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ドールハウスづくりのはじまり

てづくりくらぶに通う子のひとりが、女の子のお人形をていねいに作り
そのお人形のために彼氏のお人形も作って
ふたりはなかよくなって結婚をして、あかちゃんもできました。
(あかちゃんのお人形も作りました)
家族がふえたので家がほしくなり
私たち3人家族に似合う家を作ることにしました。
それがてづくりくらぶのドールハウスづくりのはじまりとなりました。

家づくりにはものがたりがあります。
ドールハウスひとつひとつにもものがたりがあり、時間が流れています。
夢の家、私だけのお部屋。
あこがれのカフェやお店屋さんも作れます。
おもちゃであふれたお部屋をお片付けするのも楽しいし、ちらかしたままでも大丈夫。
好きなもの全部作ってよいお部屋。
大好きな人と暮らせるお部屋。
猫が10匹いても余裕のおうち。

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暮らす人の(作る人の)成長に合わせてリフォームも増築もできちゃいます。
そんなふうにずっと住み続けられる家(作り続けられる家)。
てづくりくらぶのドールハウスには完成がありません。
実は完成しないことが目標のドールハウス制作。
実は完成しないことが目標だなんて、もちろん一度も口にしたことはないけれど。
どんどん成長する自分と共にずっと成長し続けてほしい。
てづくりくらぶを卒業する時に、今日まで共に成長した家を持ち帰ります。

おまけとして。
ドールハウス作りのいいところ。
造形教室で制作し続けると、素晴らしい作品がどんどんふえて、家に持ち帰った作品の置き場所がなくなり、子どもの創作活動を応援したいのに困る、という矛盾した葛藤が生まれてくる。
けれどドールハウスを作っていると、ドールハウスの中で永遠に創作ができるから、内容は充実しているのに、持ち帰る作品は増えなくなる。

教室はというと、みんなの置きっぱなしのすてきドールハウスがどんどん増え続けるのでありました。

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