日記20200620-21

いろんなことに怒ったり呆れたりしている人たちがFaceAppなんてアプリで自撮りして楽しそうに暇つぶしててみっともないと思う。FaceAppはかつて「人種切り替えフィルター」なるものも搭載していて怒られたらしいけど、人種も性別も節操なくぽちぽち変えて遊んで楽しいですか。日々の弛まぬ努力の結晶としての自撮りを今こそありがたがろう。
日常の苛立ちの30%はSNSから摂取していて時間が勿体ないのだけれど、自分の感情が凪ぐくらいならと、些細な苛立ちや怒りを蔑みを慰みものとしてSNSから貰っている。FaceApp使うような連中に呆れてたはずなのに速攻で内省にシフトして不健康だ、やめやめ。

「霜降り明星のオールナイトニッポン」が話題になってたので聞いてみたら、まんまとせいやの大ファンになってしまった。ディズニーランドのフィルハーマジック2倍速を20回連続で見るみたいな酩酊感がクセになる。その登場人物は仁鶴師匠、アーモンドアイ、鎮座DOPENESS、カイジ、金八先生、桑田佳祐、寅さん……で、BGMはエンドレス・アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」。
霜降り明星はもともと苦手で、M-1の舞台裏的な番組で粗品が泣いてるのとか無理だな〜と思っていたのだけれど、やっぱりこれはすごいなとラジオ聴いて思わされた。ねじ伏せられた。
文春の記事の件は、吉本が法的措置に出るとか言っててもう何が何やら分らない。ウディ・アレンのことも分らないし、アンセル・エルゴートのことも分らない。都知事選が始まる前に『女帝』も読まなきゃいけないらしいよ。様々な角度から物事を見ていたら自分を見失う。
そういえば、電気グルーヴがストリーミングサービスに復活して嬉しいけど、槇原敬之の楽曲は逮捕以降も継続して配信されてたことに対してはこの間あまりコメントされなかった気がする。なんかもやもやする。

土曜日は友人カップルが高円寺まで遊びにきてくれて、3ヶ月ぶりの再会を果たした。うちの娘とは、祖父母以上に会ってくれている彼ら。娘ともよく遊んでくれて嬉しいし、助かる。娘もよほど楽しかったのか、寝て覚めて日曜になっても、友人たちの名を唱えては、僕を外に連れ出そうとした。外に出ればまた会えると思っていたんだろう。

日曜はABEMAで配信された「LIVE HUNANフェス」にて大森靖子のライブを見た。久しぶりに30分のライブを堪能できて感無量。去年のクリスマスライブではじめて聴いた新曲「kekkon」が最初の印象通りとても好きだった。いまいちばん新しい曲なはずだけれど、今の大森さんはこの歌をあらゆる角度から触れて壊して直して磨いている感じがして、聴いていてとても楽しい。耳馴染みがあってその日の気分で選び取りたくなるこれまでの楽曲とは違って、おろしたてのこの曲はまだまだ未知数だ。いろいろなボイスを当てて曲と戯れるさまが、すこぶるライブ。大森さんの歌声のバリエーションが最もビビッドに分る曲だと思う。
“この世界にメンチ切るなら君とだと思う”という歌詞が、大森靖子史上もっとも少年漫画的なのも感動。「kekkon」というタイトルの曲で“少年”をイメージさせるのも巧み。結婚ではなく“結魂”だ。
そしてやっぱりsugarbeansがキーボードで支える大森靖子が今いちばん見応えあるなぁ〜。

保育園再開後、うまくリズムが作れていないので、月曜からやり直そう。

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