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誰かに胃袋を掴まれる感覚

24歳で独立してから私は、
気づけば四半世紀も
自分で料理をしてきたんだった。

コロナ禍で
40日間在宅になったムスメに
夕飯作りを依頼してみたら、
あっさり引受た上に頭角を現した。

現在、社会人2年目で
大学中盤から
夕飯はほとんど
家では食べなくなっていたムスメだ

期間限定ということもあって
味付け、メニュー、夕飯の時間、などは
全て彼女に委ねてみた。

比較的、
野菜と魚が好きなムスメ。
野菜と肉と米が好きな私。
女性2人と芝犬一匹の食卓。

レシピは、
TwitterやTwitterが元になった本、クックパッド。

塩や油が少なめな、
ヘルシーな夕飯

その反動で私は
ジャンクなものを時々ブランチとして摂り、バランスを保った。

誰かに胃袋を握られる感覚。
人に作ってもらうわくわくもあり
主権がない不自由さもあった過去の
自分の子ども時代に思いを馳せた。

そしてまた、
私の子ども達も学生時代まで、
私の用意する食事を
毎晩こんな心持ちで、待っていたんだなぁ。

あんなに面倒だった
長年の食事作りを振り返った
コロナ禍だった。

『自分の食べたいものを、
自分で作って食べられる』環境って

実は
究極の幸せのカタチ、
なのかもしれない。。



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