EEICにおける2Aの生活

初めに

こんにちはの方はこんにちは。こんばんはの方はこんばんは。eeic2022のらすかるです。
私は2021年の夏に電子情報工学科に内定し、大量の授業と課題をこなし、春休みを生きて迎えることに成功しました。なんで、一部の人は僕らの期末試験が本格的に始まる前に春休みに入っているんですかね(半ギレ)。
気分転換として、履修しなかった水1限の生命科学概論以外の授業の感想や自分のお気持ちを書いていこうかなと思います。
誤字脱字あったら申し訳ないです>_<

信号解析基礎(月1限)

フーリエ変換、フーリエ逆変換で信号やスペクトルと戯れる授業です。私は案外この授業は好きでした。先生がホワイトボードに板書を書き、それをノートに写していました。教科書は特に必要性を感じませんでした。あと、オンライン授業でしたが、出席は毎回ありました。
試験は持ち込み不可でなかなか大変でした。過去問と似てる問題が多いのでそれは助かりましたね。

ディジタル回路(月2限)

eeicの2Aの名物講義です。画面に金髪の美少女が写っていて、その子が論理ゲート等についてお話をする授業です。最初は「可愛い〜」と思っていましたが、授業のスピードはとても速く感じ、置いていかれないように必死で、金髪美少女とか気にしている余裕はありませんでした。まあ、授業の録画があるので、見返せばいいんですけどね。
家で録画を見ていたら、「遊んでいるの?」と家族に言われ、悲しくなりました。この決まり悪さの責任をとって欲しいです、はい。
この授業も教科書は買いませんでした。難しいけど何とかなるはずです。
出席はなく、中間と期末の2回の試験で成績がつきます。持ち込みは手書きのA4の紙(両面OK)が許可されました。

電気磁気学I, II(月3, 4限)

前期教養でやった電磁気とあまり内容は変わりません。僕の場合は大体同じ内容でした。
一応、電気磁気学Iが講義、電気磁気学IIが演習という授業形式になっていますが、基本的に全員履修しているような気がします。
前半と後半で先生が異なりました。対面授業に来ると出席点がつく教科で、みんな来ていましたと思います。僕はキャンパスから家までの距離が程々に遠く、昼休みの間に移動できないので、朝6時に起きて1限から学校に来ていました。それもあり、この授業でスヤスヤ睡眠をとっていました。
試験は中間と期末があり、どちらも持ち込みなしで、なかなか難しいです。後半の先生は僕の代から変わっていたので、過去問が機能しませんでした(その前の先生の問題も難しいけど)。eeicに来る人は頑張りましょう。
あと、前半の先生の研究紹介を聞いて、ネタツイをしてふざけていたんですが、まさかこれが新しい進路の道を開くことにつながるとは当時は思っていませんでしたね。。(これに関してはまた今度書こうかな)

情報通信理論(火1限)

情報量やエントロピー、符号などの講義です。とにかく難しく、正直全然分からなかったです。指定されている教科書も難しくて、買ったけどほぼ読みませんでした。
オンライン授業ですが、出席はありました。板書はとても「「「綺麗」」」な字で、しっかり聞いていないと何を書いてあるのか分からないぐらい「綺麗」でした()
録画は公開されますが、正直あまり頼りにしない方がいいと思います。僕が唯一聞けなかった回だけ、なぜか公開されませんでした(録画し忘れたんですかね)。
試験は期末一本で、持ち込みはA4の紙1枚です。授業内容が前半しか分からなくて、過去問過学習で何とか頑張りました(単位こい!!!)。ただ、試験中の質問とその返答がなぜか声出しでやっていたので、オンライン試験の治安はアレで、試験中は生徒か先生の誰かしらがずっと喋っている環境になり、人によっては全く集中できなかったと思います。やっぱり対面試験しか勝たん!!

