7.0やそれに付随することについての吐き出し(ネガティブ)

7.1でキャラクターについて掘り下げるという告知を聞いて、以前から感じていた事を一度言語化してみようと思いNoteを書いています。

このゲームが大好きだし、休止を経つつも何だかんだ戻って来るくらいには思い入れもあります。何とか好きなままで、ポジティブな気持ちだけを持ち続けている為にモヤモヤしていた部分を誤魔化していたのですが、続けていく上では寧ろ思い切って吐き出してしまった方が身体に良い気がしました。そのくらい溜まってしまったということでもあるのかも知れません。

参考までに自分のこと

・蒼天パッチ更新中にプレイ開始(数回休止経験あり。利用日数が1400日ほどだったのでかなり間を空けて遊んでます)
・リテイナー追加や課金アイテムの購入、初回ファンフェスに参加
・極は漆黒最初まで現行で遊び、他エンドコンテンツは殆ど触れていません。いわゆるライト勢
・現時点で全ジョブをカンスト
・6.55までは楽しめていた、信者寄りの人間でした

大型メンテに際した最後のPLLで、「不誠実すぎないか?」と言った旨のコメントを見かけました。当時はどんなものでも出されれば喜んで口に運んで絶賛するほど盲目的だったので、それに対して何らか反応をしたわけではありませんが内心では「わざわざこんな所で言わなくても……」と思っていました。今なら、あの全肯定的な空間の中で数少ない『そうではない』方だったのだと分かります。それに気が付けないほど、心酔していました。
そのくらいの元信者です。

本題

料理のたとえを度々目にしましたが、自分の中では

長年通い続けていた店が新商品を出すと言うのでいざ食べに行って見ると鍍金で出来た皿にほとんど切っただけの素材、もしくはそれに近い状態で出され、あんまり口に合わないな……と思いつつもなんとか完食。その間「いまいち美味しくない」と感想を零す客には、「嫌なら食べるのやめたら?」や、「いつまでも騒いでないで妥協したら?」と言う他の客がいる。厨房からはベテランシェフが新人を伴って現れ、「皆さん美味しくお召し上がりになっていますか?すみません、まだまだ新人なので粗い所は見逃してください。頑張ってますので!」と宣う。そして「シェフもこう言ってる!頑張ってるんだから文句言うな!」という客の追撃。ホームページでのレビューという正しい手順を踏んで尚、☆2や☆1には批判が飛んでくることがある。絶賛することがスタンダード。
その環境下、どうにか食べ終えてもうお腹はいっぱいだし、このクオリティのものを食べるのはしんどいなと思っている所に後から「もっと味付けが欲しいというご意見もありましたが、これからお出しする為に伏せておりました!」と調味料を持って来られる……という予告をされている。今はその状態だと感じています。
ほぼ素材のままの料理…モドキを漸く完食して、満を持してとばかりに調味料だけを持って来られても困りませんか?調味料で整えられた、ふつうの料理を食べたかったと思うことは贅沢なのでしょうか?

漆黒や暁月ほどのクオリティは期待していなかったという意見も見かけました。自分も同じです。というよりも、新生からイマイチだと感じたことはありませんでした。元より然程頭も良くないので、ご都合主義的な展開があったとしてもその場の雰囲気や素晴らしい演技の数々に満足していました。(何せウェルリトもパンデモも、6.55だって楽しめてしまった。楽しめたものは自分の中での評価を下げないよう振り返らないことで自衛中)だから今回も、そう身構えずとも充分楽しめると思っていました。

最初に違和感を覚えたのは壺の試練でした。今思い返せばそれ以前にも点在していますが、久々の大型パッチへの期待や高揚感で誤魔化されていました。
それでも、「ん?」と足が止まってしまった。秋田県や青森県の『県』に当たる部分を見比べて、「似ているね」などと言うアルフィノ。この台詞、『エオルゼアとトライヨラほど遠い土地なのに類似するものがあるとは。文化が似通っているんだろうか?』……と言ったニュアンスになるようですが、咄嗟にこの解釈ができるかと問われれば大多数は否になるのでは……?何よりもキャラクターのイメージにそぐわないと感じました。神童と呼ばれた彼が言うには間抜け過ぎます。個人的にはヒカセンがその疑問を提示し、それに対してアルフィノが「文化的な傾向によるものなのかも知れないね」などの返答をする形なら、知能が低下しているような感覚は抱かなかったと思います。

ご覧の通り別段文章力もなく、かと言って読解力に優れているわけでもない自分でさえ、一度疑問を持ったタイミングを皮切りにどんどん露呈していく粗の数々に物語をまるで楽しめなくなってしまいました。これまでの大型パッチでは「先が気になる」けれど「終わってほしくない」という気持ちになった。今回は、先が気にならなかった。気にならなかったどころか、一刻も早く終わって欲しかった。何度かEscキーに手が伸びたし、このまま引退してしまおうかという考えが頭を過ったりもした。そんな気持ち・思考になってしまったことが悲しかった。

