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「栃木ゆかりのみオンライン」に参加してみた! ~伝統と挑戦を体験できる町、那珂川町~

突然ですが、皆さんオンライン飲み会していますか?
私は何度かしました!でも長い自粛生活、もう話すネタがない……と思うこともしばしば。
同じ場や話題を共有するのって、当たり前だけど大事なことですよね。

今日はそんな私のような方にも、全然楽しくオンライン飲み会してる!という方にもおすすめしたい、地域に目を向けた「栃木ゆかりのみオンライン」をご紹介します!

1.「栃木ゆかりのみ」って何?

栃木ゆかりのみ」は2015年から始まった栃木県出身者が集まる飲み会です。
この会を主催する永井彩華さんは、自身が上京して地元との関わり方を模索した経験から都内で「栃木ゆかりのみ」を始め、これまでにのべ750人ほどの人が参加しました。
栃木県出身者のほか、栃木県在住の方、ただ栃木に興味がある方、ただ単に栃木のおいしいお酒が飲みたい方など参加者はさまざま。栃木県に興味があれば誰でも参加できるそうです。

2.「栃木ゆかりのみオンライン」に参加してみた!

新型コロナウイルスの影響でオンラインに場を移した栃木ゆかりのみ。

今回は那珂川町の栃木ゆかりのみオンラインに参加しました!

正直那珂川町は「なかがわ水遊園があるところ」と思っていたのですが(※実際は大田原市)本当に知らないことばかりで、すごく楽しかったです!

永井さんからのゆかりのみについての説明のあと、まずは参加者がそれぞれ自己紹介。栃木県出身者の方や今住んでいるという方をはじめ、那珂川町出身の方や、私のように那珂川町のことをよく知らないという方もちらほら。

そして自己紹介のあと、那珂川町役場の職員さんより那珂川町のことを紹介していただきます。
職員さんも飲み会の雰囲気に合わせて気軽にお話ししてくれるので、質問や雑談を交えて楽しく進みます。

まず基本情報として、人口は約16000人、面積約200平方キロメートル。東京の八王子市が約190平方キロメートルなので意外と大きい!

那珂川町の馬頭温泉郷は、肌が滑らかになる「美人の湯」と呼ばれるそうです。温泉大好きにもかかわらず、馬頭温泉のことは知りませんでした……!不覚。
宿泊施設の中で特に気になったのは、国登録の有形文化財である飯塚邸。江戸時代に建てられた歴史ある邸宅で、本宅と2つの新宅のほか、蔵のお部屋にも泊まれるそうですよ!旅行好きのみなさん、「有形文化財に泊まれるの!?」と大盛り上がりでした。

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また那珂川町には、美術館が3つもあるとのこと。
江戸時代を代表する画家、歌川広重の「馬頭広重美術館」、誰もが読んだ「14ひきのシリーズ」の「いわむらかずお絵本の丘美術館」、そして旧小学校の校舎を再利用してハンディキャップを持つ人の芸術作品を展示する「もうひとつの美術館」。
ひとつだけでも那珂川町に行きたい!と思える美術館が、なんと3つも・・・!那珂川町、栃木の上野と言っても過言ではありません。

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まだまだ出てくる那珂川町の魅力。
地名のもとになった那珂川は天然鮎の遡上日本一を誇り、まさに鮎釣りのメッカ。
そして川魚だけでなく「温泉とらふぐ」も有名。湧き出る温泉水の成分に着目したところ、海なし県の栃木で海の魚を育てることに成功したということです。

また、那珂川町の小砂(こいさご)という地区は陶芸の里として古くからの歴史があり、栃木県で唯一「日本で最も美しい村」連合に加盟しているのだそう。美しい景色を見て、小砂焼を買って帰るのもいいですね。

一番意外だったのは、県北の那珂川町でコーヒーマンゴーを育てていること。
一瞬、ついに温暖化はここまで?と思いましたがそうではなく、旧中学校を使った大きな発電所のボイラーの余熱で育てているそうです。昨今注目されている「持続可能な開発目標(SDGs)」にも当てはまる取り組みですね!
過去にはコーヒーの摘み取り体験などもやっていたそうで、コーヒー好きの参加者から「ぜひまたやってほしい!」と熱い要望が出ていました。

移住政策にも力を入れていて、町有地を20年間無償(!)で貸与したり、奨励金や補助金を交付したりもしているそうです。うーん、思い切って移住もアリだな・・・!

天然温泉やとても一日で回りきれない美術館、おいしい食べ物に貴重なコーヒー摘み取り体験と、那珂川町がこんなに盛りだくさんな町だとは知りませんでした。歴史があるだけでなく、新たな挑戦もしている町なんですね。
参加者の皆さんからも「栃木にこんな素敵な町があるなんて」という声が続出。
「例えば那須に観光に来た人が帰り道に寄っても楽しいのでは?」と職員さんと真剣に考える方もいました。
楽しく飲みながら栃木のよさを再確認できる、充実した1時間半でした。

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3.あなたも「栃木ゆかりのみオンライン」に参加してみませんか?

誰かと話したい方や新しい飲み会を求めている方、栃木に帰りたくても帰れない!という方は、ぜひ「栃木ゆかりのみオンライン」で一緒にお話ししませんか?
町のことを知らなくても、知り合いがいなくても大丈夫。栃木への愛があれば、誰でも参加できますよ!

次回以降の栃木ゆかりのみオンラインは6/5(金)日光市・6/7(日)下野市を予定しています。今後他の市町の日程も決まり次第お伝えしていきますので、ゆかりのみの情報や参加のご希望は以下のFacebookページでチェックしてみてくださいね。



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