電気電子計測(火2限)

計測方法だったり、とにかく幅広く色んなことを扱う授業です(説明できないのと語彙力なくてごめんて)。基本的には教科書を読み続ける授業スタイルで、教科書の購入は試験のスタイル的にも必須です。先生には申し訳ないのですが、私はほぼ全ての回でスヤスヤ寝ていました(火3, 4限が対面出席点ありなので、1限から来ていて眠かった)。
ただ、教科書も中々に難解で、試験直前は苦労しました。試験はなんと教科書丸暗記ゲーです。私には結構ありがたかったですね。
先輩曰く、この授業で使う教科書は3Sの実験レポを書く時に活躍するらしいです。未だに想像できません。

電気回路理論第一(火3, 4限)

名前の通り、電気回路の計算を扱う授業です。電気磁気学と同じで、前半と後半で先生が異なり、前半は基本的なことから交流回路の導入くらいまで、後半はラプラス変換を用いて回路の方程式をがっつり解いたりする感じですかね。3限と4限の前半は講義で、残りの時間で演習という形式です。
授業の板書は確か授業後に公開されますが、4限の演習の前半の先生では、「授業時間内に課題の解答を提出したら加点」というシステムで、真面目に板書をとりながら授業を受けることをお勧めしますね(課題の問題が中々難しくて、私は大体授業後に提出してました)。後半の先生は、「その日のうちに提出したら加点」だったので、かなり気楽でした。
試験は中間と期末があり、持ち込み不可です。問題もそこそこハードだった記憶なので、eeicに来る学生は頑張ってね❤️。
教科書は別になくても大丈夫かと思います。

電気機器学基礎(火5限)

通称キキキ。昨年度まで3Sにあった授業で、今年度から2Aでやることになりました。この授業は実質対面のみの授業です。毎週出されるレポート課題を印刷し、次の週の授業後に教室で回収するというスタイルでした。
スライドは手書きの部分が多く、内容はとても難しい上に非常に見づらいです... 私はこれともう一つの別の理由で、第四回あたりから最後の一回を除いて全く授業に出席しませんでした。課題も出せていなかったので、当時は切ろうと思っていました。
最終回で、「今まで出せていない課題も受け付けます。」という先生の言葉を聞いて、「興味がないわけではないし、出していない6回分の課題を全部出して試験も受けるか〜」と思いました。
ただ、授業内容は案の定難しくて理解できず、試験直前は一番危機感持っていました。持ち込みはA4の紙1枚のみ可で、結果としてはシケタイさんのシケプリが素晴らしく、そこそこの出来で終えることができました。感謝します。
結局あまり理解はできずに終わったので、「これでいいんか?...」という気持ちは凄いです、はい。

プログラミング基礎演習(水2限)

情報系の人お待ちかねのプログラミングの授業です。前半はC言語、後半はPythonを用いた講義で、毎週の課題と最終レポで成績がつきます(どちらも必須課題と任意課題の2種類があります)。
授業はあっさりしていて、「あ、もう終わるんか」といった気持ちを毎週抱いていました。プログラミングほぼ初心者の僕からしても、毎週の課題は必須課題のみだとあまり重くありませんでした。
ただ、全期末試験後に最終レポにとりかかったら沼にハマり、20時間以上かかりました(任意課題の後半はできなかった)。他学科の友人達は既に春休みなのに、ひたすら動かないコードと向き合うという辛さはなかなかでしたね。
(あと、この授業の1.5単位の「.5」ってなんだよ。実質1単位なんよ、嫌がらせですか?)

数理手法I(水3限)

統計についてのお話です。先生が中々にクセありで、授業スタイルや課題に対する批判ツイートをよく見ました。10数回のうち、4回だけExcelを用いた講義でした。ただ、先生は今年で御退官されるらしい(?)ので、来年度からは新しい先生が担当なさると思います。どうなるんでしょうね。
僕はほぼ一回も授業を聞きませんでした。毎週の計算課題は全然重くないのですが、2回だけExcelを使った課題が出て、それがめちゃくちゃ時間かかりましたね。
試験は持ち込み何でもありのオンライン試験でした。eeicには素晴らしいシケプリが存在していて、eeic生のほとんどがそのシケプリを見ながら解いていたと思います。よくあんなに凄いものを先輩は作りましたなあ。

数学1D(水4限)

前半は常微分方程式、後半は解析力学から始まり、ベクトル解析の部分にも触れていく感じです。計数、物工の学生さんもたくさんおり、彼らが授業中に高度な質問をし、それに先生が答えているのを布団の中から見て「授業は難しくてよくわからんけど、応物系の学生と先生は凄いなあ」と思いながら寝てました。
試験は中間と期末があり、持ち込み不可です。試験の計算量はかなり多めで、応物系の学生達と成績バトルをするので、基本的には殴られます。僕は、中間はかなり頑張りましたが、期末では他の教科のヤバさもあり、ほぼ勉強しないで突っ込んだら壊滅しました。この大学に入学して受けた試験の中で一番できなかったです。反省します。

