3Sを振り返って
はじめに
おはこんばんちは。eeic2022のらすかるです。今更ですが、今回はもうすぐ一年前になる授業について簡単に振り返っていこうと思います。
私は電情から「情報系やーめた」をし、電気系の方へ進む予定の人間です。それも相まって、履修科目は3Sから電気系寄りなんですが、限定科目というクソゴミ仕様のせいで、取らざるを得ない科目をいくつかとっています。本当にゴミ。なんで電気基礎物理が電情は限定科目じゃないねん。
それはともかく、3Sは個人的に一番辛かったですね。履修していたコマもそこそこ多く(自分のせい)、色々訳あって精神状態もぐちゃぐちゃで勉強に精を入れることができず、成績も悲惨なことになってしまいました。これをみた後輩の皆さんがいたとしたら、適度に遊んで周りと愚痴を言いあいながら頑張ってください。一番大事なのは自分の健康ですからね。
推敲する気力はないので、誤字脱字があったらスマソです。
制御工学第一(月1限)
ナイキスト線図などを用いて、制御工学の基本を学ぶ授業です。今までとは少し違ったタイプの授業内容で新鮮です。途中でMATLABを使う回があったりもします。前期実験のレポートを書く際に必要な知識もあるので、履修すべきですね。教科書は買わずに済み、先生が作ってくださった資料に穴埋めしていく授業形態です。試験は問題数が多くて大変でした。
統計的機械学習(月2限)
限定科目の制限のためにとっていた科目です。授業は全て出席したのですが、授業を聞いた回が一度もありませんでした。先生、ラノベ読んでてごめんなさい。
試験勉強もシケプリと過去問をやっただけで、授業スライドはほぼ見ませんでした(私の代は新しい範囲も追加されていたらしい)。こんな勉強方法はやめましょう()
他学科の人も履修しており、先生が賢そうでした(小並感)。スライドが大量にあり、教科書はいらなさそうです。
電力システム工学第一(火1限)
電気系の科目です。送電や過電圧や絶縁などを学びます(適当)。取りたくとっていたはずの科目です。
先生は二人いて、前半と後半に分かれていました。後半のB先生のパートはひたすら数式でゴリゴリ板書を進めていくタイプで、途中で寝落ちしたせいで、何もわからんになってしまいました。対称座標法のあたりは特に大変だったような。
1限ですが、しっかり対面+出席あり授業です。履修者は多くないですが、授業は難しいので頑張りましょうね。
信号処理工学(火2限)
限定科目の制限のためにとっていた科目です。2
2Aの「信号解析基礎」の続きですね。mnmt先生が黒板にそこそこ早いスピードで書いて教えてくださる科目です。板書量も多く、中々難しい科目ですが、なんと中間試験があります。過去問をたくさんやるのが大事らしいですが、逆張りして板書を復習して過去問をあまり見ずに臨んだら出来ませんでした。過去問やりましょう。
教科書はいらなさそうですね、あと出席あります。
半導体デバイス工学(水1限)
ん、撤退。
やる気がなくなり、第3回あたりで、何も分からんになりました。その日が私がデバイス系を諦めた日でもあります。記念日(?)。
数学2D(水2, 3限)
数学2Gに加えて、3限に演習の時間がついている科目です。複素解析について学び、2限は他学科の人たちが同じzoomの部屋にわんさかいて、物工の先生が講義をしてくださります。数学2Gの人はこの講義を2限に受けるって感じですね。2Aの数学演習の内容をすっかり忘れている自分に驚いたよね。
他学科の人は科目名が違うらしく、試験ではeeic内(計数もいるんだっけ)で競争になります。数学2G、数学2Dの人は同じ試験を受け、評価は別々みたいです。
3限の演習は、事前に問題が与えられ、早い人順で担当の問題を決めることができ、それを次回の授業で発表するという流れです。あまりの履修者の少なさに、発表の立候補者が出なかった、誰もやりたくない問題を勝手に一人ずつ割り振られるという悲しい事態が起きます。
そしてなんと!!!それが毎回、学籍番号の若い人から順に割り振られるのです。電情の人って電電の人より学籍番号が若く、電情の履修者は私だけだったんですよね、あとは察してください…
ほとんどの人が数学2Gを2限、アルゴリズムを3限にとってます。今思えば、私もそうすればよかったです。そうすれば限定科目の束縛が少し緩くなっていたのに。