個人的に気になったところを全部挙げているとキリがないのでいくつかピックアップのコーナー

・全体的に堀りが浅く起伏も無いのにキャラクター側だけが熱を上げて来るのでついていけない。黄金から新規参入したキャラクターの殆どが情緒不安定。
・クルルの出生を知るためのクイズ中、武王に話しかけると「意外と面倒くせぇな…」と。おまえの「知りたい」にずっと付き合ってきてくれた仲間(だと思っているんだよね?)が、漸く人生の根幹とも言える部分を知ろうという場面で「面倒くせぇ」!?ヒカセンのことも、他の暁のメンバーのことも、ゾラージャのことも、本当に自分に利益がなく、興味が薄いことはとことんどうでもいいんですね。
・それなのにこちらを家族同然と言って愛称呼びを(シナリオから)強制される地獄。ヒカセンよりもっと家族として想ってあげるべき相手が居たと思いますが。国民からは親しみやすいと評価され、本人は皆の笑顔を守りたいと言う。それも結局『自分が笑顔であること』が大前提条件なので押し付けがましく感じてしまう。誰よりもシビアで独善的な人間性とその描写が壊滅的に合っていないので、何を考えているかも分からない不気味なキャラクターでした。
・トライヨラに敵軍が襲来し、ヴリトラがそれを薙ぎ払うシーン。あの瞬間は『暁月のアツいBGMと共に駆け付けてくれた愛着のあるヴリトラというキャラクターの活躍』に持っていかれてしまったけれど、終わって冷静になってみれば未知であり、何なら対ドラゴン兵器を持っている可能性もあったかも知れない相手に対して中立国の太守を突然、それも恐らく特段利益を齎さないだろう他国に呼び出した……?確かにアジュダヤを救いには行ったね。そこに恩を感じてくれているのは知っているし、借りがあるのも分かる。でも今回の事には全く見合わないとも思った。何よりこの山場はトライヨラ国民が力を合わせて乗り切る方がストーリーとしても良かったんじゃないか……?土壇場で国交を結んだんだ!とか仰ってますけども、逆に言えばそれしかしていないし、それもヴリトラと暁との関係性があっての事だよね……?暁月を経てやる事が単なる兵器扱いって。すごいな。これで仮にヴリトラが斃されてしまったらどうするつもりだったんだろう。黄金は最悪のパターンが最初から排除されている所為でどの展開も浅慮に見えてしまうんですよね。……因みにトライヨラはラザハンにどんな見返りをくれるんですか?この国交を『ヴリトラによる暁への恩返し』だけで乗り切ろうとしているのなら余りにも浅はかだと思います。

その他バクージャジャの行いや処遇、要職要請、グルージャの存在の奇妙さ、カフキワのレギュレーター装着への疑問、爆弾列車の件にリビングメモリーでのシャットダウンに関して等々考えれば考えるほど具合が悪くなりそうなので一旦割愛します。
初めは良いシーンもあると思っていました。カットシーンを見返しただけ浮き出てくる粗に辟易して、考えることを辞めました。現状これだけ不平不満を唱えながらも、自分はメインシナリオから目を背けさえすれば、何とかゲームを楽しめています。
強いて言うならカットシーン中、ヒカセンが連発する苦笑の表情が不快でクリア後はすぐに幻想したくらいです。その幻想先でも気に入っていた自機にはなりませんでしたが。

余談

自分は漆黒が好きで、そこで登場した水晶公というキャラクターがこのゲームでの所謂最推しというやつです。聡明で誠実、落ち着いた雰囲気でありながら時々少年のような顔を覗かせる。格好良いけれど、ちょっと可愛らしい。そんな彼がヒカセンと冒険をできるようになった姿のグ・ラハも勿論気に入った。気に入っていました。暁月までは。
何らかの生命エーテル(と思われるもの)を用いて作られたポップコーンを食べて一言、「味がしない」……想像力に欠けエンパシーも乏しく、水晶公だった頃に培った人格から何から丸ごと落としてきてしまったかのような言動。武王とかつてクリスタリウムを治めていた自身を重ねて回顧をするシーン。居残り扉を守り続けてくれている仲間がいるにも関わらず、チケットを貰ったからとヒカセンを誘い、ゴンドラに同乗することに。内容自体は失くしたと思っていた水晶公の方向性を感じられて少し安心した。誤ったタイミングに加え、的を射ていないということ以外は……。その後のアイスのシーンは伝えたいこと、やりたいことはわかるけれどそれを噛み砕いてうまく落とし込んでストーリーという形を作るのが仕事ではないか?と思わされる内容でした。リビングメモリーに突入して以降、取り敢えず顔が見られれば嬉しいキャラクターだったグ・ラハはお陰様でちょっと嫌いになりました。

IDで彼にヒーラーを任せると時折聞こえてくる「もう痛くないぞ」のボイス。勇ましさの欠片もなく、何というか、聖母……?二次創作的なシスター……?のような、そういうものを彷彿とさせてきます。これが自分の抱いていたイメージと全くそぐわない。7.1の予告で後ろ姿が見えていましたが、これ以上『解釈違い』を起こしたくないので、もう関わりたくないというのが本音です。今作からは出番が増えれば増えるほど、人格が破綻していってしまうようです。勿論そう感じない方も居られると思います、あくまでも解釈違いです。

正直に言って今後の展開には期待していません。今願っていることは、大好きだった漆黒までもを汚されずに済むことです。鏡像世界という繋がりから既に若干侵食されていますから、それもきっと叶わぬ願いなのでしょうね。

おわりに

FF14から離れている間にハマったゲームではライターの都合でキャラクターを捻じ曲げられ過去を改変され、大好きだったものが壊れていくことに耐え切れず辞め、また戻って来た所でこの体験でした。引退すると宣言し去っていく人を見ては、いずれ自分もそうなるだろうなと思う日々です。

自分の周りには酷評しているフレは居らず、言葉にして吐き出す機会も無いので、溜め込まないよう書き起こしてみました。こういう考えもあるんだなフーン程度に思って頂ければ幸いです。

(誤字や誤った表現など、気付き次第随時編集します)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?