見出し画像

VRC学園関係者以外非推奨

このnoteは大した人生も送らずただ生きてきた20歳の心を動かしたたった二週間の話をします。誤字や誤用、乱文などで気を悪くされる可能性がありますのでご注意ください。そして基本的には自分が担任を務めた2組の話しかしません。
そして関係者以外にはわけわからん自分語りでしかないので自己責任で!!!
ここからはジュラシックパーク級に危険だぜ!!

はじめ
VRCを2月に始めてからほぼ半年経とうとしていた僕はVRC内で連続する嫌なことと理不尽なことに嫌気がさし、8月が終わったらVRCをこれにてやめてしまおうと考えていました。

しかし8月16日月曜日、僕の歯車が大きく動き出します。
今までお世話になっていたVRC学園の新しい役職である担任に抜擢され、僕はこれを最後に今までの人生に戻ろうと。
まるでその時の僕は定年間近のおっちゃんかの如く気合いを入れていました。誰に相談することもなく。

そして迎えた8月17日。
心の準備はできていました。
入学式。僕は2組の担任で一人、また一人とやってくる生徒に挨拶をしました。この子たちがこの世界で最後に相手する子たちなんだな。そう噛み締めながら。
最初に自分が自己紹介をしそして副担任、そして生徒とバトンを渡していきました。ここから今では心の底から愛してやまない2組との2週間が始まりました。

初めの一週間
大したことではないのですが「毎日入口に立って挨拶をする。」これをある程度のルーティンにしておこうと考え教室に送り出そうと考えました。これが功を奏したのかみんなに名前を覚えてもらえました。
そして記念すべき最初の授業はれみぃちゃんの「アバターを知ろう」
2日目はsroさんの「イベントとは?」
3日目はじむの朔さんの「VRCで言葉を紡ぐ人たち」
この一週間でうちの生徒たちは賢くまじめで教養がしっかりしてるんだな。これが僕が抱いた最初の印象です。当然といえば当然ですが、暴れることもなく大きなトラブルを発生させることもない。落ち着いた子たちでした。
こんな子たちだからこそ大好きになったのかもしれません。

体育祭
前日の夜から練習会と称して一部のメンバーもペコペコバトルの練習をしてから本番に挑みました。
僕は自分たちの生徒がどんどん勝ち抜いていくのをまるで自分のことかのように喜べました。
その辺りから2組の子たちのことを「うちの子」と無意識に呼んでたことを録画とかを見返して今になって気が付いたんですがそれは愛着がこの段階で凄まじかったことを表してると思います。

画像1


大会では結局僕ら2組のチームが優勝したのですが僕にとっては勝ったことはどうでもよくて、戦闘狂みたいなセリフですけど一緒に戦えたことがうれしかったです。高校とかの体育祭ではこんな感覚味わえなくて、協調性のない僕にとっては多分初めての経験でした。

そしてもう一つ、この子たちと離れたくないな

そう強く感じようになったことを覚えてます。


体育祭後

選択授業などで2組の子たちとまとまって会える機会があからさまに減ってしまって急に焦燥感というか、タイムリミットが近いんだからもっともっと関わらなきゃって焦りと担任なんだから芯を持ってみんなの時間も守ってあげなきゃなっていう謎の信念みたいなものがせめぎ合ってました。

そしてここである決断をしました。

やめることをやめようと。

この子達がいろいろ迷ってこの学園に入ってきてくれたのに先もわからず放り投げるなんて無責任なことできない。そしてこれは僕もわがままな決断ですけども、この子達のこの先を見て、必要なら支えてあげたいと

卒業旅行

副担任のしきうたさんが企画してくれて2組の子達と卒業旅行という名のワールド巡りを最期の授業の前日に行いました。
巡ったワールドはどれも楽しくて最後の花火をみるワールドで思わず泣きそうになりました。一組の子もいますけどとても楽しい卒業旅行でした。
おそらくしっかり遊べるのはこれが最後だろうなと、覚悟はしていました。
そしてそのまま最後の授業である体育に突入します。