電磁波工学(水4限)
水曜日最後の授業です。これもオンライン授業で出席確認はあり、水曜日は、一週間で唯一、対面1限に向かわずに済むというハッピーな曜日です。
この授業は、教科書に沿って進む(教科書を映して読み上げてる)ので、買っておくべきです。ただ、範囲がとても広く、試験は教科書の持ち込みOKです、確か。
「あとで教科書読めばいいや」という気持ちで、出席登録だけおこない、後は何も聞かないというのを全13回してしまいました。
先生の声をほぼ聞いていなかったのもあり、撤退するか迷いましたが、限定科目だったので、とりあえず試験を受けることにしました。過去問を見て、適当に突っ込みましたが、「単位はくるかな」と思うぐらいの出来でした。スミスチャートの問題が出た記憶だけあります(最初の1問しかできなかった)。やっぱり教科書閲覧OKなのはでかいですね。
電離気体論(木1限)
プラズマの放電現象について学ぶ授業です。個人的には一番興味があり、そこそ面白かったです。ただ、1限対面+出席なのが許せない。
履修者は思ったよりも多く、2,30人くらいいたような?
教科書は買った方が良いですね、割としっかりと書いてあります。
とある事情で後半出席しなかったのもあり、出席点は多分ボロボロで、試験は、前半の先生のパートをすっかり忘れていました。でも後半パートは出来たので、「良」きました。やったね。
宇宙空間物理学I(木1限)
これは理学部の地物かなんかの授業です。
電離気体論も面白かったんですが、プラズマで起こる物理現象を数式で追っているこちらの科目に惹かれ、後半4回くらい潜っていました。
数式を用いて、プラズマの色んな現象をゴリゴリ説明していく感じです。本で少し読んでいた電磁流体力学のお話が出ていて、おぉ〜と思いました。
ただ、流石理学部といったところなんでしょうか、式同士の計算過程の省き方がeeicの授業よりも凄かったです。ついていくのに精一杯でした。
あと、教室の雰囲気が全然違って、理物や地物や地惑の人がいるからか、二次元のオタクくんが多かったです。楽しそうでした。
3Sで一番面白かった授業はこれかもしれません。入る学科間違ったのかなと思いました()
電気回路理論第二(木2限)
回路理論の続きの科目らしいです。といっても、やる内容が全然違うので別科目みたいでした。
教科書はなく、先生の板書で解決します。ただ、授業は少し癖アリで、毎回、先生が授業の頭に雑談をし、それから板書を用いた授業に入ります。なので、肝心の授業部分はスピードがかなり速く、ついていけません(そして、板書に案外間違いがある)。雑談は面白いですが、正直いらんくねといったお気持ちでした()
テストはそこそこ難しく、あまりできませんでした。どこかの情報通信理論のA先生のように、普通に「不可」を出す先生なので、注意しましょう。
電子回路I(金1限)
krd先生とmt先生による授業でした。教科書は特になし。
前半のkrd先生の授業は2Aの復習部分も多く、なんとかついていけました。そして、mt先生の授業は、小信号等価回路を書いてコネコネする授業でしたね、確か。mt先生は小ネタも挟みながら講義をしてくださり、とても面白いです。僕もわりかし真面目に聞いていました。
試験はA4の紙1枚かなにかを持ち込みOKでした。前半のkrd先生パートは、事前に「過去問と同じような問題は出さない」と言っていたので、しっかり持ち込み用紙に大量に書き込んで臨みました。その結果、そこそこ出来ました、と思っていたんですが、f(フェムト)という単位の存在を忘れていて、計算部分は全て吹き飛びました… ぴえん。
後半のmt先生パートは小信号等価回路の部分は一問も解けませんでした!「ヒーローはワンパターン」と授業中に言っており、先生曰く、ワンパターンで解けるらしいのですが、意味が分からなかったです()
噂によれば、試験を受けたほぼ全員に単位を与えたとか与えていないとか、、
ハードウェア設計論(金2限)
Verilogを前半に学びます。真面目にやらなかったせいで、本当に意味がわかりませんでした。verilogを用いた前期実験もあるので、後輩の皆さんはしっかりと向き合って、分からないところは調べて頑張りましょう。さもないと、regとwireの違いが分からないままeeic生活を終えちゃうゾ!
