。

夕方からは相撲中継を見て過ごした。相撲はやっているとつい見てしまう。子供の頃、NHK以外を見ることが禁止されていたので相撲ばかり見ていた。なので相撲の音がするとなんとなく落ち着く。
しかしついこの間まで名古屋場所だったのに、もう九月場所になっていた。雲仙の温泉で見たのは名古屋場所だった。仕事を休んでいる間にとんでもない速さで時間が過ぎた気がする。
その後もお風呂に入ったりお酒を飲んだりしながらのんびり過ごした。

ふと思い立って井上陽水の氷の世界をYouTubeで聴いていたら、「ロングトレインランニングに似ている」とコメントがあり、続けて再生してみるとなるほどそっくりだったが今日まで気づかなかった。そっくりというか、どちらもト短調で同じくらいのbpmでブルースハープが途中で入ってくるところが同じで同じ年にリリースされたというだけかも知れない。(そんなにあれば十分か)
あと永遠に続くかのようにフェードアウトしてゆくところも同じだ。ちなみに同じ1973年リリースだが氷の世界が9ヶ月後だった。
氷の世界は気持ち悪い歌だがロングトレインランニングは爽快さこそあれ気持ち悪さは全く無い。氷の世界は女性コーラスやらフォーンやらでゴージャスに追い詰めてくる瀬戸際感が魅力だが、ロングトレインランニングはボンゴの音こそすれ、割ときっぱりとしたシンプルさが魅力のリズム感のかっこよさに特化した曲だと思う。なので今日まで似ているとは全く思わなかった。
夜中になっても全く眠れないので3時頃遅ればせながらデエビゴを飲んだらきっちり10時まで眠れた。74日目これで終わり。

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