日記20200615

「見えないことは、存在しないことではない」

運転免許の更新に行った。講習で流されたビデオから聞こえてきたのが冒頭の言葉。コロナ対策でドアも窓も開け放たれた暑い部屋でぼうっとしていたけれど、唐突な箴言に目が覚めた。五感と想像力を研ぎ澄まして生きていきたいですね。僕はもう5年はハンドルを握っていない、11年前に免許を取って以来、運転回数は30回未満のペーパードライバーです。

そういえば免許更新に行こうとしてはじめて自分が免許証を失くしていることに気づいた。家で失くしたんだと思うけど、一体いつから……。5月に妻が財布をくれたタイミングでキャッシュカードも1枚失くしていたので、多分同時期。物の管理、歳を取るごとに苦手になっていく。娘の物も管理しなきゃいけないってのに、長期スパンで先が思いやられる。

東陽町の運転免許センターからの東西線で帰る。中野止まりだったので、一駅歩く。暑くてしょうがないが、発泡酒片手にサザンを聴いていたのでご機嫌だった。シャッフルで流してたんだけど、「YOU」「エロティカ・セブン」「慕情」「栞のテーマ」の順に流れてきて、夏にぴったりだった。ライブの冒頭このセトリできたらかなり上がる。

友人から「高円寺でタトゥーのカウンセリングしてる。ロン毛男性多いね」とLINEが来たので、そうかな?気づかなかったと返し、なんなら飲もうよ、ということで、久しぶりに会った。妻とも共通の友人なので、娘も連れていき、4人で居酒屋へ。娘は保育園から居酒屋へ直行です。
友人は最近夜な夜なインスタライブをしていたりして、ちょっと心配してたので、会えてよかった。でも、人生に閉塞感覚えてる時期にピアス開けたりタトゥー入れたりしているのは、ちょっと頼もしく思えてしまった。少なくとも自分を変えようという意志の現れのように感じられるから。ピアスもタトゥーも自傷の一種だからと彼は笑っていたけど、僕は人生を悲観するとひたすらに食べてしまい酒を飲むばかりなので、同じ自傷でもだいぶ事情が異なると思ってしまうのだ。
妻と友人は、生い立ちから現在まで語りあっていてディープだった。僕は家族以外の親しい人と話すの久しぶりでいつもより幾分声が低めになってしまった、かっこつけてるとき、声低くなる。

友人を見送り、3人でサーティーワンへ行く。スモールサイズの6個入りパックを選んで帰る。3人でシャワーを浴びて、クーラーの効いた部屋で乱れ食い。なんかえらく楽しい一日だった。今日はもういいや〜と、早めに就寝。

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