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【2021年05月分】重馬場に強い種牡馬データ(ダート編)

ダートの重馬場で成績をUPさせる種牡馬を紹介するシリーズ記事です。

ダート戦は芝のレースよりも重馬場になる回数も多いので、重馬場についての知識は使う場面も多く重要です。

この記事では、過去3年分のデータを対象とし、1ヶ月ごとにデータを更新していきます。

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重適性指数が1以上の種牡馬がこちら。(重馬場で成績を上昇させるということ)

重馬場に強い種牡馬ランキング

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1カ月分データが最新にずれた形で前回のデータから大きな変化はないですが、この5月に重馬場で好走した種牡馬をピックアップしておきましょう。

5月の重馬場好走馬

・ラスティネイル

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重適性指数No.1のダンカークからはラスティネイルが重馬場で人気薄ながら3着を確保。(次走6月の東京ではハイペースの差し決着を先行して敗退)

重馬場で引き続き拾いたい馬です。


・オーヴェルニュ

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オーヴェルニュは勢いのあるアメリカンシードを抑えて平安Sを圧勝。この馬は中京で3戦3勝でコース巧者とも言われますが、それ以上に速いダートがフィットしていることが大きい。

種牡馬スマートファルコンも10位にランクインしており、わずかに重馬場で成績を上昇させている。

これで重・不良(3−2−0−0)とパーフェクト。

コーナー4つの速いダートが明確に得意な馬。


・ヘニーヒューズ産駒

この5月の重・不良ダート戦においてもっとも活躍したのはヘニーヒューズ産駒。

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しかし、ダート界の最安定株で重馬場もStorm Cat系で得意なイメージがあるかもしれませんが、意外と重馬場では成績を落とすタイプなんですね。

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今回の対象46種牡馬の中では、下から8番目の重適性指数。もちろんそれだけ良馬場の成績が良いという裏返しでもありますが、重馬場の成績がそれについてきていないのは事実。

あくまでも種牡馬、されど種牡馬


このシリーズは毎月更新していきます。

ただ注意したいのは種牡馬に関するデータというのは、所詮種牡馬という大きなくくりに過ぎないです。

全体的な傾向を掴むのには役立ちますが、種牡馬データ云々に全幅の信頼を置いて予想するのは危険です。

個別の馬にそれぞれの個性がありますから、抽象的なデータで何かが理解できると錯覚してしまうのは大企業がデータ偏重主義に陥るのと同じです。

ここで紹介したのような抽象的なデータは、あなたの気づき・発想のキッカケに活用されるのが最適だと思います。

トマトは赤いですが、全てのトマトが赤いわけではないですからね。

一方でダート重馬場の適性を考えるときに、種牡馬を無視していてはバランスの悪い予測になります。良いバランスで種牡馬と付き合いたいものです。

以上、吉田しげるでした。

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吉田しげる
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