自信はなくていい
最近知り合いから、
「人が自分のことを良く思ってないんじゃないかと不安になる。」という相談をされました。
そして、「それは多分自分に自信がないからだと思う。」と。
人の感情に敏感で、自分自身のことがよく見えている人ほど、こういう悩みにぶち当たっているのを今まで何度も見てきました。
他人に興味がない人や、自分の実力が見えてない人はこうはなりません。
なので、まずそもそもこういうことで悩んでいる時点で能力が高く向上心が高い人です。
しかしそういう人ほど、自分自身に対してのハードルが高いので自己評価がすこぶる低く、謙虚でストレスを溜めやすい。。
なんでも自分が悪いのだ、と抱え込んでしまいがちになるのもこのタイプです。
私はいつもこういう時、「自信は持たなくても良いんじゃないかなー」という話をします。
この場合の「自信」=「人に何と思われても動じない強いメンタル」なのだと思うのですが
「人に何と思われても動じない強いメンタル」というのは、それそのものを手に入れようとしても手に入らないものだからです。
人に何と思われても動じない強いメンタルというのは、 何と思われても自分はこれがやりたいのだ!と強く切望する気持ちがないと手に入りません。
しかし優秀で謙虚な人に共通しているのは「自分のために頑張る」ことがとても苦手だということです。
ですので自分自身がどうしてもやりたいと思えることというのがなかなか見つかりません。
そこでそういう人にオススメしているのが、
「自信」ではなく自分自身が存在していることに対しての「感謝」を持つ
自分以外の誰を助けたいかを考える
の2つです。
「自信」ではなく自分自身が存在していることに対しての「感謝」を持つ
何代にも渡るご先祖様がいて、それぞれの出会いがあり、この世に生まれ、今まで病気や事故で命を奪われることもなく食べることと寝ることができたからここにいる。
そう考えると、自分という存在は自分自身の力で作り上げてきたものではなく、色んな御縁があって作られてきたものであり、
自分自身の所有物ではなく、世界の一部だということに気付きます。
では、世界にとって自分という存在をどう還元するのが一番良いのか?
自分が他の色んなご縁から与えられ、培ってきた力を最大限発揮するためにはどうすればいいのか?
そう考えると、特定の個人にどう思われてるかはあまり気にならなくなってきます。
自分以外の誰を助けたいかを考える
自分自身のこととなると人からどう思われるかが気になって行動出来ない人でも、自分以外の誰かのためなら、人に何と言われようが動けたり、意見を言えたりすることがあります。
例えば、自分自身のために上司に対して何か意見を言うことはできなくても、後輩のためなら言える、などがそうです。
こういう人は、誰かを守ったり、助けたりする立ち位置に居られるようにすると不思議とメンタルが安定し、最もパフォーマンスが上がります。
人によって、「目の前の人や事象に対して一番モチベーションが上がる」か、「個々ではなくそれを包括するシステムに対して一番モチベーションが上がる」かは違うのですが、
多くの場合、この二つのどちらかの考え方を意識することで、「人が自分のことをどう思ってるのか気になってメンタルが不安定になる」ことは少なくなると思います。
どちらも「自分以外のものに目を向ける」ことができるからです。
これを、「自信をつけるために何かしよう」とすると「自分」のことに目が行ってしまうので、他人から自分がどう見られているのか、がますます気になってしまいます。
「自信」ではなく自分自身が存在していることに対しての「感謝」を持つ
自分以外の誰を助けたいかを考える
一度、試してみてください^ ^◎
#毎日note #自信 #メンタル
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