Rashisa
昨日の予告通り、今日は昨日参加してきた「Rashisa」について書こうと思います。
Rashisaとは
その名の通り、一人一人がそれぞれの良さを存分に発揮し,自分らしさを大切にすることを目的としています。
「自分らしさとは?」という問いに対して、はっきりと答えられる人は多くありません。
むしろ、「そもそも自分の良さや好きなものなんてわからない」という人の方が多いのでは無いでしょうか。
そこで、いろいろな方に会ってお話を聞き、疑問をぶつけ、自分のことが少しずつわかってくるような場を作れれば、、ということで、開催されているのがこの「Rashisa」というイベントです。
Rashisaでは毎回、ゲストの2名による対談が行われるのですが、今回の登壇者は、トナカイ フサコさん(漫画家)、五十棲計さん(学生起業家)のお二方でした。
トナカイ フサコさん Twitter ブログ「旅するトナカイ」
五十棲計さん 株式会社イグケアホームページ
対談でお話いただいたテーマは下記
・お二人にとってお金とは
・どんな子供だったか?
・今までにあった挫折や失敗
・これからの展望
お二人のお話を聴いていて感じたのが、働くことで救われる人って沢山いるんじゃないか、ということです。
「自分にできることがある」ことを実感できる
お二人のお話で共通していたのが、「働くことを通して自分にもできることがあると思えるようになった」つまり自己有用感を得られるようになったという点です。
漫画家のフサコさんは、学生の頃は自己肯定感が低かったそうなのですが、新卒で大手広告代理店に入社した結果、仕事を通して自分にもできることがあることに気付くことができ、また会社の方々にとても気にかけて可愛がっていただけたことで、「自分なら何かできるんじゃないか」「何かあっても誰かが助けてくれる」と思えるようになり、独立という道を選ぶことができたそうです。
また、広告代理店での仕事を通して「最先端のもの」をつくるのは自分には向いてないのではないかと感じ、
独立して趣味で漫画を描き始めた結果、それが出版されるまでに至ったことで、「自分は最先端のものは作れないかもしれないけれど、大多数の人に面白いと思ってもらえるものをつくるのは得意なのかも」と自分の特性を知ることができ、「自分はこういうことをやっていけばいいんだ」というのが明確になり、より自信に繋がったとのことでした。
そして五十棲さんは、「人に伝えることを上手くなるため」という理由で教育学部に入った結果、ほとんどの人が教師を目指している中で一人だけ違うことに最初は後悔をしていたりもしたけれど、今は会社の代表として働くようになったことで「自分にできることは人に自分の想いを伝えることだ。これをやっていけばいいんだ。」と思えるようになったとのこと。
一時期は「何者かにならないといけない」と焦っていた時期もあったそうですが、今では「人は絶対何者かにはなる、だから心配しなくていい。」と力強く言い切れるようになったそうです。
働いていると「ありがとう」と言ってもらえる
学生の頃は感じられなかった自己有用感が、なぜ働きだすと感じられるようになるのか。
自分の経験とも照らし合わせて考えたときに、理由は2つあるんじゃないかなと思いました。
1つ目には、勉強は自分のためなのに比べて、仕事は自分ではない誰かのために何かをすることだから
2つ目には、勉強(特に受験勉強)は自分で全て頑張らないといけないけど、仕事はチーム戦だから
学校でどんなに勉強を頑張っても、基本的には誰からも「ありがとう」と言われることはないですが(すごいねと褒められることはあっても)、
仕事をし出すと何かする度に人から「ありがとう」と言ってもらえるんですね。
そして、受験勉強は全科目自分で勉強して点数を上げていかないといけないですが、仕事はチーム戦なので、自分の得意な分野で活躍でき、苦手な部分は人に頼ることができます。
この2つがあるので、
・自分の強みにフォーカスできる
・人の役に立てる自分を実感できる
ことで、自己有用感が高まるのではないかなと。
しかしこれは逆に言うと、
・自分の強みにフォーカスできない
・人の役に立てる自分を実感できない
と言う環境であれば、たとえ働いても自己有用感は高まらないということでもあると思います。
だとすると、自分がどんな強みを持っているのかをできるだけ早いうちに知っておくことはとても大切なんじゃないかなと。。
人との出会いが大切
自分自身の「強み」はどうしたら分かるのでしょうか。
私は人の「強み」と言うのは自分の頭の中で考えていても気付きにくいものだと思います。
自分にできることで他の人に喜んでもらえる、と言う経験を通して気付くものだと思うからです。
フサコさん、五十棲さんのお話を聞いていてもそうですが、人の転機には必ずと言っていいほど人との出会いがあります。
そう言った意味で、今回参加した「Rashisa」のように、自分が普段生活していたら出会えないような方々と出会うことのできる場に足を運ぶと言うのは、何かしらそのような「転機」に繋げることのできるチャンスになるのではないかなと思います。
次回のRashisaではどんな方々にお会いできるのか、楽しみです^^
主催の横山さん、あゆみさん、月岡さん、毎回素敵な会をありがとうございます。
そして、今回場所をご提供くださり、お料理などをご用意してくださった「ば」の石橋先生もありがとうございました。
P.S.
お土産にトナカイ フサコさんの漫画を購入しました^^◎
6月11日に発売開始された新刊です。
お近くの本屋さんでも購入できますので、気になった方はぜひご購入を!
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