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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 初日放映感想



※注意※

この記事は2024年1月に公開された映画の最速鑑賞における感想を書いたものです。

故に当記事の内容はほぼ100%と言っていいネタバレとそれに関する個人語りとなっておりもし仮にまだ映画を見ていないのにうっかりこのページを開いてネタバレを直視し闇に落ちてしまっても筆者は一切の責任を負いかねます。ご了承ください。

「それでもッ…!見たい感想があるんだ!」とばかりに構わない方はページを下にスクロールしてください。


劇場版の大地へ蘇れ!ガンダム!
















A.D.2023-07/02。

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」完結直後公開された1本のCM。わずか数十秒に満たない映像はこのままガンダムロスに喘ぐはずだった全国のファンを大いに沸かせた……


というわけで来ましたよまさかの劇場版SEED。前からとっくにポシャっただの兄貴が匂わせてただの言われてたけど本当にやるとは……
キラやラクス、シンにカガリ、そしてアスラン…往年「SEED」の顔を務めた人物たちが勢ぞろいでどんなストーリーになるんだろうかって公開まで頭のなかがSEEDだらけだった。
俺はメカニック面だと「SEED」が一番すき(次点は00)でリアルタイム世代ではなかったもののバンダイチャンネルでSEED、Destiny両方見てASTRAYやECLIPSのような外伝も楽しんで…だったけど今回のPVでもたくさんのMSが飛び交ってるのを見て非常に興奮した。
新しいフリーダムやジャスティス、ゲルググやギャンといったミレニアムシリーズの新型、新興国家ファウンデーションのブラックナイトスコードシリーズ、平和維持組織コンパスの新型戦艦ミレニアム…何が起こるのかさっぱりわからなくて公開までワクワクが抑えきれなかったよ……
まぁそんなこんなでいまからは実際に映画を見た内容を書いてきます





実際に映画を見た感想


いやもう最ッッッッッッッッッッッッッッッッッ高だったよ!!!!!!!
一貫して「キラとラクスの物語」だったけどとにかくMSが動く動く! みんな大好きあの曲やあの機体もパワーアップして懐かしの登場でもうエンディングクレジットはボロ泣きしてまいましたよ!!! SEEDファンなら「必ず観て欲しい」そんな映画だった!!!!!


……素直に順に解説するか

冒頭

ブルコスとザフトの戦闘に介入するためスーパーミネルバ級戦艦ミレニアムから出撃する平和監視機構コンパス所属のキラ(ライジングフリーダム)、シン(イモータルジャスティス)、ルナ(ゲルググ)、アグネス(ギャン)。
バターのようにダガーやウィンダム、デストロイをぶった切ってく…もうおやつ感覚だろ
そんな中形勢逆転を機に一気に進軍を開始したザフトMSにも頭を抱えジンも無力化してくキラ…ここら辺はすでに彼の悩みが表面に見て取れるシーンだったな……

ファウンデーションへ~合同作戦~ファウンデーションの野望

ユーラシア領内に潜伏中のブルコス盟主ミケール(終始台詞すらないあたり前2作のあいつらとは違って完全に小物らしい)逮捕のため名乗りを上げた独立国家ファウンデーションと協力するためコンパスはファウンデーション本国へ。
だが宰相オルフェはラクスを虜にしようと企んでいた…なシーン。いやこれある種の洗脳だろ…
合同作戦のシーンではコンパス部隊が出撃してダガーやウィンダム、よほどジリ貧なのかバックパックのないデストロイを倒していくシーンは相変わらずキラたちの技量の強さを見せつけた。
が、ここであろうことかグリフィンの超能力的な「何か」を受けたキラがユーラシア側へ突撃。これをいいことにファウンデーションMS部隊ブラックナイツが行動を開始。
ファウンデーションの姑息な策略によって核ミサイルがファウンデーションに発射され本国は壊滅。ラクスはオルフェに連れ去られジャスティスは大破。マーズとヘルベルトも散りアークエンジェルは全武装を潰されたところにダニエルの止めで爆散…そしてフリーダムも圧倒的な強さを誇るシュラのシヴァに追い詰められ大破、裏切ったアグネスのギャンによって爆散させられる。辛うじて割って入ったズゴックに乗ったアスランの助けもあって残存戦闘員は対比できたものの追い打ちとばかりにコンパスは凍結されてしまう。