後半は講義形式で、先生が喋っていました。面白い人にとっては面白い授業らしく、verilogで戦意喪失した私は全く聞かずにラノベを読むか昼寝していました。クズでごめんなさい。。
教科書はなくても良さそうですが、試験はどんな問題が出たかも覚えていません。過去問が大事ではあった気がします。限定科目のためになんとか「可」をもぎとりました、やったぜ。
前期実験(月、火、木3, 4限)
んー、3Sが苦しいのはこれのせいと言った学生が多いですね。
事前に決められた班(電情2人、電電2人が基本)で、色々な分野の実験を行います(はんだづけで回路を組んだり、C言語でよくわからん通話をできるようにしたりetc)。
興味の有無に関わらず、その時の分野の実験をしなきゃいけないので、大変です。例えば、私にとってverilogを書く実験は地獄でしかなかったですし、情報系の人たちにとって三相交流やプラズマ実験はさぞかし辛かったでしょう。その上、各テーマの実験ごとにレポートを書かなくてはいけないので、非常に大変です。皆が愚痴を言いまくっていました。
実験によっては、18時すぎまで残業をしていたのも良い思い出です。
この授業で、私の精神状況もあり、あまりの無能さによって班の人に多大な迷惑をかけてしまいました。回路を組むのもできず、オシロスコープも使えず、verilogは1ミリも分からず、大変でした。班員に言われたコンデンサや抵抗をとってきたり、電流計、電圧計の目盛りを読むのが私の主な仕事でした。電気系に行くことに決めた今となっては、オシロスコープの使い方やはんだづけの練習をそこでしておくのは大事だったなと後悔しています。後輩さんは、電気系、情報系に関わらず、色々な機器や実験道具を積極的に触っていきましょう。verilogは知らん。
実験の成績だけは3Aが終わったあとに出ました。なんでこんなに遅いんですかね(半ギレ)
全レポを期限内提出していたら「優」がくるみたいな噂もありましたが、レポの評価はC以下をとらないように、興味のない分野のレポも頑張って書きましょう。周りを見てると案外「良」の人が多くて、嘆いていました(6単位分ですから、研振りに響くぞい)。
終わりに
そんなこんなで、半導体デバイス工学以外の科目の単位をとることには成功したものの、実験だけ「優」、残りは半分「可」、半分「良」といった成績になってしまいました。試験勉強を始めたのが、日付が変わって試験当日になった頃の科目もあったり、当時のやる気のなさからすると当然の結果かもしれません。3Sは2Aよりも専門的な内容の授業が多く、それは3Aやその後の土台となるはずです。ここを不真面目に適当に流すと3Aなんも分からんおじ(ば)さんになるので、注意しましょう。自分の精神状況との勝負ですからね(自戒)。時には、外に出て太陽を浴びて光合成したり、しょうもないネタの動画を見たり、友達と「最近調子どう?」といったように積極的に交流を図ったりするのが大事です。皆で仲良くしておこうね(ハート)
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