数理手法VIII(水5限)

線形代数や統計を用いて、実際にどのように応用していくかを見る(?)授業でした。結構幅広く扱っていて、「へぇ〜〜」となる授業です(相変わらずの語彙力)。
ただ、僕が線型代数苦手マンなのもあり、授業の数学部分は難しくてよくわからず、結果だけを見ていました。授業内容がよく分からなくても、毎回出る課題だけは案外できるので、「期末試験はちゃんと解けるんかなあ」とよく思っていました。
試験は人との相談やネット検索を使わない限り、特に制限はありませんでした。昨年度に先生がやらかしてしまったらしく、そのせいか、試験の問題形式は完全に変わっていました。問題を見た時、「やべ」って思いましたね。
人によっては結構ハマる授業かなといった感想です。

電子基礎物理(木1, 2限)

前半と後半で先生も内容も異なり、前半は量子力学、後半は統計力学といった感じです。朝から2コマ連続の授業はとても重く、出席はなくて録画はあったので、周りの友達は案外スヤスヤしていた気がします。
前期教養で物理系の選択科目を履修していなかった僕にとって、内容は結構難しく、何度もスライドを読み返して頑張りました。授業は教科書通りらしく、あった方がよいかなと思います。ちなみに自分は買っていません()
試験は中間と期末とあり、前半の先生は人との相談のみ禁止で、ネット検索もOKでした。結局過去問ゲーみたいなところはありましたね。というか、過去問と違ったら壊滅する人が多いと思います。。
ちなみに、来年度からは別の先生が担当されるらしいので、eeicに来る学生さんは過去問が機能しない可能性があります。楽しいね、あはは。
後半の先生はA4の紙一枚のみOKでした。持ち込み用紙に過去問の解法を小さい字でひたすら写すという罪悪感しかないやり方で試験に臨みました。それで大体解けました()
本当にこんなやり方でいいんですかね。。

ソフトウェアI, II(木3, 4限)

この授業はどちらもターム制で、2Aの前半はソフトウェアIという授業、後半はソフトウェアIIという授業です。この授業には割と思い出があるので、長く書きます。
前半のソフトウェアIはC言語の基礎から扱います。まず、先生が神です。初学者にもわかりやすく教えてくださり、感謝しかないです。友人の中でも、あの先生の授業を「わかりづらい、普通」と評価した人はいません。ただ、ポインタが出てきたあたりから難しくなってきて、"segmentation fault"というエラーメッセージを何度も見ることになるでしょう。毎週の課題にも結構時間がかりました。
最終課題は「ボンバーマンもどき」でした。その任意課題の部分は「最大5人までのチームを組んで実装してもよい」というもので、友人に誘われて4人で行いました。僕だけ初心者で、周り3人はプログラミング周りの知識(gitとか)にも詳しく、置いていかれないように必死でしたが、何とか終えることができてよかったです。複数人で一つのことに取り組む楽しさも知れました。
そして、後半はソフトウェアIIが始まります。初回の授業を聞いて30分後、「あ、この先生の授業やばい」となりました。資料もソフトウェアIより難しく、また先生の喋るスピードが速い上に全く聞いたことのない専門用語が時々飛び出てきて、聞いても「はにゃ?」といった感じです。
一番やばいのが毎週出される課題で、想像を超えるくらい重いです。初心者でコードを書くのが下手くそな僕は、部活・バイトなしの時間の暴力で何とか乗り越えました。1つの"segmentation fault"を解決するのに12時間近くかかったのは今となっては良い思い出です。平均しても毎週15〜20時間はやっていたと思います。
ちなみに、全部で6回課題があり、必須課題は毎回全て行い、任意課題は6回のうち、3回は出すように指示されました。後半の方が試験等で時間に余裕もなくなってきて、内容も難しいので、前半3回でさっさと終わらせるのがおすすめです。

エネルギー工学(金1限)

