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たくさん書いたnoteの中でも、想いを込めてこってり書いた幾つかのnoteです。
普段は、田中圭さんの活動の記録を残すためにnoteを書いているので、あまりnoteの文章にレビュ…
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2021年12月の記事一覧
小説『不透明な紅茶』
「幻のアイスティーよ」
ナナは、眼を輝かせながら、小さくて張りのある声で言った。
それは、不思議なくらい不透明な紅茶だった。
Scean1 紅い車 抱えていた紙袋を左手に持ちかえて、僕はドアのべルを鳴らした。
よくある、ピンポンという軽薄な音ではなくて、リーンと鳴るこのべルの音が好きだ。
そして、今日はどんな服を着ているだろう、とか、どんな顔で僕を迎えるだろう、と考えたりするこの瞬間がと