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陰性感情。


「あなたも忙しいのにごめんね〜」

と、言いながらよくナースコールをならずおばあちゃんがいました。
私は「いいですよ〜」とは言いながらも、忙しくありたくない自分はそのおばあちゃんに対して負の感情を抱くときがありました。


私のこの負の感情は名前をつけると、「陰性感情」と言うものです。


ナースコールがなってすぐに駆けつけて、
1人に向き合ってたら次から次に他の人からのナースコール。誰が悪いわけでもないけど、ぬぁーーーってなってしまいます。

目の前の患者さんにとってその日の担当される看護師は私1人なのに、私にとってはその日の担当患者さん5人のうちの1人。夜勤だと10人のうちの1人。

1人1人を大事にしたいけど、優先順位をつけながら、担当している全ての人の安全を守らなきゃならないという葛藤。

私は看護師としてこうありたいっていう思いが強すぎて、それが実現できてないことによく嫌気がさしてました。その嫌な感情がほんとは自分に対してなんだけど、患者さんに対する陰性感情となって現れてることに気付いてました。
 

この、陰性感情を看護師がどう対処してるか調べても、論文の答えはどれもありきたり。

私は、悩んだ末、自分に湧いてくる感情全てを面白がることにしました。

人生起こること全て、自分に生じる感情すべて面白がる。


面白がりながら振り返って、自分も相手も幸せになる、納得できる看護像を探していきたいなーと思えた夏でした。

2022/9/11

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