2人の先生が担当されていて、環境問題、発電、変圧器やパワーエレクトロニクス等、幅広く教養的な感じで扱います。
出席の取り方が独特で、毎週授業中のどこかでGoogle formを用いた簡単な質問が出され、それに答えることで出席とみなされます。僕は布団の中で受けていたので途中で寝てしまい、5回中2回しか出席できていなくて萎え、この授業もキキキと同様に切ろうと思っていました(授業は最終回まで聞いてない)。
ただ、色々あってこっちの分野に興味が出てきたので、「これはちゃんとやらないとまずい」と思い、資料を全て読んで勉強しました。資料を読んでいたら「結構面白いじゃん」ってなりましたね。
試験は期末一本で持ち込み不可です。思いのほか出来が悪かったので、出席をほぼしていないことも加わって単位を落とさないかビクビクしてます。

電子デバイス基礎(金2限)

半導体まわりの授業です。前半と後半で先生は異なります。
前半は統計力学を習っていないのに、フェルミディラック分布関数などの式がたくさん出てきて訳がわかりませんでした。「こういう式変形をするんだ〜」、「なんか沢山文字あるね、ウケる笑(真顔)」と復習していた記憶があります。
後半も前半の話を踏まえた内容になっていますが、後半の先生はかなり個人的には好きで、結構真剣に授業を受けていました。録画で見てみると「あれ、長い数式は出てくるけど案外分かりやすいぞ...?」となった人が多いと思います。
試験は期末一本、持ち込みはA4の紙1枚でした。過去問とそこまで傾向は変わらず、「うん」といった感じでした。

電気電子数学演習(金3, 4限)

電気系学生のための数学教室です。多変数の微積(ベクトル解析)、常微分方程式、複素解析の3つを扱います。それぞれA4の紙1枚の持ち込み可の試験があり、計3回の出来で成績がつきます。なんと、フィードバックで自分の試験の点数が返却されます。
授業に関しては、まず教科書が非常に読みづらいです。数学が得意な人には良いかもしれないけど、もっと良い本あるでしょ。。
次回の週の内容を読み、指定されてる問題を解いてくることまでが予習で、授業はその問題を立候補制で生徒が発表し、それに先生がコメントを添えるという形式です。僕からすると「まず教科書の内容が分からんのでその解説をしてください。。」というお気持ちなのですが、それでもしっかりと予習をしてきて、発表をしまくる人もいるので、そういう人には尊敬しかないですね。私は第3回くらいまでは予習も頑張っていましたが、その後はソフトウェアIの課題が終わらなくて忙しいのもあり、予習もせず、発表内容も分からずでお布団の中でぬくぬくしていました(発表者ごめんて)。
先にも書いた通り、試験は3つもあり、それぞれ120分です。ここでアドバイスですが、ベクトル解析と常微分方程式の2つで点数を稼ぎましょう。複素解析は他の期末試験の時期と重なって勉強する時間もあまりなく、今年度は極悪難易度(個人的に)だったので、基本的に点は取りにくいと思います。がんばってね〜。

終わりに

私は結局21コマ分の勉強をし、eeicの2Aで存在する試験を全て受けて脳みそがキマっていましたが、一般的にはそんなに授業を取っていない人の方が多いです(それでも18コマとか?)。情報系に興味が寄っている人はキキキを取らない人が多かったですし、「数学は嫌いです!」という人は数理手法IやVを取っていなかったです(数学1Dは適当にやっても単位がくるという噂あり)。
僕は「それって今は情報系の時代...ってコト!?」という流れで電情にきたのもあって、周りの電情生よりも興味の幅が広くて浅い感じでした。だから、これだけ授業を受けていたというのも正直あります。
履修数に関係なく共通して言えるのは、「中間試験で頑張りましょう!」ということですかね。僕自身、中間試験はかなり頑張ったので、それに救われた部分もあると思います。
それでも、やっぱり辛いものは辛く、1月ぐらいから試験勉強のストレスやその他色々あって精神的に不安定になりました。
そこで僕にとって心の支えとなってくれたのは友人でしたね(イケボ)。友人と試験勉強に対する愚痴を言い合うだけでも気持ちはすっきりしました。僕が人と話すのが割と好きな性格というのもありますけど。
頑張って友達を作りましょう。僕も春休み以降でもっと学科民と仲良くなれるといいな〜。

以上、長文失礼しました。

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