オルフェとブラックナイツクソ過ぎるだろ…計画的な自国民虐殺はアカンて


ファウンデーションの宣言~ミレニアム離水

なんとかオーブのアカツキ島に退避したキラたち。アスランによってファウンデーション実質的トップのアウラがかつてメンデルで遺伝子研究をしていたことを聞かされるがンな中突如「あの」レクイエムがユーラシア本部モスクワを直撃。更にオルフェはラクスを無理やりそばに寄せ選ばれた存在「アコード」であると宣言しデスティニープランを全世界に実装、従わない国家は修復したレクイエムで民間人もろとも消し飛ばすと宣言。
アスランの提案したラクス救出作戦に対してうだうだ愚痴るキラだったがアスランの鉄拳制裁と自分の悩みを吐き出したことで復活。
ここ割って入ろうとするシンを止めるヒルダ姐さんがかっこいいんよ…あんさんだって部下2人失ったばっかで辛いでしょうに……
その後アカツキ島の秘密格納庫で新型機「ストライクフリーダム弐式」「デスティニーSpecⅡ」「インパルスSpecⅡ」を受領!ここで思わず声出しそうになったもん!!!いや前作で月面に放棄されてたはずの2機回収してしれっと改良してるとか胸アツじゃん!!!!!
思えばデスティニープラン実現のために作られたデスティニーがデスティニープランを否定するために戦うってのすっごい皮肉だな…だがそれがいい!
その後キラたちはミレニアム「乗っ取り」を敢行。これを予測していたコノエ艦長らも迅速にお膳立てを終わらせ艦長の座をマリューに明け渡す。(ついでに副長降格させられるアーサーがまたギャグみたいで面白い)
ちょっとふざけてルナに近づくがあっさり反撃され往復ビンタ食らってから抱きしめられるシンがまたいいんよ…ちょっとダークなシンとあっさり制してから抱き着くルナがまたグッとくる
なんやかんやで出港するミレニアム。タケミカヅチ級空母「ワダツミ」率いる艦隊が迎撃するもトダカ流「百発百外し」であえて攻撃を外しミレニアムを見送っていった…その2つの要素混ぜてくるとか反則じゃん


コンパスの反撃~最終決戦

ファウンデーションはザフト軍を焚き付けクーデターを起こさせザフト軍を味方につけることに成功する。辛うじてプラントのラメント議長はイザークの母エザリアやカナーバ前代表の機転もありエターナルへ退避、ボアズ跡のレジスタンス基地へ身をやつした。71年の大戦における連合の核攻撃で消し飛んだはずのボアズもまだ残ってたんだ……
タカ派のジャガンナート中佐率いるザフト反乱部隊を重く見たイザークとディアッカも隠し持っていた「デュエルブリッツ」「ライトニングバスター」(双方共にミーティア装備)で出撃!設定資料見たら核エンジン搭載ですってよ…すっげと思ったけどあとで調べたらこのミーティア、7号機と8号機(Destiny終盤でキラとアスランが使用した2機)らしくてそっちの方に驚かされたわ!!!そういやエターナル側から発進してましたね!!!!!
大気圏を離脱し加速するミレニアム。当然これを見逃すファウンデーションではなくレクイエムを発射するがタンホイザーを使って回避!さらにミサイルを非点火状態で放出、時間差で点火し発射する「バジルール戦法」で奇襲をかける!ナタルさんの名前……
ファウンデーションはラクスをユーラシア連邦の要塞「アルテミス」に匿っていたものの(もはや言うまでもないが「傘」も当たり前のように張られている)ストライクフリーダムに乗ったアスランの陽動もあってあっさり奪還に成功!
シンやルナ、ヒルダもファウンデーションやザフトMSを蹴散らしていくんだけどインパルスSpecⅡのVPS配色が違うのに驚かされた…ソードシルエット真っ赤っ赤だな!
レクイエムもアカツキに乗ったムゥの活躍で一時破壊に成功!ローエングリン、タンホイザーときてレクイエム…ムゥさんもうこれ慣れてるだろ

