2018年10月の記事一覧
欲しい色Ⅴ〜DEEP BLACK〜
アナタを知って、
飢える事を知った。
アナタを知って、
満たされる事を知った。
出会わなければよかったと、
出会えてよかった。
その境界線は、
いつも曖昧で、
いつもギリギリ。
だからこそある、
苦痛と快楽。
何者にも染まらないという事が、
どこまでも深く揺るぎない、
冷たさであり、
優しさなのだと、
今なら少しだけ分かる気がするの…❤︎
written by raydra〜
欲しい色Ⅳ〜Pure Pink〜
散りゆく桜でも扱うように
触れる事すらしない…
そんな振る舞いを
オンナの全部が
泣いて喜ぶと思ってるなら
キミはただの腰抜けよ。
幼稚な紳士の真似ごとは嫌いなの。
枝ごともぎ取られて、
そこから
すぐに
腐り落ちても構わないの。
最後は…
優しく…
確かに…
その口に含んでくれるのなら ❤︎
祈るだけで、
触れる事すら叶わないマリアのようだと、
それでもまだ、
欲しい色Ⅲ〜Shadow Purple〜
アナタを占めるワタシの割合に、
少しガッカリしたの。
他の誰かと比べた事などないけれど…
自由がワタシの望みだと、
アナタは疑ってもいないのね。
知らないでしょ？
好きに動かせるのは、
わずかな指先だけでいいの。
あとは、
アナタの、
好きにして欲しいだなんて。
アナタが贈るカシス色のドレスは
ワタシを綺麗に飾るモノじゃない。
ワタシの、
淫らな、
本性を隠すだけ。
知
欲しい色II〜Sky High Blue〜
窒息するほどkissをした。
骨が砕けるほど抱きしめた。
穴があくほど見つめた。
声が枯れるほど名を呼んだ。
まだ、足りない？
少し待って…。
今は、この深い空の下で息がしたいの。
燃え尽きてなどいないし、
静かに眠りたいわけじゃない。
ただ、
少しだけ、
心に酸素が足りないの…
written by raydra
photoby shin'skaleidoscope
欲しい色〜Desire's Red〜
虹色の薔薇は要らない。
青いダイヤは要らない。
白い家は要らない。
漆黒の車は要らない。
金色のシャンパンは要らない。
桃色に囁く甘い甘い
『I LOVE YOU』も要らないの。
欲しいのは真紅の
『I WANT YOU』
『オマエが欲しい』と
手加減無しで
そう言われたいの…❤︎
そう言わせたいの…❤︎
written by raydra
photoby shin'ska