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欲しい色Ⅻ〜Sepia Mark〜

記憶の中のアナタは

あまりに優しく
あまりに暖かく

きっと、
ずっと、
一緒だと、
そう信じていた…

という願いが、
記憶になった…
だけなのかもしれないね。

お互い
いつの間にか
違う道を歩いている今、

あの時間を思う日が
無いと言えばウソになるけど、

思うだけで、
追うことはもうしない。

日に日に
アナタの残像は遠ざかるけど、

ワタシは進むの…❤︎


けどもし、
ワタシが迷子になった時は…

アナタの残像を目印に
少しだけ、
ここに戻ってきてもいい?

また、もっと、
アナタが遠ざかるほど

また、もっと、
歩いて行くから。


アナタの記憶のワタシが

日に日に色褪せるほど、

また、もっと、遠ざかるほどに…

歩いていくから。


written by raydra

photo by shin's kaleidoscope art works





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