親ガチャに失敗した男が一人で幸せに生きる方法

※本記事はカンパ目的のために有料記事としていますが、全文無料で読めます。

はじめに

今回のテーマはお題箱に投稿された物になります。リクエスト頂きありがとうございます。

最近Twitterで話題の「親ガチャ」なる概念ですが、この話自体は生まれながらの格差という昔から存在するテーマだと思います。親の資産や文化的資本により子供が受けられる教育に格差が発生するというのは紛れもない事実なので、マクロの話としては親ガチャ概念は正鵠を得ているなあと考えています。

私の両親について

本題に入る前に、私の両親について話をします。これは親ガチャについて話をするなら、その人がどんな親を引いたかの前提を共有する必要があると考えているからです。

私の両親は二人とも結婚当時は青森県八戸市在住で、私も八戸市で生まれ育ちました。父はサラリーマンで母は専業主婦という、当時としてはよくある一般的な家庭でした。父は結婚後にそこそこ大手の保険会社に転職した事もあり、裕福とまでは言わないまでも金銭的に困るような事は無かったと思います。
母は私の教育に熱心でしたが、昨今よくネタにされるSAPIX的な物よりも情操教育的な方向に力を入れており、バイオリンを習わせたりだとかミッション系の幼稚園に通わせるなどしていました。
(うるせえ効果が無かったのではとか言うな)

私が6歳になる前後、小学校に上がるあたりで両親は離婚する事になるのですが、喧嘩別れという感じでもなく母に引き取られてからも週末は父と会っていたため、私自身は深く気にしていなかったように思います。当時の記憶はやや曖昧ですが、少なくとも父母を嫌うような事は無かったです。
その後色々あった結果、10歳の頃に親権を父に移動して、以降は大学進学を期に実家を出るまで父と暮らす事になります。高校生の頃は進路の話などでよく父と言い争いをしていましたが、今思えば可愛い反抗期のようなものです。(ちなみに父は「大学へ進学しろ」、私は「勉強嫌いだから行きたくない」という対立でした)
親ガチャの話題でよく槍玉に上がる両親が私に投資した教育費ですが、ざっくり以下のような感じです。

中学校:公立、2年目以降は塾あり。
高校:公立、塾無し。
大学:公立、学費(年間50万前後)は父親持ち、生活費は両親からの仕送り5万+奨学金5万(卒業後に自分で返済)+バイトで賄っていました。

少なくとも人並みの教育費は出してもらっており、親ガチャとしては星3.5(FGO換算)くらいの引きだったと考えています。

君たちはどう生きるか

本題です。
前述の通り、私自身は親ガチャに失敗したとは考えていないため、ここからはもし自分が親ガチャに失敗していたらという半分想像混じりの仮定の話になります。

最初に、本記事を読んでいる方が未成年でまだ親元にいる場合の話ですが、よく聞くのは親が進学費用を出してくれないというケースです。
進学を諦めたくなるかもしれませんが、学費の安い国公立を狙い奨学金を満額借りてでも進学するべきだと思います。
「大学進学だけが人生ではない。大人になってからでも学べる」
としたり顔で言う人がいますが、現実問題として高卒と大卒では人生における選択肢の数が大きく異なってきます。奨学金の返済がキツイというのはその通りなのですが、投資効果として考えた場合は多少無理してでも進学すべきだと考えています。

次に、本記事を読んでいる方が既に成人している場合です。
(お題を投げてくれた方はこちらのケースかなと思っています)

まず何よりも最初にするべきなのは、自分にとっての幸せが何かを定義することだと思います。
親ガチャに失敗した人間が抱えるハンデというのは、結局のところ自身が持つリソースが他者に劣るという点です。それは金銭的な問題かもしれませんし、人格や教養などの文化資本かもしれません。
持ち金が少ない人間は資金が豊富な人間のように、万遍なく投資した上で伸びそうな分野を伸ばすという選択が出来ません。つまり、自身が幸せと考える分野に一点賭けするしか無いのです。
趣味を楽しみたい人はそこに資金を投入するために結婚や子育てを諦める、逆に結婚や子育てをしたい人は趣味を諦める、といった割り切りが必要なのかなあと考えます。

なおここまでは敢えて触れませんでしたが、金銭的な問題以外では親の人格に問題ありというケースもあるかと思います。
この場合に必要なのは親を切り捨てる勇気だと考えます。
心が痛むかもしれませんが、生物は親を乗り越えて次代に進んでいくものです。気にせず振り切っていきましょう。

終わりに

つらつら好き勝手に書いてきましたが、結局はこれも人生道半ばの私の考えに過ぎません。ただし、我々は手持ちのリソースを効率よく活かすことでした幸せになれないというのは真理だと考えています。

スヌーピーが良いことを言っています。
「You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ。)

親ガチャに失敗したと考えている皆さんの人生が、
幸多からんことをお祈り申し上げます。


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