自立支援相談窓口に行った

2月の大うつの時に、社会福祉協議会の窓口に行った。
仕事にも行けなくなって何も考えられず、かと言って諸々の督促は来る。
住宅確保支援金というものをネットで見てその相談をしたかった。

こちらとしては全てがいっぱいいっぱいの極限状態で行ってるものだから出だしから優しい対応に勝手に涙が出てきて話も支離滅裂なヤバい奴になってしまった。すかさずティッシュを渡してくれて色々説明してもらう。

この制度は一生に一度しか使えないもので、これから求職して立ち直れる人向けの制度であり、今休職して療養中のミナヅキさんの状態だとあまり相応しくないかと…とのこと。

発達障害の事やあれこれ話をしていくうちに生活保護を使ってゆっくり治してからこれからの事を考えたらどうか、ということになった。住宅確保支援金は一度きりだけど、生活保護は調子が良くなれば抜けられるし調子が悪くなればまた利用できる、とのこと。
失業保険や障害年金、ありとあらゆるお金が貰えそうにないかの可能性を提案してもらうもすべて該当しそうにないので生活保護の窓口にも付き添ってくれた。

しかし私は色々諸事情(親に押し付けられた)により実家の土地建物の所有者となっており、財産があるとみなされる。
色々親身になっていただいたが、やはりこれがネックとなり生活保護のしおりという物だけをもらい帰ることになった。

帰り際も「アレルギーはない?」と聞かれ、
袋いっぱいの缶詰やインスタント食品の数々をいただいた。中にはお米も入っており、
「お湯は沸かせる?電気代は払えてる?お水は出てる?お米炊ける?」

と本当に表面上だけではない援助の仕方がここにはあった。
「しんどいのに相談しにきてくれてありがとう、いつでも来てね」
と送り出してくれた。本当にありがたくて涙が止まらなかった。

後日も実家の不動産問題、売却や名義変更についてなどを調べて連絡をくれた。
休職中の会社の給料日には「ちゃんとお給料振込はあった?大丈夫?」と連絡をくれた。

本当の親や身内より誰よりも優しかった。
この記事を書いていても涙が出てくる。
水際作戦など色々聞いてはいたので、本当に親切にしていただいた事を忘れない。
ここで虫ケラのように弱者をバカにするような対応をされていたら本当にどうなっていたかわからない。

この日があったから今がある。いつかはフードバンクに美味しい日持ちのする物を入れてお返ししたいが、物価高とまだ生活が完全に立ち直っておらず余裕がない状況だ。
チューハイを飲む資格など本当はない。



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