チェルノブイリハート


 8月31日郡山市民試写会「チェルノブイリハート」に参加してきました。満席のところ、岩上さんのご好意で無理に入れていただきました。初めに岩上さんのトークがあるはずだったのですが、腰痛で到着が遅れたため代役で大物が出てきました。前福島県知事の佐藤栄作さんです。東電や経産省について、熱く語られておりました。 私は、8月17日の福島市での試写会も参加したのですが、福島市と郡山市ではまったく雰囲気が違いっており、郡山市のほうが参加人数も多く熱気にあふれておりました。試写会後の意見交換でも、とても熱い意見が次々とでてきました。良い悪いはべつとして安全神話の講演会が繰り返されたためか、全体的に福島市での参加者はおとなしい感じがしました。 ここにほぼ全編の動画がアップされておりますが、おそらく違法と思われるため近々消されると思います。ご興味のある方はご覧ください。冒頭に詩が流れるのですが、この動画ではカットされているためここにコピペしておきます。
 http://q66p.blogspot.com/2011/08/blog-post.html
冒頭に「日本のみなさまへ」と、
トルコ人の詩人ナジム・ヒクメットの「生きることについて」が流れる。

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「生きることについて」ナジム・ヒクメット

生きることは笑いごとではない
あなたは大真面目に生きなくてはならない
たとえば
生きること以外に何も求めないリスのように
生きることを自分の職業にしなくてはいけない

生きることは笑いごとではない
あなたはそれを大真面目にとらえなくてはならない

大真面目とは
生きることがいちばんリアルで美しいと分かっているくせに
他人のために死ねるくらいの
顔を見たことのない人のためにさえ死ねるくらいの
深い真面目さのことだ

真面目に生きるということはこういうことだ

たとえば人は七十歳になってもオリーブの苗を植える
しかもそれは子供たちのためでもない

つまりは死を恐れようが信じまいが
生きることの方が重大だからだ

この地球はやがて冷たくなる
星のひとつでしかも最も小さい星 地球
青いビロードの上に光輝く一粒の塵
それがつまり
われらの偉大なる星 地球だ

この地球はいつの日か冷たくなる
氷塊のようにではなく
ましてや死んだ雲のようにでもなく
クルミの殻のようにコロコロと転がるだろう
漆黒の宇宙空間へ

そのことをいま 嘆かなくてはならない
その悲しみをいま 感じなくてはいけない
あなたが「自分は生きた」と言うつもりなら
このくらい世界は愛されなくてはいけない

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