ホラー淫ク☆リレー企画11日目「寿福」解説

寿福 サムネ

まず初めに、遠野のお話から始まる本動画ですが、遠野の言う事は基本的に暗喩になっています。まあ簡単に言えば、世にも奇妙な物語のタ〇リ役です。

この遠野の話に出てくる「テレビ」は、世界線の暗喩で、遠野が「テレビ」にする行為は、GOが世界にすることの暗示です。それと同時に遠野や視聴者が世界を覗く際のツールでもあります。隣人の「テレビ」が壊れてしまったという話は、GOが隣人、つまり並行世界を見たという事の暗示です。しかしその「テレビ」が壊れてしまった・・・

という事で、遠野は半ば「強引」に「テレビ」を治します。すると、画面全体に砂嵐が出てきますが、これはいま視聴者が視聴している端末と遠野の「テレビ」の同期を表す演出です。ちょっとわかりにくいかも。というところで動画は始まるわけですが、最初の方に実写の映像があります。実写の映像は基本的にGOの視点です。

そして関西コンビに視点は移ります。後ろにGOのポスターがあるように、この世界のうんち提案おじさんはGO教信者です。

次のシーンではおじゃる教授の話題。並行世界について示唆されます。

シーンの切り替わりについてですが、切り替わる際、「ピー」となったら現実、「ザー」となっていたら幻覚、および精神世界です。おかしくなってるわけです。この精神世界と現実の切り替わりに関しては、NKTIDKSGがニュースを見る前のテレビのセリフに入れてみたのですが、少しわかりにくかったかもしれません。あと順番もミスってたし。

HSI姉貴の自殺シーンになりますが、これは完全に精神世界です。なんかもう狂ってるわけです。HSI姉貴は時系列順にこうなったわけではなく、関西コンビの車の外で歩いているのがちらっと見えた後に自殺しています。

彼岸花に関しては、死んだことの暗喩というかそんなところです。ただし遠野の彼岸花はそういう事ではありません。詳しくは言いませんが。

一気に飛んで一番最後。ここが分からなかった人も多かったと思います。視点が変わり、関西コンビもうんち提案おじさんも生きています。つまり並行世界です。関西コンビの会話から、この世界のGOも並行世界を見て何かを決意したことが分かります。その並行世界こそ、今回の動画で滅んだ世界です。滅びゆくさまを見たわけではなく、滅んだあとを見ました。それで、GOは何故滅んだかまでは分かりません。という事で、また同じことをしようとするわけです。今回の動画で滅んだ世界のGOも、滅んだ並行世界を見て、人類の老いと寿命を無くしました。そして最後に来る遠野の語りでは、「無理に治そうとした・・・」そう言う事です。

しかし・・・私たち視聴者はまた別の動画を見れば、この壊れた世界からおさらばできる。少し上の存在である遠野も、それと同じ感覚で、お気に入りの「テレビ」を買い替えるという選択をします。そして買い替えられた「新しく立派で丈夫そうなテレビ」はまた新しい画面を映し出し、画面は視聴者が視聴している端末の画面と同じになります。その画面に映るのは・・・次の・・・

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