FGO六章読了後メモ

ネタバレ注意です。

六章前半の段階の感想を書いていたので、その答え合わせ

① 6章という物語について(妖精国のルール?)
妖精国そのもののルールというわけではなかったが、物語自体が物語(おとぎ話)の構造をとっているというのは当たっていたようだ。

② フォウくんどうしたの?
ここはまだ説明がなかった気がする。なかったよね?

③ 妖精国のパワーバランス
おそらく、ケルヌンノス対策の方にリソースのほとんどを振ってたからでしょうね。諸侯に好き勝手言わせてたのは、単純に興味を失っていたからかも。(妖精国の存続が目的で、妖精そのものにはとっくに失望している)

④ 人間対妖精の関係
具体的な描写はあまりなかったが、その成り立ちの残酷さを差し引いて考えれば、割と普通の関係だったといえるかもしれない。

⑤ 最初の方でモースになった翅の士族と思しき妖精の正体は気になる。
正体もキチンと明かされましたね。

⑥ 空想樹の位置
なぜあの位置に生えたのかはよく分からなかったけど、よく考えるとこれまでも空想樹の位置って意味のあるものじゃなかったかもしれない。

⑦ 異聞帯としての性質
異聞帯として分かれたのはずいぶん昔だったということみたいですね。分岐したのはあの時点で、剪定事象になったのはいつ頃なんだろう。やはり一度滅びた時点だろうか。

⑧ 2000年に一度の救世主伝説
(モルガンはマテリアル読むと「失敗した救世主」っぽい感じもする)
この勘はちょっとだけ当たっていた。まぁ答え書いてあったようなもんだけど。

⑨ シオンの立ち位置
シオンさんの不穏発言が止まらない

⑩ ベリル・ガット
「気持ち悪いマシュのストーカー」のまま終わったベリルさん。
魔女である母親を醜く傷つけたもの(見たことのない父親と自分)しか「愛」というものを知らずに育ったわけだから、「愛=傷つけること」とベリルが歪んでしまったのはよく分かる。
唯一美しかった目を切り裂いたのも、彼にとっては愛情表現だったんでしょうね。

⑪ モルガンとキャストリアの関係
これ(先代と当代の関係)も当たらずとも遠からず。

残された謎とか気になった点

① キャストリアの師匠って結局誰?
一人称オレだったよね。魔術もそんなに詳しくなかったし。オベロン?

② 主人公の独り言
マーリンが指摘しようとしていた、主人公の独り言のくだり、あれは今後の伏線なのか、オベロンのことを観測できなかったから独り言のように感じただけなのか。
後者はネットで誰かが言ってた説だけど、だとすると独り言を言ってたのは主人公だけじゃないはずなんだよね。ふおーん。

③ 妖精の「目的」について
この物語において、自らの「目的」や「性質」を乗り越えた妖精って、ただの一人もいないんですよね。バーゲストもキャストリアも、自分に与えられたものに抗おうとはするものの、結局抗えない。

そうすると、この物語って、「既に決まった結末になるべくしてなるもの」をただなぞっただけってことになるのか?と思ったり。目的と性質が決まったNPCを任意に配置したら、それは物語というより「シミュレーション」なんじゃないのか?みたいな。

…とここまで書いて気付いたけど、モルガンだけは自分の目的に反した行動をとっていたかもしれない。あともしかしたらハベにゃんも。

④ 村正の最後かっこよかった
どんな時代・どんな世界でも、アルトリアを救うのはシロウなんだなぁ。エモい。

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