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LasVegasをRasVegasに~Gordon Biersch Brewery~

Gordon Biersch Brewery Las Vegas

https://www.gordonbierschrestaurants.com/locations/nevada/las-vegas/las-vegas

ゴードンビアーシュは、チェーン店のビールファクトリーレストランだ。日本でも地ビールのお店が出現している昨今、数種類のビールと料理を楽しめるレストランで、ラスベガスではパラダイス通りに面している。最近ではサマリンにも店舗があるようだ。

当時は週末の金曜日、土曜日にライブレゲエがブッキングされ毎週末にステージからマイクを受け取って歌わせて貰った。当時は、日曜日にスムースジャズの生演奏があった。入場は無料。お店の入り口横には大きな鉄のビア樽があり、入り口ではお店の制服の黒いポロシャツを着た厳ついマッチョなセキュリティがIDの確認をする。

** Yo what’s up, dude!? Are you gonna sing tonight?**

** Yeahmon, I’m good. Sure! That my JAH work to do.**

** Ride on**👍

毎週末にお店に遊びに来て、ステージで歌う僕は既にセキュリティとも顔見知りでIDチェック無しで入店出来るようになっていた。

お店に入って左手に受付嬢がいて、右手にはマイビアグラスのロッカーが壁にびっしりと並んでいる。店内のど真ん中には長方形のカウンターバーがあり、その周りをボックス席やテーブル席が囲んでいて、外にはテラス席もある。

秋にはオクトバーフェストが開催され、お店の駐車場が大きなテントが設置されてテント内の仮設ステージでライブが行われる。ベガスでは色々な所でライブをしたが、ここ”Gordon Biersch”は僕のお氣に入りの一つだ。

当初は、やはり街の無料情報新聞で見つけて行ったのだ。

当時、ステージで歌っていたのは

** Smoothie Jones**

Smoothie Jones "Cool down the pace"... https://youtu.be/xIYHYIseaII via @YouTube

ジャマイカンだった。バックバンドにはベガスのレゲエショップ“Caribbean Life Style”のStan Rankin Tのバンド“Meshach”のキーボードのZaikeがいたり、現在はBack Street Boysのベース担当でワールドツアーに参加しているBillもいた。バックバンドメンバーが毎回違うのが特徴的で、ある時は、六本木『ホットコロッケ』で演奏していた、Emanuel Walshがドラムを叩いていた。

** これも、なんたる偶然なのだろうか**❗️

日本帰国後、Emanuelに会う度に、ベガスで出会った話になる。Emanuelは、日本の陸上界で活躍するオリンピック選手、ウォルシュジュリアンのお父さんであり、現在は、Ian Knightと“Black Blood”というバンドで活躍している。

SISTER SADIE by EMANUEL WALSH https://youtu.be/LAsZlTSVjpY via @YouTube
EMANUEL WALSH PART 1 DEEP WITHIN 08_ ALBUM DOCUMENTARY https://youtu.be/RN3DKOr4RsI via @YouTube
EMANUEL WALSH PART 2 OF 3 DOCUMENTARY DEEP WITHIN https://youtu.be/GUWQ0Ahv7aU via @YouTube
EMANUEL WALSH PART 3 OF 3 DOCUMENTARY DEEP WITHIN https://youtu.be/b9BS9RwNTSY via @YouTube
【陸上】競技歴4年で日本代表 ウォルシュ・ジュリアンのトレーニング https://youtu.be/1A9HeGakgBk via @YouTube

SmoothieはL.A.在住のアーティストだが、毎週末、車でベガスまでドライブして演奏しにやって来ていた。L.A.よりベガスの方がエンターテイメントシティで仕事にありつけるわけだ。

通常、夜10時から深夜2時の間に45分間くらいのステージが3セットあるベガスでのライブレゲエだったが、演奏の休憩中に

** Yeahmon❗️Can I sing Bob Marley tune**

と言ってみたところ、

** Yeahmon, gwaan**❣️

と快く承諾してくれて、僕のRasVegasが本格的にスタートした。

場所柄、選曲は社会的風刺や政治的、宗教的な歌詞が多いROOTSではなく、甘いLOVERSを歌うようにと、バックバンドのドラマーのフィルインで演奏が始まったのが

** Stir It Up**

Bob Marley & The Wailers - Stir It Up (Live at The Old Grey Whistle, 1973) https://youtu.be/rf8GjhXvOjU via @YouTube

** We have a special guest tonight from Japan❗️The man called “Ras Nobu”❣️Step Up**‼️

とSmoothieのMC紹介でステージに上がる。日本人がBobを歌うのを観るのが初めてのオーディエンスがドカーンと爆発して大声援を浴びる。黒人の女性達は腰をクネらせて踊り始める。

** 最高に氣分が良い瞬間だ**❣️

演奏は数ヶ月単位の契約のようで、楽しかったSmoothieとの毎週末のライブレゲエは、あっという間に終わってしまった… しかし、その後は、ベガスで初めて出会った兄弟バンドの“BONAFIDE”が、毎週末のライブレゲエでGordon Bierschのレゲエナイトを盛り上げるようになる。

Why - BONAFIDE REGGAE BAND https://youtu.be/wFN8_8O7Icg via @YouTube

東京六本木レゲエファミリーがラスベガスで大活躍❤️💛💚

ラスベガスのレゲエは、この店から広がって行ったのだった。

つづく

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