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NHKマイルカップ予想 メリハリをつけた競馬がハマる

吉田しげるの予想記事が好調であることを前置きしておきましょう。
マイラーズカップのベステンダンク、福島牝馬Sのランドネ、天皇書春のスティッフェリオ、少頭数のピックながら良いところはつけている。

とはいえ1つ1つのレースは基本的に独立したものですから、最近よく当たっている人に乗るみたいな思考はオススメしません笑

小言はいいから予想しましょう!

NHKマイルの個性

基本的な姿勢としてレースの個性と各馬の個性がフィットする点を探りたい。
NHKマイルは主に2つの個性がある。それは戦法血統だ。

戦法ー極端な競馬がハマりやすい

こちらはYoutube(※1)でも紹介した東京芝1600mの個性だが、
上級クラスほど、極端な競馬がハマりやすいのだ。

図1.東京芝1600mデータ_メリハリ戦法.001

こちらのグラフで補足すると、残り600m地点で先頭にいる馬と1秒以上離れた馬、つまり逃げ馬と差し・追い込み馬の勝利シェア率が下級条件に比べて高いのだ。
特に1秒以上離れた馬の勝利シェア率は下級条件よりも2倍多く占める。

そうした東京芝1600m×上級クラスの傾向は、NHKマイルも例に漏れず当てはまる。

過去10年のNHKマイル 脚質別成績
平地・逃げ 3- 0- 1- 6/ 10
 平地・先行 1- 3- 1- 37/ 42
   平地・中団 3- 4- 8- 63/ 78
   平地・後方 3- 3- 0- 44/ 50

逃げと後方待機馬の活躍が見て取れる。逆に先行=いい感じのポジション、で無難な競馬をする馬は上手くいかないのがこのコースとレースの個性。

たった10レースだけのデータで語る人には注意したいが、ここでは東京芝11600mコース全体のサンプル数(図1)で根拠に厚みを持たせている。

血統ー米国ノーザンダンサー系の血統

血統傾向をひとくくりにするのは難しいし、本質とはズレる発想だと思う。
とはいえ、他のコースよりも際立って好走する血統がこのコースとレースにはある。それは米国のノーザンダンサー系の血統を近い代にもつ馬だ。

図2.東京芝1600m_米ND.001

NHKマイルに限らず、安田記念でもヴィクトリアマイルでも好走することの多い血だ。

NHKマイルに限っていえば図3あたりが代表的

図3.
NHKマイルの穴馬血統.001

ノーザンダンサー系に固執するよりも、より広く構えればアメリカ的なスピード血統が有効と言えるでしょう。ただし全体的にスピード色が濃すぎる馬はエーシントップが典型的だが、そこまで単調なレースではないので一枚足りない。スタミナを補給するサンデー系の血も備えているのがベスト。

逆に言えば、サドラーズウェルズに代表される欧州的な重厚な血脈は好走率も低く、評価を下げたい。

これら当コース・レースの戦法と血統のマッチングを考慮して予想にとりかかる。

予想ー結果的に穴予想に

しかしもう一点考える必要があるのは1番人気が濃厚なレシステンシアだ。ポイントは何といってもルメールへの乗り替わり。
ルメールは典型的なフランス人ジョッキーで、じっくりコトコト足を溜めて、ラストに旨味を爆発させるのが得意なフレンチのプロだ。

ルメールが日本のG1で逃げたのはシェルズレイとサンライズソアとメジャーエンブレムの3回のみ。

このメジャーエンブレムの逃げは奇しくもNHKマイルでしかもダイワメジャー産駒だった。あれは桜花賞で消極的な競馬をして、フレンチらしからぬ大胆な逃げで2度は失敗しないよ、という所を見せつけた結果だった。

しかしあの時と違うのは今回はテン乗りという点。北村友一のチューリップ賞での失敗をどのように捉え、ルメール自身のフレンチ的個性を脱ぎ捨ててまで勝利をもぎとるべきレースなのか、という問題が予想において重要になる。

テン乗りを考慮すれば、ここは気負いはない、いつも通りの自分の競馬をするはずだ。ここは馬券的にも"失敗"に賭ける方が妥当と判断する。失敗といっても前半35秒台と緩めても大崩れはしなかったように、ピンパーの馬ではないし△レシステンシアというところでヒモには入れたい。

今回は本命というように順番づけは難しい。△以上の扱いの3頭をピックアップする。

ソウルトレインポンオムトゥックラウダシオン、これら3頭を馬券の中心に同列で据えたい。

ソウルトレイン - レッドスパーダのスピード

ソウルトレインは父がレッドスパーダで図2のStormCatを保有し、地味な血統ながらスピードがある。フジキセキとタイキシャトルの組み合わせはストレイトガールと同じ。

父レッドスパーダも東京1400~1600mを得意にし、NHKマイルでも2着がある。ソウルトレイン自身はデビューから4戦は1800m以上で先行してキレ負けしていたが、マイルに移してからはニュージーランドTを含めて一度も崩れていない。前走NZTはややHペース気味で差し差しの決着の中、早め先頭に立つ正攻法の競馬でよく粘っての5着。

今回はレースのペースは落ち着くと見るので、外目からふわっと先行して好位から粘りこみに期待する。ただ上がりの競馬にも対応しており、競馬の選択肢は広い。

ポンオムトゥック - クロフネ牝馬のスピード

こちらも当レース・コースに強いクロフネ産駒。さらに母父がダイワメジャーとここでこその血統だ。牝系の質もポテンシャルを感じさせる。
アーリントンカップでは稍重とHペースの競馬が合わなかったか。この馬の良さはスローペースを前々で運び、速い上がりでまとめてくる所にある。

確かにスローペースとまではいかないまでも、前走アーリントンカップほどは流れないと見る。良馬場の想定ならこれも拾いたい。

ラウダシオン - 米国こってりスピード

母父がUnbridled系で、母系にはStormCatもあり、母が完全なアメリカスピード血脈で構成されている。そこにNHKマイル3着のリアルインパクトが配された形。全体としてスピードに偏重した配合な分、G1ではややパンチ不足な心配はあるものの、脚質面での自在性が魅力。

極端な競馬がハマりやすいと言ったように、ここはデムーロならば後方待機も有りうると見て、かえってそれが魅力に感じる。

買い方

おそらくレシステンシア以外は人気薄になるだろうから、とにかく当てること重視の馬券を。

馬連・ワイド:
ソウルトレインとポンオムトゥックとラウダシオンとレシステンシアのBOXで6点×2=12点で勝負したい。

※1.東京1600mの4つの馬券的中ポイント


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