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南風吹かば 荒れる野分を 案じつゝ 恙無くくあれ 我が秋津島 意味:南の空から暖かく湿った強…
祈りつゝ 今か今かと 待つ親に 泣いて教える 誕生の瞬間 意味:我が子の誕生を今か今かと祈り…
暑き夜に 上がる花火が 咲く刹那 ぴたりと止まる うちわの扇ぎ 意味:暑い夜の花火大会。夜空…
短歌とは 己が心の 雄叫びを 投げつけ喚く 魂の歌
愛娘 期待と不安の 新学期 花弁となりて 着いて行きたし 意味:愛する娘が期待と不安を持って…
夕刻の 陽は傾きて 蛮殻の ざわめき熱し 祭の前夜 訳:バンカラ街の太陽は傾いて夕陽になった…
陽だまりの 温さほのぼの 雪溶けて 潤む道の端 春遠からじ 訳:厳冬も過ぎ去ろうとしている、太陽の光が降り注ぐ陽だまりは、ほのぼのとした温かさが包んでいる。 その温かさに雪は溶け出し、道端は雪どけ水で潤んでいる。 春はもうすぐそこまで来ているね。
世の中の 憂さは多かれ 苛立つも 我が手我が筆 誰も止めれじ 訳:世の中には不条理や理不尽が…
陽も射して 路傍の雪も 緩やかに 融けて麗らか 立春間近 訳:厳しかった寒さが薄れ、穏やかな…
丑三つの 静寂にどさり とどろきて 窓開け見れば 塊の雪 訳:草木も眠る丑三つ時、静かに寝て…
晴れ渡る 西の空から まだ見えぬ ちらり雪雲 見えた気がして 訳:この冬一番の寒波が訪れると…
寒き夜は 薄き硝子の 向こうから ぴりりぴりりと 窓叩く風 訳:冬の夜は寒さもひとしお。風も…
雨音を メトロノームと 思ひつゝ 筆のリズムも 踊る十五時 訳:しとしと雨の15時。私の周囲の…
さゝめ雪 地に着く前に はらはらと 融けて消えゆく さだめ儚き 訳:私の眼の前に細雪がはらはらと降っている。けれど地面にたどり着く前に融けてしまった。なんと儚い運命だろう。