元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜③
俺はミハルの指にはめられた指輪を見る。
「これは何の効果があるんだろう」
俺は首を傾げる。
「確かこの指輪は幸運のリングと言っていましたね」
ミハルは思い出したように言った。
俺はその言葉にピンときたので、店主に質問してみる。
「これいくらですか」
「金貨1枚です」
俺は懐から財布を取り出すと、
「これでお願いします」
と言って、代金を支払った。
「毎度あり」
「ありがとうございます」
俺はミハルに指輪を手渡す。
「えっ、いいのですか」
ミハルは驚いた顔をしている。
「あ