とまぁ快進撃の続くコンパスの前にBSSこじらせてブチギレたオルフェとイングリットが「ブラックナイトカルラ」で出撃、シュラのシヴァとともにキラのストライクフリーダムに襲い掛かるシーン…「Destiny」では被弾ひとつなかったストライクフリーダムが追い詰められていくシーンは手に汗握った…そこへアスランがズゴックで割って入るもシヴァの短針砲で爆散…いや、「ズゴック」《擬装》が崩れ落ち中から「インフィニットジャスティス弐式」が!
そしてバックパックの損傷した素っとライクフリーダムにラクスの乗った支援機「プラウドディフェンダー」が向かうシーン…パイスースケベすぎん?おもっくそ尻でかいし胸揺れまくっとるし…こういうところまで「SEED」を受け継いでるのを見ると改めて「俺達SEED見てるんだな……」って思う
そんなこんなでプラウドディフェンダーが変形、バックパックとなりドッキング…「マイティストライクフリーダム」に!!!

そこで「Meteor」流すの反則過ぎだろ!!!!!いやよくやった!!!!!

新型ドラグーンもかっこいいけど何よりかっこよかったのは頭部の新武装!
ラクスの許可がいるのもあってか大型ドラグーンを奇麗に真っ二つにするのはかっこよかった……



ここぞとばかりにコンパス各部隊も反撃開始!
ブラックナイツに追い詰められかけたシンとヒルダだったがシンがグリフィンの能力に対し「何も考えない」(厳密には眼の前の敵を討つことだけを考えてるのだろうか)ことで拒絶、更にあろうことかステラの幻影が襲い掛かるビジョンを見せつけビビらすことに成功!
グリフィン&ダニエル曰く「こいつの闇は深すぎる…!?」はまぁ同情できた
ヒルダもリデラード機を撃墜して2人の仇とれたのが良かった
エクストリームブラストモードで分身してあっさり落としていくのにはDestinyよりも主人公しててすごいかっこよかった……
アスランはシュラのシヴァと交戦、右腕を切られるもカガリのエロ妄想でシュラを困惑、更に動きを読ませないリモート操縦で頭部の大型ブレードをビームサーベル化しぶった切る秘策で撃破!もう全身凶器じゃんこのMS……

ルナはシンのデスティニーからデュートリオン補給を受けこじらせたアグネスと戦闘、意外と余裕に彼女を下したけどここ、あえて20mmCIWSを使うことでで爆散じゃなくて機能停止にさせたの良かったなって思う……

ブラックナイツを退けたシンとルナはザフトの2人がパージしたミーティアでレクイエムを完全破壊、ミレニアムも艦首衝角でファウンデーション旗艦グルウェイグを撃沈!

その傍らイザークらも説得に応じないジャガンナートに攻撃を仕掛け止めを刺していた…彼も終わらない戦いに悩まされた存在だったんだろうな

そしてことごとく打つ手を潰され後がなくなったオルフェは猛攻を仕掛けるもキラとラクスの「愛」の前に敗北しイングリットと共に散った…BSS拗らせてなかったらもっといいやり方もあったろうに

ED

一番驚かされたのがレクイエム跡でうずくまっていたアグネスに手を差し伸べるルナとシン。もはや言う間でもないだろう。
そう、「Destiny」最終話でデスティニーとインパルスから脱出したシンとルナにアスランが手を差し伸べたあのシーンだよ!!!

あの時手を差し伸べられたシンとルナが今は手を差し伸べている側にいる…いやほんといいシーンなのよあそこだけは……もうあそこで涙腺ぶわっとなりました


あらためて

いやほんといい映画だった…完全新規ストーリーでありつつも要所要所に「SEED」要素を持ち込んでて驚きの連続だったよ…
「SEED」好きとしては300点満点の出来で最高の映画でした
これからキラとラクスの目指す平和が訪れますように願うばかりです
プラモももっと発売されてくれ頼むよー!!!!!




おわり


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