画像2


最後の授業

ダンスの授業、ハイテンションな先生陣と楽しむ生徒と最後と噛み締めて見守る僕。
授業を見ながら卒業式にしゃべる内容を考えていました。伝えたいこと。それをまとめることなんて簡単じゃありませんでした。
帰りのホームルームで「最後の授業どうでしたか?卒業式ちゃんと来てね」
これくらいしか言えなかった記憶があります。
そしてその次の日、一部の子に僕が本当はこれが終わったらVRCやめるつもりだったということを明かしました。
最初に明かす子たちが生徒っていうのがダメ教師の典型ですねw
でも、そのことを明かすそれくらいこの子たちは特別です。今でも。

そしてここまで見てくれたのでご褒美です。

画像3

GBしきうたさん

画像4

ダンス後のみんな

画像5

らーめんちゃんに誘致された謎のVR睡眠

卒業式

ついに来てしまった別れの日です。
もう簡単に思い出すこともできないほどの日数が立っていて教師陣の話は正直覚えていませんが、生徒、副担任のみんな、タロさん(学園長)の話は今でもある程度覚えています。
みんな緊張しながらたくさん話してくれて、泣くのずっと我慢してたんですけどりくすかさんの一言でダムが決壊してしまってHMDの隙間からタオルを詰めて涙をぬぐってました。
そして自分の言うべきことがすべて頭から消えてああ、これやばいな…と焦ってたことを覚えてます。
でも人間不思議なもので、一回漕ぎ出してしまえば次のペダルを体が勝手に踏んでいっていつの間にか喋り終えていました。
僕の話は、あの場にいた人間のみにしか話す気はないしもう二度と語ることもないですが…まあ、つらつらと書いていましたが、実はこれ二期の子とタロタナカにのみ伝えるつもりでこんなに書きました
ほかの見てくださった方本当に申し訳ないです。ここからはシンプルにメッセージみたいなものです。


ここまで見てますか?2組の皆さん。

あなたたちのおかげで僕は人間として一歩成長できました。
みんなとの濃密な2週間とても楽しかったです。そして卒業してからも一緒にいてくれてありがとう。
卒業式でも言ったけど、基本的になにもできない先生だけどいつでもみんなのそばにいるし担任としてでも、一人の人間ラリックとしてでもいつでも頼ってください。みんなの支えになれるのなら本望です。
ぼくに唯一ずっとできることは君たちの居場所を、みんなが安心して帰ってこれる場所を用意することです。それはVRCだけではないです。
いつでも待ってます。バーチャルとしてのラリックとリアルでのラリックの二人で。

1組の子ももしかしたら見てるかな?

いつも2組の子と仲良くしてくれてありがとう。
今は組の垣根なんて超えて遊んでくれてるの知ってるよ。
クラス会とかたくさんやってて正直うらやましいぞ!
1組の子ももちろん大好きだからいつでもおいでね。
そしてこれからもタロさんとVRC学園のこと支えてあげてね。

タロさん見てる?

あなたね、すごすぎるよ。
大将さんと二人で始めたことがいまではこんな人数動かしてるんだよ?
そして本当にありがとう。そんなつもりはないんだろうけど、僕に変わるきっかけとその場所を与えてくれて。
卒業式の日に「ラリックさんに頼んでよかった。」そう言ってくれましたよね。あの言葉、めちゃくちゃ響きましたよ。恥ずかしくてまともな返しできた覚えないけど、あのセリフは卑怯だよ?
急に話変わるけど、僕の人生で感謝してる人物トップ10にいますよあなた。
あなたほど優秀で尊敬したい人間なかなかいませんよ。これに関しては多分ほかのVRC学園の子も思ってるよ。
そして伝えたいこと一つ。VRC学園のことでいろいろ頭を抱えることも多いと思うし決断に迷う時もあると思う。僕じゃ力不足だしなにも手伝ってあげれないけれど、あなたの決断を僕は支持するよ。結果はどうあれそれはきっと正しいことだから。

画像6

ほかの先生陣も楽しい時間ありがとね。

それではまた、VRCで会いましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?