勉強嫌いを子供のせいにするな。

私の人生が暗くなったのは、
小学校のときからだ。

小学校に入学してから、
宿題を提出した、しないで評価され、
手を挙げて発表する生徒は良い扱いを受け、
元気で泣かない生徒は褒められて、
先生の言うことを聞かなければならない。

たとえ、その教師が
腐った根性のクズ人間だとしても。

ある日、平仮名練習を適当にしたと言うだけで、
名前を呼ばれ、みんなの前に立たされながら
怒られました。

先生の顔は、他人を見下すような目付きに見えて
私は物凄く惨めだった。

次の日から
私は怖くて宿題を完璧にして提出しました。

私はどんどん優等生化し、
勉強嫌いの本音を一生懸命隠して、
大人にとっての良い子になりました。

1度優等生の道に入ってしまったら、
抜けるのは難しい。

聞き分けのいい子を演じることで
自分を守るのは、
子供であることを謳歌できないし、
自分の気持ちを抑圧しなくちゃいけないけど、

不満を爆発させて、
周りから嫌われたり、
悲しまれたりするよりはマシだからです。

何もかも抱え込んで、
NOと言えない日々が続き、
頑張らなくちゃ生きていけない状態に
自分を追い込んでしまいました。

自分の力で受験して、
高校生になりました。

高校に入ってからは、
授業も早くて、
宿題、予習もおおく、
とても大変な日々になりました。

宿題はたまっていき、
解き方がわからないという焦燥感や、
終わらないという無気力感、
答えを移す罪悪感が
辛かったです。

勉強が嫌い、っていうことを認めたくなくて、
必死に頑張ってました。

好きになりたいけど好きになれない。

なんというか、
自分の興味のあるものの勉強は好きだけど、
人から押し付けられる勉強は嫌い。

でも、勉強嫌いといったら、
否定されるし、どうしようもなくなる。

でもね、勉強嫌いな自分を否定したまんま
生きてると、
本当につらい。

んで、私が勉強嫌いだったのは、

大人が私の成績のことしか見ていなくて、
私自身の人間性を見てくれてないことに
怒りを感じていたから。

成績は私自身じゃないのに、
成績ばっかりに口出しして、
人間性には興味なしかよって。

それに、
勉強頑張れっていう大人が、
勉強しないでダラダラしてたり、
中途半端な授業してたり、
いい加減な態度を見せてくる。

別に大人に勉強することを強要してるわけじゃないけど、
自分ができてないことを他人に求めるな、といいたい。

説得力のない人に干渉されるのが
1番嫌いなんだよ私。

子供に勉強してほしいなら
親が勉強する姿を見せればいいだけで、

子供に授業をきいてほしいなら、
先生が楽しく授業をすればいいわけで。

そこに大人は大変だからできないのよ、
的な言い訳をするのは、
子供に対して何の尊重もかんじられないし、
大人であることをいいことに甘えてしかいないとおもう。

こんな、大人が周りにいるなら、
こどもが勉強嫌いでしなくても、
しょうがないんじゃないか?

子供だって、遊びたい欲求を我慢して、
勉強してるんだ。

だから、

子供の勉強の結果、成績を見るんじゃなくて、
大人が勉強する姿勢をみせるか、
子供の頑張りや、人間性をみてあげなきゃ、

子供の勉強嫌いは治りませんね。

少なからず、

子供の成績と、人格は混同しないでください。

てか、するな。